[ティール組織]導入約2ヶ月。何がおきてるか、聞いてみた。
「須田さん、私、訪日旅行事業のバス仕入れチームに異動することにします。」
昨日、アシスタントに助言プロセスでそう告げられ、
「とても、良いと思います。」と告げた。笑
訪日旅行事業のチームに聞くと、1日でも早い異動が欧米豪マーケットへの業績に+に寄与するということだったで、
「じゃあ、すぐにでも後任を...」
と言っても、いないので。笑
もともと受付を担当していたこともあったので、準備をしていた自動化で受付業務の撤廃。弊社ではもうコーヒーは出てきません。笑
受け持っている仕事の分散、アシストしてほしいと思っていたアシスタント業務は、アウトソースすることが決まりました。
アウトソース先を30分で決めてしまい、異動の助言プロセスから1時間には、引き継ぎが開始されているというスピード。
人材を求めていた、肝心のバスチームのもう1人の担当が見当たらず、
アポに行っているらしいという、その間にこれらが全部決まり、
実はアポじゃなくて、カフェ(解体された元社長室)
で昼寝をしていたという。関係者爆笑。
このアシスタントの意思決定で会社が得たことは、
・人材を募集していたバスチームに配属され欧米豪の業績アップに寄与する
・採用コストと、メンバーが純増した場合のコスト削減に繋がった
・もうやめてしまうこと(受付対応)をやめるという腹ぐくり
・分散できる仕事の分散
・最低限の業務をアウトソース(数万円のアップのみ)
失ったものは....今まで一緒に仕事していた......という....
はい、残念ながら私はそういうことも思いますが、ほとんど思いません。笑
ということで、他にもあるのですが、ひとまず今日は、↓
導入約1ヶ月(7月5日)で全メンバーに、画像の通りのメールを送りました。
このメールの返信で返ってきたもの。
これは社外に出さないで!!っての以外、誤字脱字もそのままに、コピペで全て掲載してますーー。
まさに生の声。
ポジティブな声も多いですが、次回のお話は、
課題が出てきた部分、課題に感じてることに関して、今何をしているのか?
そのシェアを行います。
デハ、ナマノコエヲドウゾ。
①コスト削減のため、残業するメンバーが減り、業務効率の向上に繋がった。
②働き方によって、業務時間に縛られず、人生で他にやりたいことにもフォーカスできてる。
③以前よりもメンバーの笑顔が増えた。①と②があったことから以前よりもメンバーの笑顔が増えたと言ったほうが良いかもしれません。
追加で
③FREEPLUSでは元々他の会社よりは上下関係は感じませんが、
ヒエラルキーが無くなったことによって、少なからずの上司への気遣いや部下のマネジメントなどで感じる疲弊が無くなった。
支払依頼に関して以前であればルールによりクライアントからの着金が確認できないと支払できなかったのが、
お客様が当日宿泊できないことを避けるため、先に支払をする、という意思決定をしました。
(この後、送金明細を確認でき、着金待ちです。石本さんありがとうございます><)
・残業時間を以前よりも意識するようになり、早く帰る人が増えた。(残業したら残業した分だけ経費がかかるため。)
・お子様がいる方や家庭の事情などで出社できない人も気軽に在宅ワークができるようになり、より働きやすくなった。
・報酬を自分で決めるので数字への意識が変わった。(自分の実績数字やチームの人件費などより考えるようになった。)
・数字以外でのチームへの貢献の仕方もより明確に考えるようになった。
・報酬申告のフィードバックのタイミングでチームからフィードバックをもらえるようになった。
(今迄もマネジメントサーベイなどでフィードバックを受けていましたが言葉でのフィードバックがなかった場合もあるので、
みんなから意見をもらえる機会が増えたと思っています。)
・会社の数字を公開し、実際に見えていなかった数字を見る事でより1人にかかるコストや効率化を意識するようになった
・柔軟に業務時間を調整できるので、自分の業務内容や濃さに合わせて出勤時間を合わせられる。
・【営業】戦略的に見積りを5%以下で出したり、25%以上で出したりと自信で意思決定でき、
結果につながった時のやりがいと承認をする手間が省けた。
・出張申請やLOSの法人登録をする際に長い承認を待つ必要がないので業務の大きな効率化につながった。
・メンバーがいきいきと働く姿をより目にします。
・どのメンバーがどのような業務をしているのか報酬申告シートにより確認できる。
(他部署メンバーの事をより知る機会になった。)
①ティール化と、
②上場しない(東証が求める内部統制をなくす)という点、
③フルフレックス制の導入
という点がごちゃ混ぜに理解が生まれているかもしれないと感じますので分けて記載します。
分けたのは、上場しないこと、フルフレックス導入することは、
ティール組織でなくともできることであるため本質的なティール化における変化ではないと思いますし、
もし整理されず、ごちゃ混ぜに発信されると、人類社会への貢献にとって効果的ではないと感じますゆえ。
◾️ ティール化
・FREEPLUSにとって必要な人材だけが居心地の良い組織に生まれ変わろうとしていると感じる。
・FREEPLUSの経営者として、という質問や相談が0から10に増えた。
・管理されているという恐れがなくなったのではないかと感じております。知らんけどw
・ティール組織化前と後で本心・本音が出しやすい環境になったと皆さんの言動から感じております!嬉しい!
・鳥肌が立ち、会社にとってワクワクような意思決定は社内で生まれていない。いや、生まれると期待していて楽しみ。
・集会(朝礼)で下を向いている社員が減ったと感じております。
・ガヤが減ったと感じてます。ここ課題。
◾️上場しない(東証が求める内部統制をなくす)
・社内で作成していた内部統制システムに使用していた業務時間が30%は減った。
もともと100%機能していたものとは言えない完成度だったのでそこから考えても利益率はかなり高いかと。
・業務に関する人材教育コストが40%減った。
・資金調達においてエクイティの部分での課題が生まれた。
◾️ フルフレックス制について
・ まぁ皆さん記載されてることでメリットがあるかと。個々の成果を最大化できる!という仮説と検証が楽しみ。
ホールネスの向上や存在目的含むDNAの浸透についての課題、
そもそもいるのかという議論かすら必要にもなってくるのかもしれません。
①メンバーが人件費に関して言及する機会が以前と比べて10倍以上になった!
②業績に関する質問をいただくことが10倍以上になった
③自分の勤務時間を忙しさや当日の状況をみながらコントロールするメンバーがでてきている(忙しいときはいく!忙しくない日は帰る)
④承認フローがなくなったことにより10%以上の時間が削減され嬉しい
⑤当事者意識が高くなり、自発的なアイデア提案から実行までするメンバーが増えた
⑥○○さんが自宅で高いパフォーマンスを発揮している
①残業が減った
→管理監督者がいなくなったためもともと役職を持っていた方々も残業時間
を意識するようになりました。また、その分しっかり人件費を抑えられるようになりました
②指示待ち、受け身の体制の方が自分で考えて行動するようになった
→「あなたがホテルの経営者ならどうしますか?」の一言を投げかけるだけで自分で考えて行動してくれます。
③業務時間削減
→稟議にかけていた時間が0になったため日々の業務時間が-10%されるようになった。
④いつどこで誰が何を進めようとしているのかクリアになった。
→稟議がいらなくなった分、物品購入したら公開するようにしておりますが、おかげでどのポジションで何が
進められようとしているのかよりわかるようになりました。
・メンバーの数値(業績やコスト)に対する意識が高くなったと感じる(質問が増えた)
・ちょこちょこ、ティール組織導入されてどうですか、と社外の方に聞かれる
・特に勤務時間において、メンバーの事情にあった働き方ができており、その為他のメンバーの連携/サポートもできている
・以前何かが問題が起きたら、全て私主体で動いていましたが、現在はメンバーたち自分で責任を持って動くようになりました!
・ひろしさん、これこれどうですか、どう思いますかの相談が50%減ったと感じます!
・メンバーの成長が著しいです!特に中森さんは、以前より10倍成長していると感じております!
・残業代がコストなので、残ってしまったらコストが増える意識が芽生えました。 費用対効果がある=残る、 ない=帰る という意思決定ができます。
① メンバー全体で残業する人が激減し仕事以外で時間を多く取れるようにっていると感じます。
見込み残業の時はLong Workになっていたのかもしれません。
残業することは悪くはないと思いますが、残業に対する費用対効果を以前より考えるようになりました。
② 稟議が無くなったことにより他の時間内に他の業務に時間を多く使えるようになりました。
例えば、一人のガイド登録を登録するのに、今までは稟議書作成してから決裁まで6回の承認が必要でしたが
今では2回で決裁です。
このスピード感半端なく早く、登録はDDではなくコーポレートの確認があるためクオリティーを
保ったまま時間も稼げるようになりました。
・これからの課題
毎朝声に出していたDNAが無くなったので、存在目的含むDNAの浸透する。(めちゃ重要)
・結論
ティール組織になってから更に仕事をすることが楽しくなりました。
①メンバー1人1人より会社全体の状況を把握し、全体図で未来を少しずつ予想できるようになりました。
今までと比べて、より一歩先の事を部署超えて考えれるようになりました。
②人の善の心を信じ、それを基づき仕組みを改善した結果、非常に仕事しやすく、スピードも上がりました。
③メンバーが昔よりさらにコストと利益に対する意識が高まりました。
ワクワクが止まりません。
①人件費削減が全社全体でできている
理由:主に残業代で、今まで固定残業という概念があったため、
固定残業時間に”あてはまるような”働き方をしていたと感じる。
②メンバーの笑顔が120%増えた
理由:個々メンバーがFREEPLUS以外の人生で大切にしているものに合った
働き方ができるようになり、ANDの才能をできるようになった。
③私の笑顔が150%増えた
理由:管轄内のメンバーが問題に直面した時、取り敢えず管理職へ問い合わせではなく、
問題を解決してくれる適切な人材に直接問い合わせるようになった。
ここで私にかかっていた人材育成コストを私のやりたい事にシフトができハッピーに!
元管轄内のメンバーの問題解決スピードが125%増加したと私は感じ、人件費削減。
③今までやりたかった事(アメリカ開拓、JIPANGU開発)に時間を150%以上取れるようになった
理由:管理職の承認業務と管理職の管轄内の問題解決へ利用した時間をやりたいことへのコミットにシフト!
④経営者になり、社会全体に目を向けるようになった。
理由:今までは ”FREEPLUSの中の自分” という意識に勝手になっていたのですが、
ティール化で ”社会の中のFREEPLUS(自分)”になった。
①自社愛
FREEPLUS DNA以外の会社の軸やアイデンティティを知るべき・知りたいという、メンバー間の意識が高まり、会社に関して語れることが各々で増えてきている。
②多角的な視点と責任感
自分自身、意思決定を行う際、「この人だったらどう考えるだろうか?」と他の人の視点に立ち多様な角度からより深く、自然に考えるようになった。
➂コストを意識しながらもアクションの増加
FP HOTELSにおける担当業務の枠を超えたアクションが、ティール前と比べて2倍以上になっていると感じる。(気づいた人、やりたいと思った人が行動を起こしている)一方でコスト意識や効果的な選択をする意識も向上し、優先順位をつけ、着実に仕事に取り組むことが出来ている。
④成長スピード
アクションまでのスピードが短くなり、頻度も増えた分、うまくいかないことにも早い段階で直面するようになり、自分自身と向き合い成長するきっかけが増加した。また、苦手分野に対しても、会社のために向き合い挑戦しようという意識に変化している。
◇組織としての変化
・自己責任100%の浸透
...というより、みんな自己責任100%について考える機会が増えたと感じる
→今までは特に感じることがなかったのですが、
ティール組織化してみて自己責任100%の考え方が以前の組織では実は浸透していなかったのかもしれないと感じるようになりました。(一メンバーが赤字を出したら、リーダーが責任を取ってくれるという考えをオンボーディングで何度か聞きました)
ティール組織化して、意思決定者は自分という変化があった際に、
今まで派生しなかった思考をする人が増えた気がしています
◇個人としての変化
声を大にして言いたいこと。
須田さんにも直接話したのですが、須田さんと話が合わなくなりました。笑
須田さんが私個人を経営者としてみなし、
いままで行っていた配慮(一メンバーとしてわかりやすい言葉や説明をする)
がなくなったからです。*須田さん曰く
つまり、自分の能力知識スキル、思考力不足(考えてない)を人生で一番危機感を持って感じています。
ポジティブな意味で、毎日胃が痛いです。笑
実際ティール組織になる前のフリープラスを存じ上げませんが、
前職との比較でよければ、どうぞご参考に。
・前職では仕事の幅が広くて、
結果的に休みの日でも仕事に取り組むのは当たり前のことだった。
・配属先での仕事が始まってから4日間しかたっていないのですが、
これが革命的だ!と思ったのは、タイムカードの打ち方を完全に任されているというところです。
・具体的に、施設での業務が終わってから、
業務改善、フィードバック、自発的にいろいろな仕事が発生してしまいます。それが環境のことと疲労のことも含めて、その場でとりかかるのは無理なところがあります。ですが、今の制度だと、家に戻ってから必要だと思う時に1-2時間をとって
その作業に取り組めます。
結果的に休みの日にプライベートを楽しめるという結果につながりました。
①残業をなくすように自分含め皆さんの意識が変わったと感じる。
② フルフレックス制になったため仕事以外での時間の余裕ができ、
仕事OR仕事以外で新しいことに挑戦する時間が生まれた。
③意思決定できる環境になり、より一層 自己責任100%の意識が高まった。
④会社の存在目的とDNA+会社の状況がどれだけメンバー1人1人に浸透しているか
とても重要だと感じる。
⇒1人でも浸透していなければどんどん崩れが起きるため
○自分自身とチーム
専門的な知識を元に意思決定を求められることが多いですが、
今までは「霍田さんに確認してそのまま回答します!」だったのが、
まず自分で主体的に調べて考えて回答することが増えた、
各個人、知識をつけなければ、という自覚が芽生えた。(と感じる)
○チーム以外
数字の詳細を聞かれることが多くなり、
各メンバーの数字の意識が高まっていると感じる。
人生はいつだって最高です。
須田 健太郎
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