First Love is Never Returnedが描く世界は、「恋愛」なのか。(2024年6月16日ライブレポート)
出会った経緯と初めて見たあの日
First Love is Never Returned
2024年6月16日(日)新宿MARZ w/Emerald
見に行ってきました。
First Love is Never Returnedを好きになったきっかけはVIVA LA ROCKの
「告知」でした。
私は好きなアーティストが異常なほど多く、フェスのメンツ発表が趣味なくらいです。フェスのメンツ発表があるたびにリプ欄や引用欄を見ていろいろな方の反応を見るのが好きです。あ~この日人気なんだなぁと勝手に今の流行などをチェックするのが好きです。最近このアーティスト浴名前見るようになったなぁどこのバンドだろうみたいな。
そこでビバラの出演者発表の際に引用ポストを見ていた時こんなポストを見たのです。
私はいろいろなジャンルの音楽を聴く中でも特にシティポップが大好きです。ポップという言葉に敏感です。
そこでこのポストに掲載されているUnlucky!のMVのサビを見ただけで、ひとめぼれしました。
ビバラの出演者発表そっちのけですぐApple Musicを開きます。
OKACHIMACHI FRIDAY NIGHTを聴いてさらに衝撃を受けます。
すぐさま各種SNSを追い始めました。
当時の私は、やばいものを見つけてしまったという感覚でした。
First Love is Never Returned。直接日本語に訳すと「初恋は決して繰り返さない」ということになります。
「ビバラはいけないものの、一秒でも早く彼らの音楽を生で聴きたい。」
そう思った私は、東京でライブがあることを知った際すぐさまチケットを購入。チケット番号は26番ということでかなり前で見られると楽しみにしていました。以下、各曲は私の感じ方ですので、人によっては違うとらえ方もあると思います。音楽をどうとらえるかは自由でいいと思っているからこそ、私はここで私なりの感じ方を記していきます。
本ライブのタイトル、 [Once, Again]なのがまたいいんですよ。初恋は決して繰り返さないと直訳できるバンド名を掲げて、ライブタイトル「もう一度…」と訳せてしまうのやばい。もう大好き。おしゃれすぎる。さて、ライブのセットリストを振り返っていきます。
【SET LIST】
1.シューズは脱がないで
スローミュージックで、夏の雰囲気を漂わせるこの1曲目から。今回のライブが『Early Summer Tour』ということで、まさに夏の訪れを感じさせる一曲。
2.泡と文學
少し暑くなった日々の中で、少しだけ気温が下がった涼しいとも言えない、ぬるい初夏の深夜を泳ぐような感覚に陥ります。喫茶店で流れているような心地よい一曲。令和のポップスと言われると少し驚きます。
3.ファンデーションの前に
独特なイントロから始まる、大人の雰囲気をまとった一曲。深夜の首都高速ドライブ中にラジオから流れる音楽を彷彿させるメロディライン。パッと頭に浮かぶのは1980~1990年代。彼らの音楽はどこか昔懐かし情緒を感じさせるものの、その音楽すら令和というこの時代に溶け込んでいます。
4. Baby Don’t Stop
さわやかな夏のナンバーの雰囲気を感じられる。ダンスミュージックのような要素すら感じられる一曲。ラスサビで盛り上がっていくのも素敵。
5.Mama’s Pie
FLiNRの中でも、THEロック調な一曲。彼らはポップを奏で続ける中で、ロック調な要素が彼らの曲の中では一番盛り込まれている感触があります。店舗も早くて聞いてて心地いい1曲です。超大好き。ロック調ではあるものの、根底にはしっかりポップ的な志向が感じられて最高です。
6.Unlucky!!
私が好きになった理由。キラキラした雰囲気のキラーチューン。ライブでも盛り上がるし、「ゲーム」の中に入り込んだような感覚に陥る音の使い方。これが見事なのです。ゲーム音というか、電子音というか。わくわくするような工夫がちりばめられています。MVもすごく面白いので見てほしいですね。
7.プラチナ
またまたさわやかなナンバー。彼らの奏でる爽快感があるポップスにオーディエンスは溺れていきます。楽器一つ一つの音がVocalの石田氏の歌声を輝かせていきます。まさにプラチナのように。
8.バックミラー
少し現代チックな雰囲気に寄りながら、でもFirst Love is Never Returnedらしさ・彼ら特有の優しさがはっきり出ている。First Love is Never Returnedのすごいところは、バンド名からゴリゴリの恋愛ソングを作りそうなのですが、「好き」「愛している」といった直接的な表現や「恋愛」を思わせるキーワードもそこまで入っていないのです。しかし、「二人」が見ている景色や心模様はあまりに鮮やかに映し出しているのです。情景描写から曲中の人物の恋愛模様を各々が想像するのです。これが他のバンドにないFirst Love is Never Returnedの強みだと思っています。
9. Black or White?
メロディラインが完全にカフェミュージック。しかもダンスミュージックの要素も含まれる。ライブ映えもする。シティポップの雰囲気もしっかり出ていて、はっきり言ってすべての観点から最強な一曲。最新曲。彼らが次にどんな曲を出すのか素直に楽しみで仕方ない、そう思わせてくれる一曲。
10.OKACHIMACHI FRIDAY NIGHT
東京を舞台にした楽曲はたくさんある。東京全体をテーマにした楽曲から、渋谷や新宿、六本木などをフィーチャーして楽曲にしている例も多いように感じる。しかし、この楽曲は御徒町だ。御徒町。私は御徒町をテーマにした楽曲を知らない。しかも、札幌のバンドが御徒町を舞台にした楽曲を思っているのが面白い。
11.People 365
この曲をこのバンドは今一番大切にしているようにも感じる。最新アルバムPOP OUT!Ⅱでも最後の曲になっています。あわただしく過ぎる日常を生きて、喧噪の中で忘れてしまいそうになる大切なことを思い出させてくれるような一曲。Vocalの石田氏の優しい声でこの世の苦しみや悲しみを包み込むような感覚に陥る。この曲に私自身も救われている。これからも末永く聞かれる一曲だろう。
En.Twenty-Twenty
アンコールでは、「北海道で開催されているRISING SUN ROCK FESTIVALの出演決定など、2023年を飛躍の年へと導いてくれた一曲」とも話す、彼らの代表曲の1曲「Twenty-Twenty」
新型コロナウイルスで、全国各地のライブ・フェスは中止に追い込まれ、音楽業界は窮地に立たされていた。そんな新型コロナウイルス禍をテーマに楽曲を作成したアーティストは数多く存在する。しかし、First Love is Never ReturnedのTwenty-Twentyはそれらと少し一線を画している。タイトルのTwenty-Twentyというのはまさに数字で表記するのであれば、「2020」だ。曲中でも「昨日は外せていたマスクを」というような表現もあり、どのアーティストよりもコロナ禍を直接的に表現しているように感じる。
決してポジティブとは言えないあの時期を、彼らは音楽の中で前向きに描いた。あまりに見事。「2020以降から枯れていた花たちも咲き誇る」という歌詞にもあるように、彼らは当時を悲観するのではなく、そこからの音楽業界の復活劇を、大きな希望をもって表現しているように感じられる。
First Love is Never Returnedに対して思うこと
さて。セットリストを紹介するだけでかなり暑苦しく自分のFirst Love is Never Returnedの楽しみ方を語ってしまいました。
先述もしましたが、彼らの楽曲の中の多くは「恋愛」が根柢のテーマになっているのですが、その事実をあまり思わせないのです。
彼らは情景描写から恋愛模様を描くからです。
Vocalの石田氏はかなりシャイな雰囲気をライブでも感じられました。彼の人柄もあるのかもしれません。いずれにせよこれからが楽しみすぎるバンドです。私はこのバンドは必ず伸びると思っています。
令和の音楽は、レトロ調・シティポップ調が流行になりやすいように思います。
Vaundyの『踊り子』『東京フラッシュ』などはまさにそうでした。
そして爽やかな爽快感ある楽曲も支持されやすいです。
Mrs. GREEN APPLEなどもまさにそうです。
2つの要素をどちらも出せている彼らの音楽が支持されないわけがないです。現に、気づいた人から彼らの音楽にほれ込んでいます。
彼らがVIVA LA ROCKのみならず、JAPAN JAM、ROCK IN JAPAN、SWEET LOVE SHOWERなど大型フェスに呼ばれる日は決して遠くないと思っています。
彼らはMCの中で、「自分たちはTikTokで一気に伸びるようなバンドではないと思うから、遅くなるかもしれないけど一歩一歩前へ進んでいきたい。」と言っていました。
しかし、私は彼らの音楽はどこかでバズる可能性を秘めていると思っています。ですが、彼らはそこを狙わずに一つずつ自分たちの納得いく音楽を創っていくのだろうと思うと、期待せずにはいられません。
私には確かに見えます。
彼らが晴天のROCK IN JAPANのGRASS STAGEでUnlucky!を披露し、絶えない歓声に包まれる光景が。
何年かかってもいいです。その景色を私は見たいし信じたい。
それだけ可能性のある音楽だと確信した1夜でした。
9月にも東京に来てくれるようなので、チケット申し込みました。
彼らに出会って、人生の楽しみが一つ増えました。
彼らがどこまで上り詰めるのかを楽しみに見ています。
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