ピンチヒッターとはいうものの⇒ビジネス・人生での「それ以前の問題」
この前の3連休初日にnote・アメブロ開始⇒連休中に慣れるつもりが、仕事が溜まっているのに気づいてしまい・・・スキ・いいね!フォロー・コメントいただいた皆様、早めに慣れていきますのでリアクション遅れご容赦ください💦
●Facebookへの投稿
仕事は2つ。まずはCOCOの決算処理です。9月決算・11月申告ですが、税理士に渡す会計データがほとんどできておらず😭
もう1つは、ピンチヒッターとして急遽依頼のあった経営指導員(商工会・商工会議所の職員。会員企業などの経営支援を行う。)向けの基礎研修資料の作成。
先々週も宿泊ロープレ研修で講師をさせていただいた中小企業大学校瀬戸校での開催で、テーマは「中小企業・小規模事業者の支援施策と経営指導員に求められる役割」「経営診断基礎_経営支援で求められる支援知識概論(マーケティング)」の2つ。それに仮想事例でのマーケティング戦略策定演習も。
愛知・岐阜・三重・富山・石川・福井・長野・滋賀・和歌山・京都から経営指導員になったばかりのフレッシュな(他の職責を経ていますので新入社員ではありませんが)50名弱の皆さんに向けて、マーケティングはともかく「経営指導員に求められる役割」という壮大なテーマを私が語って良いものなのでしょうか?などと思いましたが、普段良くしていただいている方からのピンチヒッター依頼・・・何とかお応えせねば👍
たとえ1回だけのピンチヒッターとはいえ6時間の研修ですから、昨年度の資料を提供いただいたものの、先週の連休だけでなく今日もやっているという何とも生産性の低い私。
「AIでやればイイじゃーん」という声も頭をよぎりますが、それでは私の考え方や企業支援事例をうまく表現できないっぽいので、今回は(今回も?)利益度外視です💦
そうするのは私が1社1社支援するよりも、この50名弱の方々が、少しずつやっていただけた場合の効果を考えれば・・・と思うからです。
曲がりなりにも当社もSDGsを宣言していますので、社会貢献も大切・・・もちろん他の収益をちゃんと確保できている仕事とお客様に感謝しつつ✨
そもそも「藤井の考え方は参考にならん」と言われてしまえばそれまでですが、いちおう中小企業白書2024年版に企業支援事例を載せて頂いたり、関与した企業が6か月の支援期間中に月次売上が過去一番かつ倍増したり、コロナ前後で過去一番売上が上がった、前期決算より営業利益が数千万円増えた、などの効果が出ている事例もそれなりにありますので、何らかの参考になれば幸いです。
ただ「フジイミラクルスペシャルウルトラスーパーメガトンパンチ」のような必殺技は持っておりませんし、残念ながら、私の話を聞いたからと言ってスーパーサイヤ人になれるわけではありませんので悪しからず😁
守破離の「破・離」まで行きたい方にはお役に立てると思いますので、続きはnote・アメブロで👍
●企業支援への考え方~ツール・メソッドとかいう「必殺技」について
「必殺技信仰」もわかりますが・・・
今回、経営指導員という商工会・商工会議所の企業支援を主業務として行う職種になられたばかりの方々向け、という事でしたので企業支援への考え方の一例を提示出来たら、と思いました。それに「経営指導員に求められる役割」もお題として頂いておりますし。
もちろん、私の考え方が唯一無二ではありませんので「一例」とお伝えしました。これも考え方のひとつで、唯一無二の絶対的な解は無いと思っています。
それが「フジイミラクルスペシャルウルトラスーパーメガトンパンチのような必殺技は・・・」という表現の意味です。「昇竜拳」を連発したところで、ストリートファイターⅡで勝ち続けられるわけでもありませんよねーしかし、企業支援その他のビジネスの現場では「必殺技信仰」が多いなーと感じます😁
一方で、絶対的な解があるのかもしれません。それを持っている(と思わせることができる)方がカリスマ性みたいなものを持ち、人が集まってくるのかもしれませんね。私は凡人なのでよくわかりませんが、もっと修行すればそうなれる・・・かな?
そんな私ですが、先のFacebookでも書いたように幸運にも、関与した支援事例を中小企業白書という公文書に載せて頂いたり・・・くらいの結果は出せていることを思えば、多少語っても大丈夫かなーと思う今日この頃です。
先ほどからの「必殺技」とはツールとかメソッドの事です。「このツールで売上倍増!」「○○メソッドでV字回復!」的なものはセールストークとしては有効です。私も支援する企業に対してはそういう温度感でのキャッチコピーを提案することがありますが、自分事となるとどうにも・・・
もちろん、ツールやメソッドを作れることは良いことだと思います。フルオーダースーツがセミオーダースーツになるくらいの効果があると思います。既製品が身体に合えばなおコスパが良いですね。問題はツールやメソッドではなく「使いよう」だという事です。
大学教授とのバトル
自己紹介で「大学教授とバトルした」と書きました。もう10年以上前のことですが、その時の体験がここにつながります。それとヤン・ウェンリー提督(銀河英雄伝説)の影響も😁
大学院の最終成果物としての修士論文、発表会で大学教授に揉まれた後に完成・提出⇒卒業となるのですが、その発表会で「お前の論文は科学ではない」と某教授から指摘されました。「科学とは水が0度で凍るとか100度で沸騰するとかいう事を表している」と追加で言われたので、「では松下幸之助さん(パナソニックの創業者)のクローンをつくり、今から同じ手法で創業・経営をやってもあれだけの大企業ができるかどうかが検証できれば良いという事ですね?」と即座に返してしまいました。
無論、それは無理なことなのですが、もともと経営学自体を完璧には学問ではない、経営ノウハウの最大公約数と思っていたので、それがストレートに出てしまいました。「某教授、あなたの言っていることは無理ですよ」と。それと「じゃああなたの研究成果はどうなんですか?」という思いが漏れてしまった発言でした。
相手は教授ですので、いち学生の私ごときから漏れた(ダダ漏れ?)発言の意図を把握し激怒したのでしょう。「ふざけるな!」・・・という直接的な言葉ではなかったかもですが、そこからの私とのバトルは30分を超え、本来の持ち時間である15分が45分になってしまいました・・・司会の別の教授によって「まあまあ」と納めていただいて。
それでも大学院を卒業となり、あろうことかその大学の非常勤講師を10年ほどやらせていただいているので、周りから見ても私の対応は的外れではなかったのだろうと思います。これで大学を出禁になっていたら、私は異常者という事になるでしょうけど😂
その大学講師でも2年・3年・4年の経営学部学生300~400名ほどを毎年担当していますが、いつも言うのは「この手法がすべてではない。皆さん各自で咀嚼、時には否定しながら自分に落とし込んでほしい」という事です。
極論、経営学が必殺技の宝庫であれば、経営学部の卒業生は全てビジネスで成功するはずです。そうではないのはなぜか?それはサイエンス(科学)だけではなくアート(技芸)も大切だからです。
ラクをするなら生成AIで十分?
でも必殺技が次から次へと出てくるのは、それを求める経営者や支援者が多いからです。なんと言ってもラクですから・・・これをやればOK的な&何かやっている感も出ますし。大半のツールやメソッドはこの先(いまでも)、生成AIに聞けば出てくるでしょう。なぜなら既存の経営学に少し観点を加えただけのものが非常に多いからです。でもプロモーションが多少上手くて広まっているツール・メソッドなんなら民間資格も多数あります。例えば・・・あ、炎上するので止めておきます😂
がんばっても成果が出ない場合はそれ以前の問題
確かにOKな企業もあります。ただそれは、あとはそれをやればOKな条件が整っていたからです。それを有効に実行できる優秀な人材その他経営資源が揃っており「あとはノウハウだけ」という。特に中小企業・小規模事業者には、ほぼほぼそれが整っていないことが多いです。中小企業の定義では従業員が最大300名にもなりますが。それを超える規模の企業でも(私は関与したことがあります)そういうことも少なからずあります。
近年話題のDXも同じです。難関資格と呼ばれる士業資格者でも一般的なWebツールが使いこなせない(自戒も込めて)方も多いですし💦
ツール・メソッドを使う以前の段階からの支援が必要なケースが多いのです。昔のことわざで言う「○○そういったとハサミは使いよう」ですが「使いよう」の部分も支援です。そこができる支援者が少ないなーと感じています。
色々と頑張っているのに成果が出ない・利益やキャッシュフローが増えないという経営者や支援者の皆さんは、一度その点を振り返っていただくと良いと思います。まだまだ少ないですが、そこから支援できる支援者に依頼するのも一つです。COCO(企業価値創造支援機構)でもそこをスキルアップする研修を少しずつやっています。
逆にうまく行っている経営者・企業を見るとツール・メソッドを参考にするものの自分事として落とし込んでいるように見えます。ですので大学生にも同じように伝えているのです・・・これは人生も同じかと。
私も「必殺技」を作りたい?(苦笑)
でもでも、いつかは私も「必殺技」が開発できたなーと思うこともあります。きっとそれに近いものを開発できたとしても、使用する企業向けには「オーダーメイドする継続サポートが必要」と言うでしょうけど💦
だいぶ長くなりましたので、支援事例についてはまた別の機会にしますね☺
いつも徒然なるままに書いていてすみません🙇