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成熟か、成長か。

 プロの試合よりも我が子の試合の方が見ていて楽しいのは、成熟し切ったものよりも成長している過程を見る方が楽しいからだ。

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、誰もがいつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる地域社会の実現を目指して、総合型地域スポーツクラブの運営をしています。

 今日は、『成熟か、成長か。』というテーマでお話ししたいと思います。完成された質の高いものを見せるのか、あるいは成長してく過程を見せるのか、というお話しです。


 さて、私が富士見市に移住してきて11か月が経ちました。本当にゼロから立ち上げたふじみスポーツクラブも、もうすぐ設立9か月となります。会員数は90名まできました。誰もいないテニスコートや公園で息子と二人で遊ぶことから始めたクラブが、1年も経たずにここまで育ったことが、本当に嬉しい。富士見市での色々な人との出会いのおかげです。本当にありがとうございます。

 しかし、ふじみスポーツクラブはまだまだこれからのクラブ。とてもじゃないけど、自分に合ったスポーツをいつまでも続けられる生涯スポーツを実現できる力はまだありません。まだまだ整っていない部分が多すぎる。種目は7種目しかないし、活動クラスも15しかないし、世代はほとんどが小学生以下。それに、競技志向クラスはないし、高齢者をターゲットとしている活動も実質的にはない。本当にまだまだです。

 この状態のふじみスポーツクラブがとるべき戦略は何か。それは、完璧なサービスで地域住民を満足させること。・・・ではありません。絶対にそれではありません。むしろ、クラブが成長していく過程を一緒に楽しんでもらうことです。


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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5