「フリーランス、40歳の壁」
本日(2018年4月19日)、拙著「フリーランス、40歳の壁」がダイヤモンド社から発売されました。版元名から成功本かと勘違いし、自己啓発的なビジネス書を期待して本書を購入すると呆れる内容かもしれませんので、ご注意ください。
私は本書で「計画的にフリーランスになった人間」と、「会社員ができず、なし崩しにフリーランスになってしまった人間」を分けています。そして、本書が主眼とする読者は、後者の「フリーになるしかない」種類の人間です。まさに私がそうなので、そういうフリーランスのことしか書けなかったのです。
フリーランスの物書きにならなかったら、犯罪者かホームレスになるしかないような人間は本当にいるのです。なので私は本書のサブタイトルを「ダメ人間のためのフリーランス入門」にしたいと最後まで固執しましたが、版元から却下されました。
フリーランス(自由業)には「弁護士・会計士」のような国家資格が必要なフリーランスと、「作家・芸術家」のような、資格も学歴も必要がないフリーランスの二種類がありますが、本書で扱うフリーは後者の「資格が要らない自由表現業者」のことです。後者は「板子一枚その下地獄」で、一歩間違えたらホームレスと大差がないのです。