「ブッダ」から学ぶ、感謝という名の『有難う』とは?
少し、感情的な話です。
周りに人が集まる人と集まらない差はいくつかありますが、そのうちの1つは感謝です。「何事にも感謝を伝えれる人間」になるには何をすればできるようになるのか?を失敗談を踏まえて紹介します。
感謝できる人間になるブッダの教え「知恩」
結論、ありがとうを言える人間は周りの人間関係を良好にできます。
ある仏教語に「知恩」がありますが、「恩を知る」と書きます。恩という字は「因」と「心」の二つの字から成り立っています。
つまり、「原因」となったものを洞察できる「心」をもつということです。そうして初めて、恩を感じることができるのです。
自分一人で生きていくことはできないから
自分に命があるのも、両親が出会って初めて自分という人間が生まれます。
つまり、自分一人の力で存在することなど、絶対できないということです。
動物や植物の命をいただき、誰かが作った道具を利用して調理され、木材を使って職人が造った家で衣食住を満たす。例えお金があったとしても、感謝できない人の周りには人は集まりません。
自分の周囲にある縁は「あることが難い」
自分の経験談をお話しします。
小さい頃、僕は親に感謝することが全くできてませんでした。
なぜなら、家で毎週のように自分の前で喧嘩し、お互い自分が正しいということを曲げませんでした。
父親は毎日15時間仕事をしていて、母親は家事と仕事を両立させてました。
父親は週6で働き、休みの日は家事を一切手伝わない。母は仕事と家事を両立させて、自分の自由な時間などなかった。
他人事にして、親のことを恨んでました
喧嘩するのは当然です。余裕がないんですから。
でも、僕はこの喧嘩を止めるどころか、そんな両親を恨んでました。
家庭環境が悪いのは親のせいだからと思い込み、自分にできることを全くしませんでした。
大学生で出会った、自責の考え方
大学4年の時、ある人から自責の考え方を学びました。
自責とは、自分に起こるすべての出来事は、自分の起こした行動がその結果を招いたと自覚することです。
そこで初めて、僕は親に感謝すらできず、他人のせいにしていたんだと自覚しました。
家事は手伝えたし、公立高校に行くこともできた。できることをやらなかった結果が悪い家庭環境を生み出したんだと。それを学び、親に泣きながら謝りました。それから疎遠だった親と仲直りし、今ではよく電話で仕事の話をしています。
そんな経験から、何事にも「有難う」ということを大事に生きています。
「ありがとう」は人間関係の潤滑油になる。
「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はいません。
普段から言うことで周りとの人間関係をよくしていきましょう。
大事なことは
①自分一人では生きていけないことを自覚すること
②誰かに支えられて今の自分があることを自覚すること
最後までご覧頂き誠に有難う御座いました。
けんたろうの軌跡を変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。