1時間のコーチングセッションはこう作る!コーチングケーススタディーを初公開!
皆さま、こんにちは。
プロコーチをより上手くするスクール:コーチングクリニックPROを主宰している林健太郎です。
この記事では、コーチングクリニックPROで毎週実施している講義から生まれる「コーチングケーススタディー」をご紹介させていただきます。
コーチングクリニックPROとは?
コーチングクリニックPROは、2020年7月に開校した新しいスクールです。これまでにないコンセプトで「プロのコーチが必要な情報やスキルを入手し、自分のコーチング品質を向上させることを目的」にしているオンラインスクールです。
毎週、私が実際に受講生の方にコーチングセッションを提供したセッション動画を教材として、そこで使われているスキルなどについて質疑応答を受けながら、実際のセッションで何が起きていたかを分析していくことで学びを深めています。
現在40名ほどの受講生が在籍していますが、どんな人が学んでいるか、動画で見たい方はこちらをご覧ください。
コーチングケーススタディーとは?
説明するより、見ていただいた方が早いと思うので、データを貼り付けてみます。まずは内容を見てください。
(↑このPDFデータは個人の閲覧のためのものです。営利目的での転用はどうぞお控えください)
コーチングクリニックPROの講義では、私のコーチングセッション動画を元にグループ討議をしながら、このケーススタディーを仕上げています。
これまで、コーチングスキルを単体で学ぶことについては様々なスクールや業界団体で体系化が進んできましたが、こと「1回のセッション」をどのようにデザインするのかということに関しては、情報が少ないのが実情でした。
(↑画像の無断転用を固く禁じておりますのでご了承ください)
そこで私たちは、1時間という一般的なコーチングセッションを時系列で捉え、1時間の中で何が起きているのかを分析してみることで、コーチングセッションのまとめ方、作り方が体系化できるのではないかと考えました。
顧客の感情を中心としてコーチングを考える
上に掲示したイメージはケーススタディーの一部分ですが、ここには顧客(クライアント)の情報を集約しています。
プロのコーチは当然のことながら、コーチングスキルを熟知し、それを適宜個別化して使える必要があるのですが、どちらかというと「スキルを使う」ということに集中しがちです。
しかし、コーチングセッションには「コーチングを受けにくる顧客」が存在します。スキルを使うことに集中するばかりに、顧客の状態を的確に理解することを疎かにしてしまった経験、おそらく全てのコーチに思い当たる経験があるのではないでしょうか。
そんな反省も踏まえて、このケーススタディーでは、顧客の感情や言葉、表情、反応などを最初に分析することから始めてみようと思いました。
顧客の感情に呼応するコーチングスキル
(↑画像の無断転用を固く禁じておりますのでご了承ください)
顧客のことが分析できた後に私たちが確認したかったのは、同じ時系列で見たときに、コーチはどんなことをしているか、ということでした。
ここでは、スキルと振る舞いという2つのセグメントに分類して、分析を進めています。
この分析を進めることでわかってきたのは、コーチの振る舞いや使用するスキルが顧客の感情にどんな影響を与えているのかということです。
これまで、この2つの指標の関連性を確認できるデータは存在しなかったのではないかと私自身は考えており、極めて画期的なデータの開示になるのではないかと思っています。
(↑画像の無断転用を固く禁じておりますのでご了承ください)
更に、ケーススタディーの2枚目には、顧客のプロファイル情報や、コーチがするべきこと・してはいけないことの総括と、主宰の私の主観的な考察をまとめてあります。こちらも、データを読み解くヒントとしてご参照いただきたく、また、コーチングセッションをする時のポイントとしてご参考にしていただければと思っています。
このケーススタディーを公開する目的
これは私自身の経験ですが、昨今ネット上にあらゆる情報が網羅されており、例えば料理をするならレシピサイトを参照し、わかりやすく説明しているレシピを選んで料理をするということが当たり前になってきていると思うのです。
しかし、ことコーチングセッションのデザインの仕方に関して言うと、ネット検索しても必要な情報が「全く」と言っていい程得られないということを極めて重大な問題として捉えています。
コーチングセッションだけを学び習得したとしても、実際のところ私たちは1時間のコーチングセッションをまとめきれないのです。そんな「スキル習得済みのセミプロ」みたいなコーチを今までたくさん見てきましたし、そんなコーチたちに必要な情報を提供できていない歯痒さも感じてきました。
今どきレシピやHow toが体系だっていないものなど流行らないと個人的には思っています。そんな意味で、コーチングもそろそろ様式を確立し、誰でもできる対話の手法として「形をわかりやすく明らかに」していく必要があると考えました。
当然、このケーススタディーは私のスクールに通ってくださっている受講生の方たちだけに公開するという選択肢もあるわけですが、そこはどうしても大盤振る舞いしたくて、コーチングに関わる全ての方のお手元に置いていただくガイドラインとして活用されることを、私の大きな願いとして世の中に送り出してみようと思いました。
著作権に関して
このケーススタディーは私だけでなく、コーチングクリニックPROに参加している受講者の皆さんの真剣な関わりによって生まれた貴重なデータです。
そのため、この記事で掲載している全てのデータや画像、PDFファイルに関しては、コーチングクリニックPRO及び、主宰会社である合同会社ナンバーツーに帰属するものとし、営利目的での転用を固く禁じさせていただきますので、どうぞご了承ください。
また、著作権とは別に「使用権」という概念があるとすれば、この使用権に関しては「個人の利用に限り、無条件に、事前の許諾なくダウンロードしてお使いいただけます」ので、どうぞ有効にご利用いただき、質の高いコーチングセッションの提供にお役立てください。
また、SNSなどでご紹介される場合は、この記事全体をURLのリンクとしてご共有いただけますと大変嬉しく思いますので、どうぞご協力ください。
コーチングクリニックPROに入会されたい方はこちらを!
コーチングクリニックPROでは、共に学び、今までにないケーススタディーを分析し、世の中に送り出していくことに興味のある仲間を継続的に募集しています。
ご興味のある方は、ぜひこちらのホームページをご覧いただき、ご参加について検討いただければと思います。
ぜひ、私と一緒に新しいコーチングの未来を作っていきましょう!
最後までお読みいただき、どうもありがとうございます!
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