電脳マヴォのエージェント業務
現在、電脳マヴォと契約した作家さんを外部の企業様に紹介して、マヴォはエージェントとして介在することで全員ウィンウィンの関係になるようとり計らうビジネスを開始しています。もちろん作家選定にあたっては、企業さんの要求が第一で、契約した作家全てが紹介できるわけではありません。
電脳マヴォのエージェント業は、作家さんから著作権を期間限定でお預かりして「著者の代理人」として取引先とギャラを含めた交渉をするところが、普通の編集プロダクションとは違います。普通の編プロは出版社の単なる下請けですので、作品に対する権利は何も持てません。
エージェントは出版社の下請けではなく、弁護士や税理士のように、作家さんと契約関係で雇われる編集者になります。従って、現在の取引先は出版社だけではなく、インターネットで漫画ビジネスを行っているIT系企業さんが中心です。こういった企業さんは、漫画に出資はできますが、編集社員がいないのです。ここに、電脳マヴォのビジネスチャンスがあると考えました。
作品が幸いにしてヒットした場合、映像化やキャラクター商品化などの二次使用が発生しますが、これまでは出版社が単独ですべての契約業務を仕切っていました。しかし、出版社が作者と作品著作権の信託契約をしていることは少ない(私は聞いたことがない)ですので、著作権を持たない出版社が、外部企業とエージェント業務を行うのは、法的には危うい側面を内包しているのです。
電脳マヴォは「契約期間限定」にすることで、作者さまから著作権をお預かりして仕事をしています。対外企業的にはマヴォが「作者から全権を委任された代理人」として動けますので、契約業務には有利なのです。もちろん作者との契約には、すべての対外取引は事前に作者の了解を得ること、という一文があります。
詳細は、電脳マヴォ合同会社サイトの「マンガエージェント業務について」をご覧ください。お問い合わせもこちらで受け付けています。
(2017年7月19日 竹熊健太郎)