家族と誕生日と映画
今日から12月。
今から2週間前に母が急逝した。
葬儀はその1週間後で、ちょうど今から1週間前。
あまりにも急だった。
とてつもないショックだった。
仕事は、現場立ち会いや打ち合わせなど私の意図で止められるものはあるが、各所からの連絡関係は止まらないわけで、仕事をしながらのたくさんの対応が必要となった。
葬儀屋の手配、霊安室、葬儀場、火葬場の決定、葬儀日時と内容の決定、寺への法要の依頼、近親者への連絡から始まり、実家での書類や物品の整理を進めつつ、葬儀を終えてから、想定以上の作業があった。
寺、霊園、保険、年金、電話、電気、ガス、水道、NHK、役所関連諸々の対応を進めていく。
これらはどうにか進んでいくが、最初のハードルは葬儀費用支払いの工面だったかもしれない。
初めてのことばかりで、いろいろなことを知った。
悲しみの中で、すぐに決定しなければならないことがあり、また、年配の親戚とのやり取りにはどうしてもストレスが発生してしまう。
その後は上記の通りで、山ほどタスクがある。
そんな中で、家族と話す時間も普段より多くなるため、ちょっとした救いになる。
さらに、私自身の誕生日があり、お祝いのメッセージをたくさんいただいたことでも救われた。
そして昨日、それまで止めていた現場仕事の、ある意味復帰となる上映イベントで、アフタートークの司会を担当した。
上映作品は沖田修一監督の大傑作自主映画
『おーい!どんちゃん』
こくぶんじ井戸端会議シネマ主催の上映イベントだ。
沖田修一監督、出演の坂口辰平さん、遠藤隆太さんというお三方をゲストに迎えてのトーク。
作品の素晴らしさとお三方の人柄も相まって、とても楽しいトークとなり、たくさん笑わせてもらった。
家族に救われ
お祝いメッセージに救われ
映画と映画に関わる人たちに救われた。
今日から12月。
そろそろ髪の毛を切ろう。