大坂なおみ時代は来たのか!?
大坂なおみ選手、全豪オープン、優勝、おめでとうございます!
圧倒的な強さでした。
準決勝では憧れのセリーナ・ウィリアムズ選手に、
決勝では全米で苦戦したジェニファー・ブレイディ選手に完勝でした。
とりわけ、グランドスラム最多優勝回数タイ記録をかけて臨んだセリーナ・ウィリアムズ選手を退けたのには圧巻でした。
大坂なおみ選手は、この優勝で、グランドスタム4勝目、一方、セリーナ・ウィリアムズ選手は、これまで23勝してます。
そこで、大坂なおみ選手の記録のペースはグランドスタム優勝回数TOP10の選手と比べて、どれぐらいのペースで進行しているのか調べてみました。
グランドスラム最多勝は、マーガレット・スミス・コート選手の24勝です。彼女は1960年代に主に活躍した選手で、テニス選手としては若干遅い18歳でデビューすると、順調に勝ち星を増やし、15年という、これも若干短い現役生活の中で輝かしい記録を残しました。
2位は今大会、ベスト4で敗退したセリーナ・ウィリアムズ選手です。14歳でデビュ―して、途中育休期間もありましたが、現役生活26年目にして、積み重ねた優勝回数は23回。惜しくも、最多タイとなることはできませんでしたが、36歳でのグランドスラム優勝は素晴らしい記録だと思います。
そして、3位はシュテフィ・グラフ選手の22勝です。彼女は13歳でデビュ―すると、30歳で引退という17年間の短い現役生活でしたが、テニスプレーヤーで年間ゴールデンスラム(4大大会+五輪)を達成した唯一の選手です。
3位以下を含め、TOPランカーの傾向を見ていきます。
13~18歳でプロデビューし、10代のうちに1,2勝を挙げ、20代前半で勝ち星を獲得し、20代後半から緩やかになり、30歳ではほぼ横ばいになっていく傾向です。
11選手中6選手が20代前半で全優勝回数の42%~68%を獲得しています。
20代後半では、同26%~37%となります。
つまり、過去の傾向からは20代前半で、どれだけ獲得できるかがポイントとなります。
ただ、この傾向に当てはまらないのが、マルチナ・ナブラチロワ選手です。
彼女は、17歳でデビューし、5年後の22歳の時に全英で初優勝を飾ります。
その後、25歳までに3勝にとどまりましたが、27歳から31歳までの6年間に14勝を獲得しています。
上のグラフを見ていても、ちょうど、大坂なおみ選手は、このナブラチロワ選手のトレンドを今のところたどっていますので、単純計算でいえば、18勝まで行けるのではとなりますが、もちろん、ライバル関係ほか様々な要素が異なりますので、そう単純にはいかないでしょう。
ただ、ナブラチロワ選手を含め、トッププレイヤーのほとんどの選手が、得意不得意は多少あるにしても、4大大会で優勝を飾っていますので、大坂なおみ選手もクレーコートの全仏、芝コートの全英で勝つことがテニスプレイヤーとして歴史に名を刻むにはマストではないでしょうか。
これからも応援しています。
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