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過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました。


まず、未来会計の定義です。

未来会計の先駆者である、日本BIGネットワークの岩永經世先生は、「持続可能な未来を構築するために必要な会計の体系」と定義しています。

弊社では、この定義を基本にしつつ、下記のように考えています。

①経営計画をつくる(数字と行動)

②経営計画を達成するべく、行動計画を実行する

③経営計画を達成しているか、数字と行動を検証・軌道修正する。

(①~③を繰り返す)

つまり、Plan-Do-Seeサイクルを通して経営を良くしていくことが、未来会計の取り組みです。

くどい説明ですが、

①=Plan=経営計画をつくる

②=Do=計画を遂行する

③=See=遂行結果の検証をする

ということです。

次に、未来会計が企業経営にとって必要な理由について、お話しします。

上記の岩永先生は、「経営とは未来からの逆算である」とおっしゃっています。

カーナビで例えれば、出発するときに目的地を設定し、最適な行程で目的地まで到達することです(もっとも、カーナビの性能によっては、とんでもない行程を示すことがありえます。これは、この文脈でいえば、「良くない経営計画」といえます。このことについては、今後の投稿で言及します)。

逆に言えば(逆でもないですが)、経営計画を作らないということは、目的地を設定せずに出発することといえます。

ドライブであれば、行き当たりばったりも楽しみの一つ、といえましょうが、経営においては、限りある経営資源を運用し、適正な利益を生み出し続けることを思えば、遠回りはなるべくしたくないはずです。

そこで、「未来(あるべき姿)からの逆算」、つまり、経営理念を実現するための戦略目標を設定し、それを実行し、その成果を検証し、次の戦略を立て直す、といった一連の流れを繰り返すことで、目標までの最短距離を進むことが経営にとっていかに大切かがわかります。

今回の最後に、「良くない経営計画」というべき、「絵に描いた餅」現象についてお話ししましょう。

これは、一言でいえば、計画と行動の不一致です。

PlanからDoに移らない、あるいは変な移り方をしている状態、ともいえます。例えば、

・計画をつくっただけで満足。実行しない。

・そもそも実現不可能な計画になっている。

・計画のハードルが高すぎてモチベーションが上がらない。

・あんまり本気でやるつもりのないものを計画に反映させた。

・銀行、会計事務所etcに言われて仕方なく計画を作った。

・計画自体はよいが、うまくいかない理由を部下、顧客、取引先、景気etcのせいにして溜飲を下げている。

など、枚挙に暇がありません。

そもそも、未来(あるべき姿)が明確でないのに計画を作った結果、といえましょうか。

これらをやってしまっている組織は、当然ですが、本気で経営計画を達成しようとしている組織にかないっこありません。

私たちは、経営理念の確立とその徹底的な実行が、最大の差別化だと考えています。このことについては、覚えていれば次回以降詳しく言及したいと思います。

今回はこんなところにしておきます。

続きは↓



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齋藤健太@未来会計・渋沢栄一研究・東北の日本酒
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