もしも日本が本当に貧しい国になったら総合型地域スポーツクラブは

 とりあえず富士見市は雪なし。よかった~。

 どうも!総合型地域スポーツクラブをやっています、上杉健太です。

 今日は、『もしも日本が本当に貧しい国になったら総合型地域スポーツクラブは・・・』というテーマでお話したいと思います。電気代やガス代が結構な上がり方をしてきたせいで、これは本当に支出のカットを始める家庭が出て来るだろうと思ったので、考えてみたいと思います。


 電気代やガス代が結構な上がり方をしているようです。ようです、というか、ほとんどの皆さんが実感しているところかなと思います。実は僕は、収入が低いくせに、あまりモノの値段というものを気にしません(笑) 欲しいものは絶対に買うべきだと思っているし、いらないものは買わなければいいと思っているだけで、高いから買わないとか、安いから買うとかという発想がほぼないんです。(※ある程度値段で線引きは無意識的にしているんだろうけど・・・) それに、電気代やガス代なんかは自分でコントロールすることがほぼできないので、正直気にし過ぎても仕方がないと思っていたりもするので、具体的に我が家の光熱費がどれくらい上がっているかは把握していません(笑)

 でも、テレビなどでもかなり頻繁に話題として取り上げられていて、その中で紹介されていた家庭では、電気代の高騰を受けて、子どもの塾をやめたと言っていたんですね。これはもう、総合型地域スポーツクラブとしても他人事ではないですよね。他人事ではないどころか、思い切り影響を受けると思います。


 ではまずは、実際にどれだけ電気代やガス代が高騰しているのかを軽く勉強してみましょう。

 色々とサイトを見てみると、概ね昨年同時期と比べると、電気代は120~160%くらい上がっていて、ガス代も120%くらいのようですね。(※たぶん契約会社や契約内容によって多少は違う)

 例えば、電気代1万円だった家庭は15,000円くらいになっているし、電気代5万円だった家庭は75,000円くらいになっているんですね。これが毎月の支出増としてのしかかっているわけです。

 そして肝心の日本人の収入はというと、実質賃金は下がっていて、11月の前年比較だと-3.8%ということでした。つまり、収入の増え方よりも支出(物価)の増え方の方が大きいということですね。


 さて、収入が増えずに支出、特にどうしても支出を避けられないような光熱費の部分が増えてしまう時、僕たちはどうやって生活をしていくでしょう?まず絶対にやるのは、”生きていくのに絶対に必要ではない支出”をカットすることですよね。完全にカットできないのは、住居費・食費・衣服費・税金あたりですよね。生きるのに絶対に必要なものと、国民の義務の部分ですね。逆にすぐにカットできるのは、教育費や娯楽費、交際費などですよね。特に光熱費が上がったことでコストカットをしようとすると、”毎月かかっているもの”をカットしたくなるものだと思います。分かりやすいですからね。すると、月額のものがカット対象として狙われるでしょう。教育費のところだと、子どもの塾の月謝とか。交際費は毎月定額ということはないから、”節約”みたいな発想になりそう。娯楽の部分は、今の代表的なものだと映像や音楽のサブスクサービスなどが真っ先に検討されそうですが、このあたりは正直、もう生活になくてはならないもの的なポジションまでいっている家庭もありそうなので、カット対象としての優先順位はそこまで高くなさそうな気がします。最も狙われやすいのは、スポーツでしょう。フィットネスクラブや僕らのような地域スポーツクラブ、サークルなどの月会費は、真っ先にカットを検討されてしまうような気がします。「お金ないから、その辺をウォーキングするか」とか、「自分たちで体育館借りてやろうか」とか。これはもはや娯楽の領域にいる限り、仕方のないことだと思います。生きるとか生活するよりも大切なものにはなり得ないですから。僕たちがやっているのは、十分に生活が成り立っている状態ではじめて価値を感じられるものです。


 さて、このまま実質賃金が下がったり、労働人口が減って経済自体が縮小したりして、日本全体が貧しくなっていくような感じになったら、総合型地域スポーツクラブはどうなるでしょう?

 基本的には、そこにお金を使う人は減ります。これは決まっていることと思った方がいいでしょう。しかし一方では、スポーツをする権利は国が認めているところでもあります。そうすると、人々がお金を使わなくても十分にスポーツができる環境整備というのが進むということになろうかと思います。公園の整備や、個人レベルでも借りやすい公共施設の整備、あるいはスポーツ機会を提供する団体への金銭的支援など。そういう施策をして、個人がスポーツにかかる費用を負担することなくスポーツができる社会にしていく。そういうことになるんだろうと思います。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5