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イマドキのIPA試験スタイル

IPA主催の情報セキュリティマネジメント試験を受けてきました。
試験のシステムが刷新されていて驚いたので書いておきます。

イマドキの試験は全員集合して一斉に受けたりしないんですよ。30分単位で開始時間をWeb予約して実施会場(パソコン教室みたいなところ)に行き、受付を済ませたら時計を含むすべての荷物をロッカーに預けてテストルームに向かい、各自割り当てられたPCに向かってそれぞれのタイミングでスタートします。(Computer Based Testingの頭文字を取ってCBT方式といいます。)
決められた制限時間内で各自問題を解き、早く終わったらそれぞれ退室して帰れる仕組み。
採点結果は当日中にメールで通知されます。スマート。これいい仕組みだよねえ。こうあるべき。全員が同じ日時に同じ場所に集まって試験を受けるのはもはや前時代的。あらゆる試験がこうなるとよい。

採点結果は来たものの、合否結果はその場では分からず、約1カ月後に別途通知されるようです。難易度によって合否ラインが調整されるのだろうか。この時間差がなぜ生じるのかは分かりません。

開始時間は30分単位ですが試験時間は90分なので、自分が試験を受けている間も周りで人の出入りがあります。それについては特段気になりませんでしたが、隣の部屋がパソコン教室らしくて講師の声が聞こえることが集中力に影響しそうだったので、席に置かれていたイヤーマフを利用しました。
しかも2種類あって、緩めのときつめのもの。きつめの方が防音性能が高い。至れり尽くせり。

2023年度以降は、情報セキュリティマネジメント試験のほか、ITパスポート試験、基本情報技術者試験がCBT方式で年間を通して随時試験を実施することが発表されています。

つまり、いつでも試験を受けられるってことです。
従来は、年に2回の試験日に向けて準備して、当日全員が同じ会場に集まる必要があったけれど、そのような拘束はもうない。
それぞれの人がそれぞれのペースで学び、その成果を試す。採点結果がすぐ分かるのも次の行動を決めやすくて助かる。

ITの恩恵を得られているなと感じる出来事でした。

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