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マルチタスク

 8月後半はメトロポリタン歌劇場の配信とかドラマ観ながら、勉強会で扱うオペラ関係の本とか小説読む時間が多かったが、一旦読み終わったので、7月中旬に購入したロラン・バルトの評論集『物語の構造分析』に手を出した。1p1pめくる感触が本当に重い。映画を観ながらなんて出来るかいな。

 昔から「重い」文章を読むのが本当に遅い。中学の授業でミヒャエル・エンデの『モモ』を読んでレポートを書いたが、読むのも遅いし、書くのも遅い笑。何書いたんだっけ、忘れた。あれから9年経ったが、今再び『モモ』を読んだら、内容を咀嚼するのが以前よりスムーズになっているだろうか?
 とりあえず 100 de 名著の再放送は録画した。この番組のバックナンバーの一覧を見たら、見とけば良かったと思うものばかりだ。また1つ後悔が生まれた。

 多分このまま順調に行くと、3月末から始まった隠居生活は今月末でその半年の歴史に幕を閉じることとなる。結局、私は何をしたのだろうか?
 勢いで買ったブラームスのピアノ曲の楽譜、読んではみたものの難しい、挫折。外郎売、覚えてない、10月からレッスン復帰して周りのメンバーにドヤることも出来ないのは目に見えている。肝心の研究に関しては、思い出したくもない。蛇足ばかりの半年間である。どこかしらで実りになれば良いのだが、時間はかかるだろう。

 うちの愛犬は9歳半になる。こんなにも一緒にいる時間が長かったのは初めてだ。思えば、中学高校の頃は学校に加え、部活なり塾なりレッスンなりで家を離れることばかりだったからな。そこに関しては、神様とやらに感謝申し上げよう。不幸中の幸い。

 昔から自分に対しても周りに対しても求めすぎてしまう。だからその戒めとして期待しないことにすると言ってしまうと、人間不信だという風に短絡的に解釈されるので、それも嫌だ。結局、どっちみち体にも心にも悪い生活に身を投じるのだ。

 10月からどんな生活が待っているのだろうか?授業、研究、レッスン、バイト (復帰できるのか?) 、現場、コロナ前と似ているようで似てないものとなるだろう。今のような「余裕」はそこにあるのか。

 P.S. 所信表明は後日まとめます。(っていつやねん)

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