6. スタイルを肉付けしてくれた物
自分のベースとなるデザイナーズブランドの中で、特に影響を受けたデザイナーをご紹介させて頂きました。
そして藤原ヒロシさんの柔軟なミックス感覚に衝撃を受け、自分なりのミクスチャースタイルを模索していく事になります。
まず第一に自分が好きな物を忠実に取り入れていきました。
デザイナーズブランドとラグジュアリーブランドと言う基盤を崩さず、古着やストリートもミックスしていきました。
ヴィンテージブームが落ち着いて来た1998年頃、僕は70年代〜80年代中盤位までの古着を中心にコレクトしていました。
リーバイスでも王道501ではなく、少し"軟派"な物が好きでした。
特に好きだったのはリーバイスの517や646に代表されるブーツカットやフレアパンツ。
デニムは勿論、スタープレストや若者向けのオレンジタブやムービンオン等、様々な素材、ラインの517、646を購入していました。
それに合わせるトップスは70〜80年代のパデッドのダウンジャケットやナイロンジャケット、スキーニットetc..
Free&Easyの木村拓哉さんが着ていたような物が好きでした!
古着を追求していると、ヒッピーやサーフ等、西海岸のカルチャーが好きな事に気が付きました。
そのカルチャーを投影したTMTと言う日本のブランドも販売前から話題となり、オープン日に見に行ったりもしました。
TMTを見に行って以降、A BATHING APEやSOPH.等、様々見ていく中で自分に刺さったブランドがNUMBER(N)INE。
知り合いが着ていた事もあり、お店に見に行くようになりました。
デザイナーズと古着を見ていく中で、どちらにも通じるディテールの面白さや、細かい部分のこだわり、後音楽を感じる服と言う部分も、音楽好きの自分は共感しました。
こちらもアーカイブを持っているので、また歴史と共にご紹介させて頂きます。
またリーバイスを見ていく中で1999年、ヨーロッパ企画から生まれたLEVI'S REDも好きなブランドの一つです。
アメリカの歴史のあるブランドに、ヨーロッパのモードなアプローチが加わったリーバイスレッドは自分自身のミクスチャースタイルにハマる物でした。
人間工学に沿った立体裁断のデザインが有名です。
こちらもアーカイブを持っているので、別の機会にご紹介していきたいなと思っています。
現在自分のミクスチャースタイルのベースになっている2000年以前のブランド等を挙げさせて頂きました。
同年代の方は分かる!と思って頂けたり、若い方には少しでも発見があれば嬉しいなと思います。
ブランドに関して、今後更に深掘りしていくのでまた投稿を楽しみにして頂けたらなと思っています。
そして、最初の投稿に戻って『ファッションに救われた』と言う所に戻ってきます。
今のように本当にファッションが好きかと言われたらまだまだ甘い気がしますが、少なくとも当時はファッションを楽しみ、心が救われました。
病気をした事がファッションに興味を持つきっかけになりましたが、病気の前に心の闇がありました。
少し恥ずかしいですが、次回はその事について触れていきたいと思います。
その前に2024年春夏のメンズファッションウィークが終わりましたので、ブランドのレヴューをしていきたいと思います。