座り方なんて何でもいい。

 どうも!ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日は、『三角座り』というテーマでお話したいと思います。今日、学校行事から帰ってきた息子が、「お尻が痛い」というので聞いてみると、行事の時間中ずっと三角座りをしていたというので、これは一つ記事にして考えてみてもいいなと思ったので。

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三角座りとは

 三角座りとは、地べたにお尻をつけて、両脚を揃えた状態で曲げて、地面と脚で三角形を作るように座る方法です。

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 うちの息子は「三角座り」と言っていますが、私は「体育座り」と言っていました。他にも、「体操座り」とか「お山座り」という呼び方もあるようです。

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スポーツと三角座り

 さて、この三角座り。体育座り、体操座りと呼ばれることも多いだけあって、学校体育の現場でよく使われます。どうやら、文部科学省の「体育(保健体育)における集団行動の手引き」に体育座りの方法と図が掲載されているようなんです。<出展:Wikipedia>

 確かに学校というのは、集団行動を身に付ける場という役割を持っていますよね。これはもしかしたら日本特有の在り方なのかもしれません。同じくWikipediaには、

体育座りが集団行動で一般的に用いられているのは日本の教育現場のみといわれており特殊な座位法とされている

とあります。

 体育とスポーツはイコールではないのですが、それでも「体育=スポーツ」というイメージは日本人には強くあるので、体育座りをスポーツと結び付けて記憶している人も結構いるのかもしれないなと思います。

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三角座りのメリット

 なぜこの座り方が教育現場(特に体育)に取り入れられたのかは、よく分かっていないらしいのですが、何らかのメリットがあるから採用された座り方であることは間違いないでしょう。

 またまたWikipediaによると、『前後に安定した座り方』ということです。前後にバランスがいいので、坂道などで腰を下ろす際にも、下り方向に向かって三角座りをすることで安定することができます。あるいは、屋外で座る場合には、脚や靴下、ズボンなどを汚す範囲を最小限に抑えられるというメリットもありそうです。本当にお尻の一部しか汚れないはずですからね。正座や胡坐ではそうはいきません。また、狭い範囲に座れるというのもメリットとして挙げられるかもしれません。

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三角座りのデメリット

 一方で、最近では三角座りのデメリットが多く指摘されるようになってきました。腰痛リスクが高いということや、内臓への圧迫度が高いことが問題視されています。

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そもそも座り方の強要が不要なのでは?

 さて、ではここからは私の見解を。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

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