ありのままの自分を受け入れる #712
おはようございます。
息子とケンカをして家出をした森下です。探しにきてくれるかなと思ってたら、家で鬼滅の刃を見てやがりました。
誰かに憧れたとしても、誰かの真似をしたとしても、その人になれるわけではありません。
結局のところ自分は自分でしかないし、自分がやれることを最大限にやることしか出来ないんですよね。というお話です。
<自分は自分でしかない>
憧れや選手や理想の自分を思い描いた時というのは、現時点での自分とギャップが生まれてくるものです。
イチロー選手みたいになりたいけど、技術はもちろん、あそこまでストイックにできていないな…とか。
そのギャップに悩んだり、落ち込んだりしてはいないでしょうか。
憧れや理想の自分を持つことはとても大切なことです。そこに向かっていく中で困難を乗り越えて努力をしていくこと、一人では大したことはできないことに気がつけることなど、様々な気づきが得られるはずです。
でも、「あの人みたいになりたい」「自分はこうあるべきだ」という比較や思い込みが強すぎると、現時点での自分を認められなくなってしまいがちです。
そうなってしまうのは固定思考というマインドセットになってしまっていることが大きく関係してきます。
固定思考は「才能は生まれつきのものだから変わることはない」と考えてしまうことで、現時点での自分の能力はそのままで変わらないと思ってしまっています。
なので理想と現実のギャップを突きつけられた時に「おれには無理なんだ」と考えるようになり、努力やチャレンジをしなくなったりします。
でもよくよく考えてみると最初からみんな達人だったわけではありません。
偉大な功績を残している人はみんな死ぬほど努力をしています。
僕も幼稚園の頃は水深20cmくらいのところで溺れかけてましたからね。
それが今では人間魚雷のごとく泳げるわけですから。
僕自身も結構練習してたなという自負はあったのですが、こないだオリンピックスイマーの話を聞いたら僕の何倍も練習してましたからね。
しかもそれを当然のごとくこなしている、いわば頭のネジが外れた変態さんたちなのです。
そういう人たちの努力している姿を知ることができれば、「才能があるからいいよね」なんて間違っても言えないと思います。
才能は生まれつきではなく、努力次第でいくらでも伸ばしていける。だから自分だってできるんだと思えることが大切です。
<自分の出来ることを最大限やる>
イチローに憧れたとしても僕はイチロー選手にはなれないし、ジョーダンのようになりたいと思っても僕はジョーダンにはなれない。
当たり前ではありますが、自分は自分以外の何者にもなれないわけです。
だからこそ、まだ理想と程遠い自分に対して「まだ何者にもなれていない」と思ってしまうようになります。
以前にとある経営者の方が「あなたはあなたで素晴らしい」というようなことを話していて、とても良い言葉だなと今でも思っているのですが、誰かと比較したりするのではなく今現在の自分を受け入れるということが大切なんだなと思います。
今現在の自分を受け入れて認めることができれば、誰かと比較することなく自分の良いところや、自分の努力に目が向くようになります。
そしてダメなところさえも「そんなところもあるよね」と受け入れられるようになって、じゃあ自分の目標に向かっていくためにはそこをどうプラスに変えていくのかという発想になっていきます。
ダメなところを改善していくだけでなく、ダメなところを活かしてプラスに変えていくという逆転の発想ですね。
人は一気に成長はしません。成長が停滞することだってあると思います。
そして努力をしなければ成長するどころか停滞して衰退してしまうかもしれません。
憧れの選手、理想の自分に近づいていくためにはコツコツと努力を続けて段階を踏んで成長していくしかありません。
誰かと比べるのではなく、自分の目標と自分の努力を自分のペースで行動していくことです。
<自分を許せると人も許せる>
一流のプロフェッショナルたちは本当に腰が低くて謙虚でとても優しい人たちが多い印象があります。
これだけの実績があるんだからもっと傲慢でもいいのにと思うんですが、みんな人間性がほんと素晴らしい。
だからこそここまでの成果を出せているんだとは思いますが。
そこまでの人間性が磨かれているのは、偉大な成績を残す過程でたくさんの苦労や挫折も経験をしているからだと思います。
自分一人ではできることに限界があることや、自分の長所はもちろんのこと、弱さにも目を向けていること。
だからこそ、自分ができないことを認めて努力をすることや、誰かに頼ることが出来るのでしょう。
自分の弱さを知っているし認めているから努力が出来るんですよね。だからこそ自分以外の人にも優しく出来るわけです。
出典:バガボンド(井上雄彦/講談社)
バガボンドで沢庵和尚が武蔵と久しぶりに会ったシーンでこう言っています。
自分の弱さを認められるからこそ、強くなろうとすることが出来る。
そして弱い人の気持ちにも寄り添えることが出来るんですね。
<まとめ>
①「あの人みたいになりたい」「自分はこうあるべきだ」という比較や思い込みが強すぎると、現時点での自分を認められなくなってしまう。
②当たり前だが、自分は自分以外の何者にもなれない。誰かと比べるのではなく、自分の目標と自分の努力を自分のペースで行動していくことが大切。
③自分の弱さを認められるからこそ、強くなろうとすることが出来る。
そして弱い人の気持ちにも寄り添えることが出来る。
そもそも強い、弱いってなんなんだろうってとこですよね。強さも見方を変えれば弱さにもなりえる。弱さも強さも表裏一体なんだなと感じる今日この頃です。
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(4歳)と娘(0歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。
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