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クラブの限界

 限界は必ずあるのだから、それを見ないようにするのではなく、積極的に受け入れて対処する。

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日は『クラブの限界』というテーマで考えてみたいと思います。クラブが成長を止めた時、それは何らかの限界に達したという結果なのかもしれないと思うと、じゃあ限界にはどのようなものがあるのか考えておく必要はあるなと思ったんですよね。私が関わっているたかぎスポーツクラブやふじみスポーツクラブの限界は一体どこなのか。少しでも”あたり”を付けておくことは大事なのかなと。

 一応、『限界』の定義を確認しておくと、

【限界】
物事の、これ以上あるいはこれより外には出られないというぎりぎりの範囲、境。限り。「広葉樹分布の北の―」「能力の―を知る」「体力の―に挑戦する」
goo国語辞典より~

だそうです。

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 まずは思いつくままに挙げてみると、以下のような感じでしょうか。

・会員数の限界
・活動数の限界
・会費収入の限界

あれ?思ったより限界って少ないな、というのがパッと考えてみた印象です。

(※思いつかないだけ説)

 あ、ちなみに前提条件としては、1つの総合型地域スポーツクラブの経営での限界です。

 では順番に考えていきたいと思います。

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①会員数の限界

 会員数の限界は、2つ観点から捉えることができるのかなと思います。一つは『そのクラブに物理的に通えることができる人口』という観点。もう一つは、『入れ物としてのクラブのキャパシティ』という観点。

 人口に関しては当たり前ですよね。総合型地域スポーツクラブは地域で活動するクラブですから、人との物理的な距離(近さ)というのが非常に重要です。近いところに住んでいる人や近いところで働いている人などしかターゲットになってきません。その人口がクラブの会員数の限界というのは間違いないところです。

(※地域スポーツクラブでもオンラインでの活動を行っているところはあると思いますが、そこを伸ばした結果、そのクラブは地域スポーツクラブではなくなると思うので、オンラインで会員数を伸ばすという視点は排除しています)

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5