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【実践②】生まれ持った20年の信仰を捨てる【脱エホバ】
ごきげんよう。ケンタです。
前回↓のつづき
いよいよ、脱エホバ、実行編!
【実行編】脱エホバ
①活動をオンラインにシフトさせる
不謹慎だとお叱りもあるかもしれませんが、コロナ禍に突入したことは、脱JWするうえでは間違いなくプラスに働きました。
これまでの活動がすべてオンラインに強制的に切り替えられたから。
これまで週2回、体調不良以外は欠かさず王国会館(集会所)に行っていた集会も、
開拓者時代は義務づけられていた70時間の布教も、
すべてzoomにシフト。
もしこれからやめたい、となったとしても、
最初は同じことをすると思います。
週4時間の教義のシャワーを画面越しにするだけで、
だいぶ脳がめざめていきます。
あと、当然、信者たちとの会話も減るのでラク。
環境ってとてつもない影響があるので。
②開拓(そのほか教団内でのしごと)をやめる
10代のころまでは「エリート候補生」みたいな感じだったので、
けっこういろんな仕事を任されていました。
・開拓奉仕(月70時間の布教)
・駅前などでカートラックの横に立って布教する権利
・「集会」で、音響機器を管理するしごと
・「集会」で、教団の本などを代表して読むしごと
特に「開拓奉仕」は、時間もエネルギーもとんでもなく奪っていくので、とっととタイミングでやめます。
それ以外も、少しずつ降りていく。
理由は、
「体力面、精神面などを考慮して、続けられなくなった」
でいけました。
ポイントだったなと思うのは、
教団のひとたちに相談をしないこと。
ぜったいに引きとめられるから。
組織から抜け出す意志が固いなら、
もう決めてしまったこととして、事後報告してしまうのが、
ダメージが少なかったように感じます。
③信者以外のコミュニティづくり
すごいエネルギーのいることではあるのですが…。
それ以上に、孤独ってのがとんでもなく危険です。
冗談じゃなく、死に至る病って感じです。
特に2世は、小さい頃から教団以外のコミュニティを避けて生きてきたため、
「教団を抜けたら、友だちどころか知り合いすらいない」
ってなるんですよね。
なので…
・Twitterで、元jwの気の合いそうな人、メンターになりそうな人を見つける
タイミングが合えばオフ会で会いに行く
・学生時代の友だちを大事にする
・趣味の社会人サークルに行ってみたりする
無理せずにいられる居場所をいくつか作ることを大事にしてました。
④資格取得または就職活動
大人になりかけのケンタ。
20歳頃にしてはじめて、働くことを真剣に考えはじめました。
バイト先の店長に、
「え、ケンタくんは、就活はしないの??」
とあきれ気味に言われたのが、なぜかクリティカルヒット。
20歳になる前ごろは
「資格を取って、なんでもいいから高単価の仕事を片手間でやれば、エホバと両立できるやん」
とかなめ腐ったことを考えていました。
今ならわかりますが、
真剣に仕事に向き合わなかったり、
仕事にこだわりを持たない人間が、
高単価の仕事なんてできるわけがないんですけどね(笑)
このあたりからやっと、受験勉強、就活に全力で取り組んでいた同期たちのすごさがようやく理解できるようになりました。
そして同時に気づく、自分の立場のまずさ、愚かさ…
自分がどれだけ時間を無駄にしてきたかということ。
ケンタはようやく、就活を始めました。
使ったのは20代前半、第二新卒向け、とうたっている転職エージェント。
↑こんなんとか、
↑こんなんとか。
ほんとにお世話になりました…
⑤引っ越す(巡回区外がベスト)
就職活動によって、なんとか4社ほど内定をいただけました。
簡単な自己分析、面接指導、エントリーシート作成、
実際に応募…
でだいたい内定が出るまで3か月くらいだったと思います。
ようやく、念願の正社員に。
それと同時に決意していたことが、
引っ越すこと。
就職と同時に、宗教でつながっていた人たちから離れよう。
接する人を変えることで、環境を変えて、ゆっくり自分の価値観を作っていこうとしたわけです。
番外編:100のやりたいことリストをつくる
というわけで
足を引っ張るものから離れる
人間関係
仕事
環境づくり
こんな順番で、1年くらいかけてじっくり脱エホバしました。
もちろん、不安だったり、悩んだりも多く、
そのうちのひとつが
「やりたいこと、目指したいものがわからない」
なんですよね。
これまで、
人生の意味は神様によろこんでいただくため。
自分の意志はないようなもので、神様と教団が勧めることを脳死でするだけ。
というわけで「自分主体の生き方」なんて、
何それ、おいしいの? 状態なわけです。
そこでいろんな本を読んだり、ネットで記事を読み漁ったりした結果
100のやりたいリストを作りました。
作るときのルールは、
とにかく自由に、めっちゃ具体的に、そして欲望のままに
紙にペンで書く
何をする「べき」かにとらわれず、「したい」で考える
お金、時間、エネルギーなどの縛りを無視する
別に今から医者になりたいと思ったらそう書けばいいし、
1億円ほしいと思ったらそう書けばいいし、
美女とナイトプールに行きたいと思えばそう書けばいい。
現実的か、とか、世間体、とか、とりあえずナシ!
これも、カルトに奪われた自我を取り戻す一種のトレーニングです。
てことでケンタのやりたいことリスト(一部)公開!
海外に行って、外国の友達を2人つくる
DTM(pcでの音楽制作)をはじめる
サッカー日本代表を現地観戦する
1年で腹筋をシックスパックにする
1年で彼女をつくる
達成したものもまだのものもいっぱいありますが、
不思議なもので、書くことで、それが実現する確率がアップするそうです。
というわけで少しずつ人生を取り戻そうと闘いはじめるケンタでした。
今回はこの辺で。
それではまた。