古民家再生への道〜12〜棟上
12/6、無事に上棟式が執り行われた。
式とは言うものの、神主も居ない餅投げもしない簡易的な略式のもの。最近では全くしないのも珍しくないようだが、それでもやはり祝い事としてやっておきたかった。
本当は餅投げもやりたかったが、コロナ禍やコスト、平日でもある事を考えると無理にやるべきではないと判断。
梅干し、煮干し、塩、洗い米、日本酒を家の四角と中央に供える。
大工7人とクレーン1人で手際よく組み上げて行く。建物の輪郭、高さや広さが少しずつ現れていく。なかなか感動的だ。
昼食のお弁当を配布し、私も少し休憩。
順調に作業は進み、心配していた天候も問題無し。
3時の休憩のお菓子に高梁市の銘菓、天任堂の「ゆべし」を出す。
1人の大工さんが「以前食べた事があるけど、あんまり美味しゅうなかったんよ。でもこれは美味しいわ!」と言って下さった。
天任堂のゆべしは県外の知人からも好評だったのだが、柔らかくもっちりとしていて、柚子の風味と表面の荒い砂糖との組み合わせが絶妙なのだ。
夕方まで作業は進み、日暮れ前に終了。
大工さん達に感謝と無事に上棟式が出来たお祝いに、心ばかりの御祝儀を手渡す。
「ここからが始まりですから」と、設計士の大角雄三さんが一言。
ここから、また少しずつ完成に近づいて行く。
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