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コーチングクリニックPROはどうなっていくのか=コーチングの未来は私たちが作るのだ!

皆さま、こんにちは。
エグゼクティブ・コーチ&コーチングクリニックPROを主宰する林健太郎です。
コーチングクリニックPROを今年の7月18日に発足させてから早いもので4ヶ月半が経とうとしています。受講者の人数も45人(今日現在・ヘッドコーチ含む)という大所帯に成長して参りまして、業界内でもちらほらと話題に上がる集団となりました。

コーチングクリニックPRO_FBバナー

この記事では、4ヶ月半運営をしてきてわかったこと、そしてこれから先どんな形に進化させていこうと考えているか、といったことについて書いていこうと思っていますので、現在受講されてい方も、今後受講を検討されている方も、全く無関係の方もどうぞお読みください。

コーチングクリニックPROとは?

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コーチングクリニックPROがどんなスクール(というかコミュニティー?)かという詳しい説明はこちらのホームページをご参照いただくとして、月会費1万円(入会金3万円で私のコーチングが1回ついてきます)という安価で毎週コーチングを学ぶことができるオンラインコミュニティーとして運営しています。

教材は私と受講者さんとのコーチングセッションの動画という、リアルなコーチングのケースを題材として、それを視聴した上で土曜日の午後の講座に出席いただくというユニークな運営方法を取っています。
要するに、昔から決まった教材みたいな概念がない、という意味で、即興性を大切にしながら、プロコーチがさらなる研鑚を積み重ねる場所を提供しているというのが私のイメージです。

こんなご時世ということもあり、全てのプログラムがオンラインで進行していくのですが、先週、初めて受講者どうしがリアルに会える機会として「キャンプ」というイベントを非公式で開催し、予定が合って、熱海という場所まで来れる皆さんで集まりました。

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そのキャンプの2日目に運営に関する簡単なワークショップを実施したのですが、その中で受講者の皆さまからいただいた意見を元に、今日はコーチングクリニックPRO(以下、CCPと呼び替えます)はどんなことが上手くいっていて、何が課題で、それをどうしていきたいかということについて書いていきます。

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上手くいっていること

このワークショップでは、すごい会議ワークブックという書籍で紹介されている手法を活用しました。手法に関して気になる方は書籍を読んでみてください。

私がまず皆さんにお聞きしたことが「CCP運営に関して上手くいっていること」という質問。
そして、それに寄せられた回答がこちら

★参加者の反応や様子を踏まえた柔軟な設計
★自由度が高いところ
★実際のコーチングというリアルな教材:現場志向の学び
★議論し、特定のテーマに関して何かしらの結論を出すところ
★否定、批判をする意見があまり出ないところ

こんな意見が出ました。
私の言葉で要約すると、
リアルなケースを使っての、流動性が高く、受講者のニーズに沿った柔軟性の高いプログラム設計は極めて高い評価を得ているように感じました。
他の学校にない柔軟性はCCPの魅力の一つでもあり、そして私と受講生のコーチングを実際に視聴することにより、メンバー間の結びつき、良好な関係構築ができているので、安心安全な場作りも進んでいる印象を受けました。

どんな課題が浮き彫りになったのか

これについては、私の主観も入れつつまとめるとこんな意見が出たと認識しています。

★教材がマンネリ化する
★明確な答えが得にくい
★いつ入っても、いつやめてもOKという方針は、いつやめようか?という思考になる
★学ぶにつれ、林健太郎のような品質でコーチングをするのは無理だと感じる

こんなことが語られたり、示唆されたりしたように感じていました。
これを、すごい会議の手法で疑問文に変換していくことにより、チーム全体で議論できるテーマへと昇華していく中で生まれた問いが以下のリストになります。

【コーチの品質水準】
★どのようにすれば、日本全国のコーチが迷いなくセッションを運べるようになるか
★どのようにすれば、全ての人が明確にわかる方向性を作ることができるのだろうか
★どのようにすれば、全てのコーチを最低水準レベルにいち早く到達させられるか
★どのようにすれば世界一のコーチになれるか
【スクールの運営方針】
★どのようにすれば、極限までバラエティーのある教材で学ぶことができるだろうか
★どのようにすれば、参加者の視点を切り替える機会を最大化させられるか
★どのようにすれば、宇宙一すごい講義が作れるだろうか
★どのようにすれば、参加者に依存しないバラエティーのある教材で、最高のセッションを作れるだろうか
★どのようにすれば、永続的に続く魅力的なCCPを作ることができるだろうか
★どのようにすれば「One for All」なスクールを作れるだろうか
★どのようにすれば、全てのコーチが責任感と使命感を燃やし続け、慢心せず学び続けられるか
★どのようにすれば、トップEMBAのようなトップエグゼクティブ・コーチングスクールを作ることができるか
★どのようにすれば、(受講者は)最大級の準備をして挑むことができるだろうか
【コーチとしての研鑚】
★どのようにすれば、人の知的好奇心を最大化できるか
★どのようにすれば、言葉の感性を磨き上げられるか
★どのようにすれば、自分は日本一のコーチだと思えるだろうか

大きく分けると、上の3つの分類になるのではないかと思っているのですが、ワークショップを進める上で、最も重要且つ、とにかく不都合な課題が私の中で見え隠れしはじめました。

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↑ワークの様子

業界がひた隠している不都合な事実

上のリストをざっと見ただけでもわかるのは、CCPの受講者が学びに真剣なことと、「みんなコーチングが上手くなりたい」と願っているということ。
ここは、共通認識としてあるし、学びを深めていく上で、その願いは熱を増していくんだなと感じています。

では、何が問題かというと、それは「上手くなりたい」と願うものの、それがどうやって達成されるのかがイマイチよくわからん、ということなんだと思います。つまり「上手いコーチング」の定義が存在しない

かくいう私も「林さん、上手いコーチングって何ですか?」と真正面から問われたら、言葉に困るのではないかと思う始末で、これを定義できるプロは世の中にいないのではないかと思わざるを得ない。。。

いや〜、これは不都合極まりない。
コーチングを開発したと言われるトーマスレナードさんがご存命の時代から、コーチングとは「個別化」と「守秘義務」という2つの阻害要因によって、その実態を知ることが難しく、誰も「正しい形」を定義しない、あるいは、知らない、という不都合な事実がありました。

きっとみんな知っていただろうし、やりづらいなと思っていただろうけど、でもそれが教わった手法だからしょうがないか、と納得させてきたような感覚。

つまり、「決めないことが正しい」という方針でもあると私は思っているのですが、正直、「そんなんで商売になるの?」という問いを密かにこの10年持ち続けてきたんです。

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そして、こういったワークショップで少なからずの人が同じことを思っているのではないかということに触れると、そろそろ新しい様式がコーチングにも必要なのではないかと思うわけです。

この4ヶ月半の経験で考えると、CCPに所属していれば、私のリアルなコーチングセッションを毎週見て議論することである程度のサンプルが手に入るので、「あ〜、コーチングってこうやるのね」ということが明らかになり、「適切な型」はある程度理解できるようになるように思います。

これは、業界的にも画期的なことで、胸を張ってその功績を示したいところですが、でもそれで十分なのか?と問われれば、YESとは若干答えにくいところもあるのです。

時代とともに、コーチングの手法も移り変わっていく必要があるんだろうし、そろそろ違った様式を手に入れてもいい頃合いだとも思うんですよね。

うん、決めた。
そういう様式を私とCCPの受講者で新しく作り上げる!
誰もやらないなら私がやる。
いつまでも誰かを頼りにして待っているわけにはいかない。
先人の知恵は感謝とともに活用するけど、それすら古びて使い物にならない日が来ることに真正面から立ち向かう勇気を持つ。
それが私のリーダーシップであり、コーチングに対する愛情とコミットメントなんだと今決めた。


そんな風に決意を新たにする体験でした。

まだ確実な運営方針まで落とし込めてはいないのですが、そろそろ「個別化」だの「守秘義務」だのにあぐらをかかずに、世の中一般にある対話の手法と肩を並べるような「基本の様式」を定義すべき時がきていると思うのです。
それの先頭を走る集団がCCPでありたい。
そんなことを考えました。

もう少ししたら、また思考が進み、具体的な計画として皆さまにご紹介できる時が来ると思いますので、どうぞご期待ください。

今日は最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!

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