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ループアニメの作り方【フィギュアコマ撮り】

こんにちは、篠原健太です。コマ撮りアニメーションを制作したり、発信したりしています。

ずっと前から気になっていた『ねんどろいどどーる』を買いました。ねんどろいどどーるは頭部サイズはねんどろいど、体は可動ができるアクションフィギュアです。

ねんどろいどどーる アリス

グッドスマイルカンパニーのオリジナルキャラクターとして仲間入りしたアリス。

アリスのスキップ テスト

その場スキップのループアニメーションをコマ撮りしました。

15fps 一歩8コマの16コマループ 撮影時間40分

産まれたてはタイツの中に保護用のビニールを履いているので剥がし忘れないように!知らずに靴を履かせようとすると、靴のベルトが壊れます…。

足裏と靴裏にはマグネットが付いていました。地面が金属ならピタッとくっ付けられます。関係ないですが机が傷んできました‥‥。

箱を開けるまで気がつかなかったのですが、後ろ髪が長くて突き出しを腰につける事が出来ませんでした。

代わりに後ろ髪に突き出しを固定しました。首の関節が強くて体が軽いのでポージングは保てます。しかし、頭を動かすたびに体も動いてしまうので、体を戻すことが必要になります。

ループアニメーションのポイント

ループ点を決める
ループ点(つなぎ目)は繋がりやすいコマを選ぶと良いです。個人的には動き幅の大きいコマをループ点にするほうが違和感を軽減できると思います。今回に関してはアリスが床を蹴って飛び上がってる途中をループ点にしました。一番移動幅が大きいコマなので成功しやすいです。動きの小さなコマをループ点にしてしまうと、カクつきが目立ってしまうことがあります。特に人形が布の衣装を着ている場合は気をつけます。

位置を保つ
特に歩きや走りのループに関してですが、一コマ目から順番にアニメートしていくと、気がつかないうちに人形の位置がズレていってしまうことがあります。コマ撮りは描きのアニメの様にキーになる原画を先に撮ることができません。なので、撮影前に現場証拠(バミリ)を残しておくと良いです。今回のアリスのスキップは足元に鉛筆で薄っすら着地位置をマーキングしていました。

さらに、コマ撮りソフト『ドラゴンフレーム』の機能には描画モードがあります。

赤く描いているのがループ点のコマの位置です。一目で向かう位置がわかるのでとても役立ちます。描きのアニメの原画の役割をコマ撮りソフトを使って補えるということです。便利!


おまけ

スローモーション

スカートとエプロンは手でもふもふして形を変えてあげるとスキップの上下に合わせて揺れているようにアニメートできました。目パチはデジタルレタッチです。


好きが伝わるコマ撮りフレンドを紹介させてくれ!ねんどろいど編

↑僕の記憶に刻まれている作品。工夫
の仕方と可愛いセンスが素敵です。

↑技術もお持ちになられています!


↑動きの感じの出し方が素敵です!


↑表情の使い方と演出が素敵です!

みんなセンスがそれぞれ違います。生まれ持ったセンスだったり、育った環境の影響だったり。技術では身につけられない何かを感じます…。面白いなあ。

つづく。

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篠𠩤健太ストップモーションアニメーター
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