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活動の広げ方

 どこまでのエリアの人をどのように幸せにしていくか。

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日は、『活動の広げ方』というテーマで考えてみたいと思います。ふじみスポーツクラブが今後、どのように活動を広げていくべきなのか。主に2つの方向性について検討してみたいと思っています。


選択肢①:ターゲットエリアを時間距離20分と捉える

 1つ目の方向性は、展開していくエリアを時間距離20分と捉えるというものです。時間距離とは、車でも自転車でも徒歩でも、どのような交通手段でもいいから、片道20分で通える距離ということです。富士見市あたりはギリギリ車社会という感じがするので、実質的には車で20分以内で通えるエリアということになろうかと思います。
 富士見市の場合だと、隣接する市町の一部まではターゲットエリアに入ってくるといったイメージです。

 この設定にした場合、どのような活動の展開が考えられるかというと、例えばテニスをやりたいというニーズとサッカーをやりたいというニーズを確認した場合に、テニスはA会場でやり、サッカーはB会場でやるという住み分けをして展開ができるということです。もちろんこの場合、A会場もB会場もターゲットエリア内であることが条件になります。うちのターゲットはどちらもAにもBにも行けるはずだから、住み分けても大丈夫だよね、ということにするんですね。
 もちろん、A会場で他の団体によって”テニスのニーズに応えられる活動”が行われていないことなども確認してから展開することになります。また、現実的には会員一人一人の事情も配慮しますので、エリア内ならどこでもいいから展開しちゃえ!!とはなりません(;^_^A 「あの人はここ通えるかな?」と、本当に一人一人の事情を考慮していきます。

 この方向性の場合、基本的には総合型地域スポーツクラブとして多様なコンテンツを持ちやすくなります。クラブ内でかぶりなくコンテンツを配置していけるからです。クラブとしては、「テニスをやりたい人はこの会場に来てね~。サッカーはあっちね~。バドミントンはそっちね~」と、ニーズに応じて会場を振り分けられるからです。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5