"1年目"と"1年目"を比較してみるvol.1

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日は、『1年目と1年目を比較してみる』というテーマでお話します。何の1年目と何の1年目かというと、私がたかぎスポーツクラブのマネジャーとなった1年目と、私がふじみスポーツクラブを立ち上げた1年目の比較です。
 ちょっと思い出話になる可能性もありますが、メインの目的は『経験とスキルの要因がどれほど大きいかを確かめること』にあります。
 経験もスキルもなかったけど、数年かけて立ち上げて2年目に入る既存の総合型地域スポーツクラブであり、地域おこし協力隊という立場と贅沢な行政支援があったたかぎスポーツクラブでの1年目と、経験とスキルはあるが行政などの支援は一切なく、ゼロベースで総合型地域スポーツクラブを立ち上げた1年目とを比較し、もしも後者の健闘が認められれば、行政支援も大事だが、経験とスキルのある人材登用の方がもっと大事、という仮説が持てるかもしれないということです。もちろん、逆に、「やっぱり行政支援が大事」という結論が導かれる可能性も十分にあります。むしろ、そっちの可能性の方が高そうな気もします(笑)


 たかぎスポーツクラブでの1年目は2014年度。もう8年も前のことなので、記憶に頼ると間違えてしまいそうです。なので、当時私が書いていたblogを見返しながら、なるべく正確な比較をしていきたいと思います。

(↓ちなみに、そのblogというのがこちらです)


 ではまずは、働き方から比較してみます。たかぎスポーツクラブでの1年目は、総合型地域スポーツクラブのマネジャーとしても1年目。正直、何からしたらいいかよく分かっていないという状況からのスタートでした。
 また、地域おこし協力隊(村の嘱託職員)という立場もあったので、ある程度村の指示に従う時間も多かったようです。例えば、村の行事に参加したり、所属していた教育委員会の業務を手伝ったり。今思えば、最初は結構サラリーマン的な働き方を引きずっていたように思います。
(※新卒から7年間素晴らしい大企業で働かせていただいてました)

 それに対してふじみスポーツクラブでの1年目は、創設者&代表理事という立場ですから、誰も私に指示をしません。全て自分で判断をし、仕事を作っていきます。このあたりの主体性は、たかぎスポーツクラブで育まれていったものですが、1年目同士で比べると圧倒的な差があるでしょうね。


 続いて、仕事内容です。

 たかぎスポーツクラブでの1年目も、ふじみスポーツクラブでの1年目も、やっている内容はそれほど大きくは変わらないと思います。まずはホームページやSNSの整備をして、事業を作り、しっかり発信していく。また、クラブのこと以外でも地域の活動に参加していく。例えば、喬木村では住んでいた地域の春祭りの“獅子”にいきなり参加してますし、現在の富士見市では公民館だよりの編集委員とスポーツ推進審議委員になりました。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5