見出し画像

『一次情報を積み上げる』

 もしかしたら我が家にまた大きめの課題がやって来るかもしれません。

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 人生は山あり谷ありですね。

-----

 さて今日は、『一次情報を積み上げる』というテーマでお話したいと思います。地域の人になるということはどういうことか。そういう話でもあるのかなと思っています。

 昨日は朝から台風の影響で雨でした。日曜日のふじみスポーツクラブは、朝にテニスジュニアクラスがあり、夕方にテニスキッズクラスがあります。ジュニアクラスはもう完全に雨の状態だったので迷わず中止に。ただ、夕方のキッズクラスについては微妙な状況でした。

 雨は昼前くらいにはほぼ止んでいたので、夕方ならコートが渇いてできる可能性があったからです。ちなみに富士見市の唯一の公営コートはクレーコートです。ぬかるんだ状態では使えないんです。

 実は私はまだこのテニスコートを把握できていません。どれくらいの雨がどれくらいに止んだら渇くのか、まだ勘みたいなものもほぼ働かない状態です。結果的にキッズクラスはできたのですが、正直に言うと様子を見に行く前は、「できないだろうな」と思っていました。

 ただ、雨が降っていないのに中止連絡をするには、実際のコートを見ておかないと何だか気持ちが悪かったので、一応できる準備をした状態で早めにコートに行きました。

 すると、思ったよりも状態がいい。水溜りは一つもない。ただよく見ると、6面あるコートの全てが同じ状態ではない。まだぬかるんだコートもあれば、何とかできそうなくらいまで渇いているコートもあったんです。ただ、ふじみスポーツクラブが予約していた2番コートはまだプレーできるほどに渇いてはいませんでした。

 真ん中の3番・4番コートは、なぜか少し他のコートよりも低くなっていて水が流れ込むようになっているから当然ダメ。でも、5番・6番コートはどうやら使えそうなくらいには渇いていました。ちなみに6面のコートにはこの時点で誰もいません。きっと私たちが使う時間も誰も来ないだろうなと思いながらも、念のために6番コートの空き状況を管理者に問い合わせると、「空いているので、2番から6番に移ってOK」とのことでした。それで無事に状態が一番良かった6番コートでテニスをすることができたのです。

-----

 実はこういう情報の蓄積が大事だったりします。グラウンドの渇きやすさ、グラウンドのどの部分がどういう状態になりやすいか、日陰はどこにできるか、時間帯ごとの太陽の向き、などなど。こういった現場でしか知り得ない情報を蓄積していくことで、より正確な判断ができるようになるし、それこそ練習内容も洗練されていくし、新しい活動の企画などにも当然影響が出てきます。

 富士見市のテニスコートでいうと、「クレーのテニスコートが6面ある」という場合と、「クレーのテニスコートが6面あって、1番2番は通常時は最も使いやすく、トイレが近い。3番4番は水たまりが一番できやすいけど、夕方には木の影が伸びて来て晴れた夏の夕方に使うには良い。5番6番は渇きが一番早い反面、晴れの日が続いた後だと固くなり過ぎて良くないが、コート外の日陰スペースが使いやすく駐車場も一番近い。」という場合では、やっぱり雨天時にしろコートの予約時にしろ、色々な判断が変わってきますよね。

 結局、”地域の人”と”そうでない人”の違いというのは、こういう現場でしか得られない一次情報をどれだけ蓄積しているかということなのだと思います。私も富士見市・ふじみ野市あたりの施設についてはそれなりに経験してきたので、少しずつ情報が蓄積されてきているのだと思います。

-----

 ここでもやっぱり+1の思考ですね。雨が降ってただ雨天中止にするのではなく、何かを積み上げる。今回は、「夏の朝に雨が降っても、お昼くらいに止んでいればその後は曇りでもコートはそれなりに回復する」という貴重な情報を積み上げることができました。+1です。

 この+1を積み上げた先に、私は富士見市の”地域の人”、”地元の人”になれるのかなと思います。

「情報はネットに落ちてるんじゃない!現場に落ちてんだ!」

って感じですかね(笑)

-----

ここから先は

960字
総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5