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先生が前に立たない修学旅行

京都と奈良へ2泊3日の修学旅行。
解散式の時に、校長先生はこうおっしゃいました。

こんなにも先生が前に立たない修学旅行は初めて見た!

その後に、学年主任としてぼそっと話した内容です。


修学旅行なんて

修学旅行なんて・・・・・
疲れるよね。不自由だし。
一人なら、好きな時間に寝て、好きな時間に起きられる。
一人なら、自分のしたいことをして、自分の好きなものを食べられる。
一人なら、ゆっくりお風呂に入れる。
ゲームもできるし、SNSもできる。

でも、一人じゃないから
自分では行かないような所に行くことができた。
とりとめのない会話で、笑うことができた。
困っている時に手を差し伸べてもらえた
誰かのために頑張ることができた。

一人じゃないから
意見が対立して、気まずい雰囲気になることもあるし。
我慢して、まわりに合わせなきゃいけないこともある。

でも、一人じゃないから
人前でマイクを持って話せた。
友達の素敵なところをみつけられた。
朝、ちゃんと起きれたし、学校にも来れた。
一人じゃないから、笑い合えた。

みんなで一緒に過ごすと、きついことも不自由なこともある。
でも、みんながいるからこそできることも沢山ある。

私はそのために、「学校」があるんだって思っています。

まぁ…、まだまだ実行委員の司会はぎこちないし、
班別研修のプレゼンも上手くはないし、
ついついルールを破っちゃう事もあるし、
振り返りは具体性が足りないし…

でも、修学旅行をとおして、
一人じゃないから成長できることを、ひとりひとりが実感できましたよね。
みなさんは、もっとすばらしい学年になれる。まちがいない。


生徒たちは本当によく頑張っていました。そして、
学年の方針を理解し、ヒヤヒヤしながらも「ぐっ」とこらえて生徒たちを見守ってくれた学年スタッフに感謝しています。

みんな最高です。

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