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畑をかりる難しさ
毎年のことだけど、忙しくなると土との関わりが途切れる。というか、好きなことを見つけるとそっちに没頭してしまって、他のことが疎かになるっていうのが僕の特徴だ。仕事でもそうだし人間関係でもそうなのだから、かなり問題なのだけど、この性格はうまく付き合っていくしかないのかな。
で、畑の話。
今年は春先からコロナ禍のおかげで土との関わりが深くできるかなーって思っていたのだけど、緊急事態宣言があけてからというものの仕事がいつもの1.5倍くらいに増えて、それに突然の大家さんが貸している家を私が使いたいからちょっと出てって欲しいという宣告もあり、夏から、もーーとっても大変だった。(現在は寺田地域に仮住まい中)
そんな中、昨晩畑の持ち主の方から連絡があって「引っ越しただろうけど、今後畑どうする?」と連絡があり、なんとかしたいなと思ってたのだけど動けなかったからか、ちょっとだけ血の気が引く。
その方はとってもいい人だし、今後もお話ししたいし、畑の風景がとても素敵だから、、って思ってたら即答していた。明日からいきます!と。
そういうこともあり、久々に嫁と早起きをして畑へ。
久しぶりの畑の風景に癒されたな。9時ごろまで作業をしていると畑の持ち主の方がいらっしゃり、ちょっと立ち話。スパッとした切れ味で話すその方は、「あんたらに畑を大きく使って欲しかったけど無理だわね。けど、畑は楽しいと思うから、また頑張って使ってみなさい。」とお話しいただく。
切れ味が良すぎて切られたのがわからない(笑)
ご主人から引き継がれたその畑はいろいろな種類の花が咲き、しっかりと愛でられています。「引き抜いた雑草はあっちに置いておいていいわよ」と言われ、その場所にもっていくと綺麗にされたお墓があり、いっぺんに想像が膨らんだのでした。ご夫婦で過ごされた時間がこの綺麗にされている畑の風景に現れている気がしました。
畑を借りるって、ただ畑を借りるってことなんじゃないんだなって思います。貸してくれる方は、借りる人との関係性も、維持してくれることも期待している。でもその期待は「いい隣人」が欲しいっていう誰しもが持つ欲求と同じなんだろうなって思う。
ただ、それがずっと一番ムズカシイって思います。
鍬をつかった身体が軋むけど、また明日も行ってみようと思います。