最短で10月頃には総合型地域スポーツクラブか!?
どうも、上杉健太(@kenta_u2)です。”誰もが、いつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる”総合型地域スポーツクラブを広める活動をしています。これまで7年間長野県のクラブでマネジャーやコーチをしてきて、現在は埼玉県富士見市でゼロベースからの立ち上げにチャレンジしています。
今日は埼玉県の総合型地域スポーツクラブ事情についてお届したいと思います。
埼玉県のクラブアドバイザーと面談
昨日、師匠に紹介していただき、埼玉県スポーツ協会のクラブアドバイザーのお二人にご挨拶と相談をさせていただきました。クラブアドバイザーのお二人は埼玉県の総合型地域スポーツクラブやそれぞれの地域のことを本当によくご存じで、非常に勉強になりました。ただ、私の”埼玉知識”が追いついておらず、ほとんど聞いているだけ状態でしたが(^^;)
アドバイザーによると、2020年度で県内の総合型地域スポーツクラブは4クラブが新設されたものの、6クラブがなくなったということです。(クラブ自体がなくなったのか、総合型地域スポーツクラブとしての要件を満たさなくなったのか不明)
新型コロナウイルスによって満足に活動ができないクラブがほとんどだったと思うので、クラブ数が減るのはある意味では当然かなと思いますが、4クラブ新設されたというのは心強い情報でした!
ちなみに、2021年3月時点で埼玉県内には96の総合型地域スポーツクラブが登録されています。47の市町村に総合型地域スポーツクラブがあり、未設置のところは16市町村です。
このマップをよく見ると、未設置なのはいわゆる田舎の方の町村が多いことに気づきますね。左上のあたりに、未設置を表す『白』が目立ちます。
市で未設置というのは、我々の富士見市、羽生市、八潮市くらいでしょうか・・・?
(きっとそれぞれに事情があると思いますので、特に何も言いません(^^;))
埼玉県に総合型地域スポーツクラブとして認められるには
さて、今回私が主に相談させていただいたのは、埼玉県の総合型地域スポーツクラブに仲間入りさせていただく要件についてです。
埼玉県に総合型地域スポーツクラブとして認知していただく為には、以下の要件を満たす必要があります。
【埼玉県の総合型地域スポーツクラブの要件】
1.日常生活圏を基盤とした活動地域を指定すること。
2.年間を通じて、定期的・継続的に多種目・多世代の活動をすること。
3.地域住民が自主的、主体的に運営する非営利組織であること。
上記の項目を満たした上で、下記の全てを満たす組織であること。
(1)規約・会則等、年間事業計画、年間収支予算、役員名簿を有すること。
(2)事務局を設置し、クラブマネジャーを位置づけること。
(3)会員によって構成される運営委員会等を設置すること。
(4)定期総会を開催すること。
(5)適切なスポーツ指導者を配置すること。
(6)会員から会費(参加料等を含む)を徴収すること。
(7)地域住民の誰もが自由に参加できること。
~公益財団法人埼玉県スポーツ協会ホームページより~
まず、『1.日常生活圏を基盤とした活動地域を指定すること。』については、主に富士見市内の公共施設で活動する予定なので問題ないです。
一つ飛ばして『3.地域住民が自主的、主体的に運営する非営利組織であること。』も、富士見市を中心としたの運営メンバーで構成される非営利法人を立ち上げるので問題ないです。
気になっていたのは、『2.年間を通じて、定期的・継続的に多種目・多世代の活動をすること。』なんですね。”年間を通じて”ということは、1年間の実績を持つクラブのみが登録できるのかなと思っていたんです。
実はこれだとマズイなと思っていました。
というのも、このまま富士見市の支援なしで総合型地域スポーツクラブの経営をする場合、かなり厳しい状態(低空飛行状態)が続いてしまうので、是が非でもtoto助成金はとりたいんですね。令和4年度申請で。
ところが、toto助成金の要綱には、以下の条件に当てはまるクラブは除外すると書かれているんです。
申請時点で、活動拠点の都道府県体育・スポーツ協会、都道府県の総合型地域スポーツクラブ連絡協議会、広域スポーツセンターのいずれか一つ以上に、総合型地域スポーツクラブとして認知されていないもの
~令和3年度スポーツ振興くじ助成金 募集の手引【総合型地域スポーツクラブ活動助成(抜粋)】より~
申請は例年12月ですから、そこまでに1年の実績を作ることは不可能なんです。なので、もし1年の実績がなければ県に総合型地域スポーツクラブとして認知されないのであれば、令和4年度のtoto助成金は諦めて計画を立てないといけないことになります。
(そうなれば、この1年は実績作りだ~とか言っていないで、今すぐにでも出資を受けたり、融資を受けたりして原資を集めて、リスクをとって最初の加速度を上げた方がいいという判断になる)
でもご安心ください。
(※誰がだよ)
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総合型地域スポーツクラブ研究所
総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…
総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5