吉祥寺セレクトショップ様 リフォーム事例 #4 ~フロアタイル工事~
こんにちは、赤塚です。6月中梅雨明けという事態に、暑さに弱い私はこれから迎える夏の長さに戦々恐々としております。
そして7月3日早朝に行われた日本対ベルギー戦、選手の皆さんや観戦された皆様、お疲れ様でした。リアルタイムで見られてはいませんが、今朝結果を確認して、残念な気持ちながら、ランクを見返せば大健闘、ではないでしょうか。手前で色々と意見が出た試合がありましたが、有識者の方々の何番煎じかはわかりませんが、私も同様に、ビジネスや組織で考えれば苦渋の決断ながらリスクヘッジを含んだ判断としては妥当、と考えます。試合終了のホイッスル手前の短い時間、あの対応に、監督の指示に対し選手の皆さんが全員が切り替えて対応できたことは逆に凄い、と印象に残りました。そんな中でのベスト8をかけた試合であったわけですが、ベルギー相手に2点上げられた結果、プロセスを見ても、自分たちが戦いたい場所は決勝なんだ、という気持ちが十分伝わった内容で、あらためて予選通過をしたあの判断は正しかったんだとも思いましたね。悔しいものは悔しいですが、まぁそこは赤い悪魔、強かったですね。あらためて、お疲れ様でした。
さて、リフォーム事例も4回目となりました。今回はトイレや備品を保管するバックヤードに施工をした、フロアタイルについてお伝えいたします。まず、フロアタイルって何?というところですが、木目調で本物の木材フローリングと大差ないものから、大理石風、その他デザイン性の高い柄物など、様々な種類があります。そして何より木材ではないので手入れが超楽、というもの。
同様に塩ビ素材で施工も楽なクッションフロア(CF)という床材もありますが、今回は店舗で外靴で利用されることになるため、ある程度の強度が求められることからフロアタイルで施工することになりました。余談ですが、各メーカーさんからサンプルブックを取り寄せることができますが、そのサンプルを見たり触ったりするのが個人的には好きです。今回店舗のスタッフの皆さんもお好きなようで、好みをヒアリングする際にだいぶ盛り上がりました。お客様と『この材質おしゃれ!』とか、お話する時間は非常に楽しいです。そんなやり取りの中、どこのメーカーのどんな柄を使うかについてはシンプルに、接客フロアにある既存の木目と同等の色味、ピッチのフロアタイル、というところで、今回はシンコールさんのアッシュR、RW-9028という材料を使用することになりました。
余談ですが、今回バックヤードとトイレの床面積を踏まえ、余裕を含めて70枚程発注したのですが、これめちゃくちゃ重いので注意です。
続いて施工内容です。
施工場所のバックヤードとトイレの床は、コンクリートむき出し。そしてひび割れが凄い…。これをまずどうにかします。
前回ご紹介したトイレの床も写っていますが、トイレの床のひび割れはそこまでたいしたことはありませんが、手前のバックヤード側の床は、さすがにフロアタイルを貼り付けても場所によってはひび割れがわかってしまうほどの亀裂の幅でした。長年踏み固められたゴミもありますので、スクレーパーで剥がします。この下地処理をいかにまじめにやるかで、仕上がりが変わってきます。ひび割れを埋めるために専用の材料を塗りつけていきます。
ひび割れに対してアースシールという材料を塗りつけたところです。速乾性なので30分もすると固まります。色味のコントラストのせいでわかりづらいですが、手で触れると亀裂感もなくなり、平らにすることが出来ました。肝心なフロアタイル貼り付けの写真は、もくもくと作業していたら撮影を失念してしまいましたが、、、接着剤を塗りまくって適切なオープンタイム経過後に一枚一枚貼って行く、というシンプルな内容です。
そして仕上がり写真です!
◆After
既に荷物が搬入されていてわかりづらいですが、もともとのひび割れと汚れまみれの床から、白さ輝く綺麗な床になりました!
一枚一枚作業する、というところではシンプルっぽく見えますが、何が大変って柱や家具の凸凹に応じてフロアタイルはカットが必要なので、パズルをしながら、と考えるとなかなか苦行です。壁紙やCFの場合、そもそもの材料が安易にカッターで調整が可能ですが、フロアタイルはそこそこ強度があり硬いので、カッターも力は必要ですし、大きな面積を貼りながらいっぺんに加工、ではなく、一枚一枚必要に応じてカットしては貼り付け、、、の繰り返しなので、時間もかかります。でもこの仕上がりを見ると毎度やってよかったな、と思いますね。
その他、接客フロアとバックヤードの境目に段差がありますが、そのひび割れも凄かったため、框を取り入れています。施工写真がなくてごめんなさい。框を入れると断然入り口が"締まり"ます。
以上、第四弾でした!