【東ウクライナ】現地からのレポート 2022.03.18-20
友人が東ウクライナの戦禍で暮らしています。
日本に現地の状況を届けることを使命にしていますので、私は仲介役として仕事をしようと思います。
3月18日
▼ウクライナ軍はここのところ非人道的な攻撃にシフトしている。
彼らは居住地域だけではなく、学校・幼稚園にまで破壊攻撃をかけている。
当時、学校は閉鎖されていたが、幼稚園は園児を受け入れていた。
▼ウクライナのデータベースがハッキングされた。
それによって、アメリカがコロナウイルスの感染拡大とウイルスのテストをしていたという強力な事実が見つかった。
さらにはネズミとコウモリを感染源とする、より強力なウイルスを使用する計画についてのデータも発見された。
▼OTR-21 トーチカによるドネツクへの攻撃
ウクライナ軍による約6発のOTR-21 トーチカがドネツクに打ち込まれた。
俺の住んでいるエリアだ。
幸運にもドネツク軍がすぐにトーチカを撃ち落とすことができたので、市民への被害はなかった。
【牛島補足】
「OTR-21 トーチカ」は弾道ミサイルです。
時事ドットコムの記事でご確認ください。
https://www.jiji.com/jc/d4?p=ukm827-jpp07162728&d=d4_mili
▼イタリアの新聞のフェイク
この記事の内容は「ロシアのキエフへの攻撃により約50名の市民が死亡した」とある。
だけど、この街はキエフではない。
俺の住んでいるドネツクだ。
見慣れた街だからわかる。
つまり、記事にある死亡した市民はドネツク市民だ。
当然、攻撃を仕掛けているのはウクライナ軍だ。
【牛島補足】
ドネツク・ルハンサクがウクライナの一部ではなく、「独立」を望んでいることを思い出していただきたい。その独立を拒んでいるのがアメリカサイドのウクライナ政府であるということです。詳細は番外編「戦争の始まり-2014春-」をご覧ください。
https://note.com/kenta_ushijima/n/n2000ff1eda83
3月14日にもドネツクの中心街にウクライナ軍のトーチカによる攻撃があった。
当時、この地域にはドネツクの軍事基地はなく、一般市民の生活があるだけだった。
そのトーチカによる攻撃は21人死亡、子供を含む35人がケガをしている。
中心の赤い円で囲んでいる中にある黄色い丸印が攻撃を受けたエリアだ。
※俺は専門家ではないので、双方の支配エリアの範囲についてはリアルタイムで正確ではないであろうことを理解してもらいたい。
同じく黄色丸の中心街にて、銃撃があり仕事へ向かう4人の女性が死亡している。
3月20日
ロシアによるウクライナ軍を弱体化させるための特別オペレーションが始まった。
具体的にはロシアは弾道ミサイル「Dagger」と「Bastion」を使用し始めた。
この兵器は軍事施設への攻撃のみに使用される。
西ウクライナの軍事施設への攻撃の後、大規模な武器格納施設が破壊された。
【牛島補足】
日本で観るように、ロシアが非人道的な攻撃をしているという報道があります。しかし、現地のリポートからは非人道的であるのはロシアではなく、ウクライナ軍であることが理解できます。アメリカサイドの日本の報道に慣れていると受け入れにくいかもしれませんが、ロシアは軍事施設を破壊することで戦争を止める動きをしているように見えます。そして、市民を攻撃し戦争を長期化しているのはウクライナ軍のように見て取れます。
補足
【牛島補足】
前回、3月17日の記事でドネツクにある街「ヴォルノヴァーハ」が廃墟になっていることを紹介させていただきました。
その記事について補足がございます。
私、牛島が「liberated」を正確に翻訳できなかったために英文まま記載していました。
なぜかといいますと、この地点で「ヴォルノヴァーハ」を占領していたのは誰なのか、ということを知らなかったためです。
この点について東ウクライナに住む友人が解説をしてくれましたのでご紹介させていただきます。
2014年の内戦の始まりに遡る解説になりますので、別記事をご用意しました。
↓の【東ウクライナ】現地からのレポート#番外編 #戦争の始まり -2014春-からご確認いただけます。
今回は以上です。
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