【だれでもAIメーカー】ChatGPTを使って「フォトスタイル診断」をほぼ自動で作成してみた。プロンプト無料公開。
こんにちは棚橋です。
前回の記事に引き続き「だれでもAIメーカー」サービスを利用してAIサービスを作ってみようのコーナーです。
今回は「だれでもAIメーカー」を使って、簡単にフォトスタイル診断メーカーを作成する方法をご紹介します。
だれでもAIメーカーサービスは、プロンプトの部品を組み合わせてサービスを作成することができる、誰でも簡単にAIサービスを作ることができるツールです。
以下では、「だれでもAIメーカー」の説明や、プロンプトの組み立て方、診断内容の決定、タイトルと説明文の作成方法について解説します。
だれでもAIメーカーとは
「だれでもAIメーカー」とは、プロンプトの部品を組み合わせてAIサービスを組み立てることができるツールです。「自由入力欄」、「チェックボックス」、「選択ボックス」、「固定の文章」の4つの部品を組み合わせることで、誰でも簡単にAIサービスを作成することができます。
プロンプトの組み立て方
だれでもAIメーカーで用意されている部品は、以下の4種類です。
これらの部品を用いて、診断項目を作成し、診断メーカーを作成することができます。
フォトスタイル診断メーカーを作成する手順
では、実際にフォトスタイル診断メーカーを作成する手順を紹介します。
【STEP1】診断内容の決定
まずは、フォトスタイル診断メーカーで診断する内容を決定しましょう。例えば、フォトグラファーのタイプを診断する場合は、以下のような診断項目を考えることができます。
・撮影スタイル(風景、ポートレート、スナップショットなど) ・構図の意識度合い ・光の使い方 ・被写体の選定 ・撮影場所の選定 ・カメラの種類やレンズの選定 ・編集ソフトの使い方 ・撮影時間帯の選定 ・撮影テクニックの熟練度
【STEP2】プロンプトの組み立て
次に、診断項目を元に、プロンプトの組み立てを行います。例えば、「構図の意識度合い」の項目では、以下のようなチェックボックスを用意します。
・構図について学ぶことがある ・構図を意識して撮影することがある ・構図に関する知識を持っている
これらの項目にチェックを入れることで、構図に関する得点を集計し、最終的にどのタイプのフォトグラファーに近いかを判断することができます。
【STEP3】タイプの決定
診断項目のプロンプトを組み立てたら、9つのタイプに分類します。例えば、以下のようなタイプを設定することができます。
逆光が得意なスナップショット派
自然光を活かすアウトドア派
風景写真を撮るのが得意なカメラマン
美女美男を撮り上げるポートレート派
星景写真や夜景写真が得意なカメラマン
クリエイティブな構図で写真を撮るカメラマン
黒白写真やセピア写真を得意とするアナログ派
ファッション写真が得意なカメラマン
カメラの種類にこだわるオタク系カメラマン
【STEP4】タイトルと説明文の作成
最後に、タイトルと説明文を作成します。例えば、以下のようなタイトルと説明文を設定することができます。
タイトル:「あなたのフォトスタイル診断メーカー」
説明文:あなたの撮影スタイルや、構図の意識度合い、光の使い方などを診断し、9つのタイプに分類する診断メーカーです。自分がどのタイプに近いかを診断して、自分の強みや課題を知ることができます。
上記のステップがフォトスタイル診断を作成する際の大まかな流れですが、今回はChatGPTを使って、フォトスタイル診断を半自動で作成してみます。
ChatGPにオリジナルプロンプトを入力して半自動でAIサービスを作ってみよう
まずはChatGPT用にプロンプトを作成しました。
GPT-3.5で動作します。以下プロンプトです。
まずは上のプロンプトを作成しました。()内に概要を入れると、AIサービスの内容が出力されます。
概要欄に以下の内容を突っ込みました。
それではGO!
ChatGPTに入力しました。
下の画像のように診断テストの内容を勝手に作ってもらいました。納得が行かない時は何回か繰り返せば良いと思います。今回は一発で想定していた内容を出力してくれたので、これで進めます。
診断タイプ名がちょっと長かったのでChatGPTに簡易的な名称に変換してもらいます。
文字数の都合上、○○重視を○○型に変換してFIXしました。
これもChatGPTを使って一発で変換してもらってます。
ChatGPTの出力結果を元に
①あなたの名前を入力してください
②普段の撮影で特に意識していること
③あなたの撮影ジャンルは?
④お気に入りの機材は?
⑤写真を撮る目的は?
⑥撮影した作品を公開する場所
⑦お気に入りの撮影場所は?
⑧固定の文章
の8項目を部品として使うことに決めました。
選択ボックスの選択肢もChatGPTが作ってくれていたので、参考にしました。
②の「普段の撮影で特に意識していることの選択肢を増やしたかったので、ChatGPTを使って変数を追加してもらいます。
上の会話で選択肢の項目を5つに絞りました。
つぎの固定プロンプトを考えます。入力欄や、選択ボックスにまあまあ文字数を使ってしまったので、ここは最小の文字数に抑えます。
固定プロンプトは下記です。このような診断メーカーを作る際には元気な口調でなどのように、出力される回答のトーンを決める命令を入れた方が良いと思います。
次にAIサービスのタイトルと説明を考えます。これもChatGPTにお願いしました。
いい感じです。最終的なタイトルはフォトスタイル診断に決めました。
サービスの設計が大体終わったので、だれでもAIメーカーを使って実際にサービスを組み上げてみます。ここまで20分ほどです。個人的にはめちゃくちゃ早い。
これで完了です!
実際にテストしてみます。
なかなか良い感じではないでしょうか!内容もまとめを得ている気がします。簡単な診断メーカーとしては十分に使えそうな出力結果です。ここまで30分以内でフィニッシュです。
まとめ
今回「だれでもAIメーカー」とChatGPTを使ってフォトスタイル診断を作成してみました。他にも同ツールを使っていくつかサービスを作ってみたのですが、1つのサービスを作るのに2時間くらいかかってました。
それがChatGPTをベースに設計すれば1/4まで時間を短縮できるという結果です。他のサービスよりも入力項目が多いのにも関わらず素早く簡単に作成することができて驚いてます。
ということでこのnoteを見た方はぜひAIサービス設計にトライしてみてください。私のようにプログラミング経験がなければ、サービス設計の経験がない素人でもChatGPTのちからを借りればあっという間にAIサービスを作ることができます。
それではまた!
私が作ったAIサービスは下記のリンクから確認できます。是非使ってみてTwitterなどで感想お待ちしております!
1番人気のオススメのカメラ機材メーカーについての作り方も書きました。
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