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大学ラグビーの東高西低の歴史

1月11日、第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、天理大学が圧勝し、関西勢36年ぶりの優勝で幕を閉じました。
おめでとうございます。
前回は同志社大学3連覇の最後、慶応大学を10-6で退け、4回目の優勝を飾ったときにさかのぼります。平尾誠二さんの個人技でとったトライシーンが今でも思い出されます。

そこから36年、西高東低といわれる高校ラグビー界から有望な高校ラガーマンが関東に行くようになり、一転、大学ラグビー界は東高西低と言われるようになります。

では、その低迷ぶりはいかほどのものであったか下記のグラフをご覧ください。

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大学ラグビーフットボール選手権のベスト4進出をポイント化してグラフにしたものが上記です。
黄色が早稲田、明治、帝京らが属する対抗戦、青色が東海、流経大らが属するリーグ戦、赤色の折れ線が天理、同志社らが属する関西Aリーグになります。

低迷時期は1985年度~2019年度となるますが、この間の関西Aリーグの成績は、
1987年度 同志社       準優勝
1993年度 同志社・京都産業  ベスト4
2006年度 京都産業・大阪体育 ベスト4
2011年度 天理        準優勝
2016年度 同志社・天理    ベスト4
2018年度 天理        準優勝
とベスト4以上の進出は上記がすべてになります。
この間の対抗戦は13連覇を含む25回の優勝、リーグ戦は9回の優勝を飾っています。
前半は早稲田・明治・大東文化、中盤は関東学院、後半は帝京の9連覇で、全体的にはやはり対抗戦が軸に回っています。

ただ、この30数年以前からも大学ラグビーは東高西低の傾向はあり、早稲田・明治が常に中心で、新たに大東文化や関東学院や帝京が時に軸になる構図だったと思います。その中で、平尾時代が訪れ、大学ラグビー初の三連覇の偉業があり、そこを標高とすると、その後の30数年は低迷に見えてしまうということではないでしょうか。
ですので、関西Aリーグは様々な要因はありながらも、打倒対抗戦や打倒リーグ戦の歴史ではないでしょうか。
強すぎた帝京の9連覇時代には、全国リーグ戦の構想案なんかも議論にはなりましたが、早稲田・明治が盛り返してくるとそういった議論は立ち消えになった気がします。
しかしながら、初優勝を遂げた天理と同一リーグで切磋琢磨し、ベスト4常連リーグになるきっかけになることを期待しています。





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