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化学肥料が土を「砂漠」にする?
これまでの記事で、日本の農業や食事情といった、大きいテーマでの記事を書いてきました。ご覧になってみていかがでしたか?毎日のように関わる「食」ですが、その現場の事って案外知らない事が多いですよね。まだ見られてないよって方は、是非チェックしてみてくださいね!
さて、今日の記事は少し絞ったテーマに。また、私が実践している自然農法についても触れて書いていこうと思います。
◆化学肥料ってなに?
テーマにある「化学肥料」ですが、この言葉自体初めて聞いたって方もいらっしゃるかもしれませんね。
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化学肥料は、植物の成長を助けるために人工的に作られた肥料で、主に窒素、リン、カリウムの3つの栄養素を含みます。
窒素・・・植物の葉・茎に作用
リン・・・植物の根・果実に作用
カリウム・・・植物の根・健康に作用
この化学肥料や農薬を、JAの栽培指導要綱に基づいた量や回数、タイミングで使用し、育てる栽培法を「慣行栽培」と言います。
いわゆる私たちが普段一般にスーパーで購入する野菜などは、この慣行栽培の野菜です。
◆慣行農法と自然農法と有機農法の違い
では、慣行栽培と自然農法の違いは何でしょうか?
①農薬を使わない
②化学肥料を使わない
③動物性堆肥(動物の糞尿堆肥)を使わない
大まかに言うとこんな所です。
自然農法という言葉と似た言葉に、有機農業という言葉がありますね。この有機農法は動物性堆肥を用いて栽培を行います。また、使用を許可されている農薬もあります。そのため、自然農法と有機農法(オーガニック)は別物であることをここで皆さんに知っておいて頂きたいです。
土は本来、完全な存在!
肥料を与えなくても、野菜は育つの?
ご飯を上げないなんてカワイソウ…
という声が聞こえてきそうですね。
では、自然界はどうですか?
人間が何かを与えていますか?
なにも与えずとも、森の植物は青々とたくましく育っていますね。
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本来土には、何も与えなくとも、植物が育つに必要な栄養素があります。
しかし、人間が与えるほどに、その力はどんどん弱まっていくのです
植物は光合成でつくられた炭水化物(糖)を根から放出しています。この放出した炭水化物を餌にするのが微生物。健全な植物の根の周りには、沢山の微生物が寄ってきているんです。この微生物と植物は共生関係にあります。
植物は、土中にある栄養素を直接吸収できないって知っていましたか?
※私は初めて効いたとき衝撃でした!
自然界に存在する栄養素は、有機物や無機物の形で存在しています。これを微生物が分解し、溶解(水に溶ける形)してくれるのです。水に溶ける形になって初めて、植物は吸収できます。
他にも、植物が病害虫に侵されないように働いてくれたり、植物成長ホルモンや酵素の生成を担ってくれたりと、微生物が植物を支えています。目には見えない存在が、非常に重要な役割をしてくれているんですね。
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では、化学肥料を与えると、この関係がどうなると思いますか??
簡単に言うと
微生物が減り、植物は根を張らなくなり、病気にもかかりやすくなります。
農薬の問題には目を向けている方が多くいると思いますが、実は化学肥料にも大きな問題点が潜んでいるんです。。。
続きが気になるところですが、今回は長くなりましたので、この辺りで!次の投稿では、具体的な例を出しつつ、なぜ化学肥料が問題なのかを詳しく説明していきますね!
ここまで目を通していただき、本当に有難うございます。皆様の応援が励みになりますので、いいなと思った方は、ぜひハートやコメントにて感想を教えてください(^^)
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