タケルライコの供養
2025のシティリーグシーズン1出てきました。
使用したデッキはライコポン、戦績は3勝3敗と振るわず、内2敗は種切れで負けてゲームさせてもらえなかったので非常に悔しい結果となりました。
大分練習して望んだつもりで自信はあったのですが、種切れ、まぁそういうゲームだしそういうこともあると割り切るしかないし、同じ思いの人もきっと少なからずいるでしょう。
せっかく色々と考えていたことがあるのでNoteに書いて供養して気持ちを切り替えていこうと思います。
デッキリスト
よく使われているライコポンの構築と似通っているので事故が起きやすいというほどではないはずです(それだけに悔しい…)。
よくあるライコポンに採用されていないカードのみ説明します。
ツツジ
ミラー対面、急激に増えてきたソウブレイズを重く見てジャッジマンを抜いてツツジを採用しました。
ミラーの場合、相手にサイド2を先行されるとよほどのことがない限り勝つことが難しく、そのよほどのことを起こすためにツツジを利用します。
ライコポンは山札を強くしながら手札を貯めていくので、ナンジャモで手札干渉してもすぐに解決カードを引かれがちです。
ツツジの場合は手札を戻してシャッフルするので解決するカードを引けずに1ターン貰える可能性が高くなります。
同じような効果のカードにジャッジマンがありますが、こちらは4ドローとツツジよりドロー数が多くその中に解決カードが含まれやすいため相手を止められる可能性が低いです。
ソウブレイズに対してもライコポンと同じように終盤に使って動きを止めるために利用します。
ソウブレイズに対しては基本的にサイド1を取らせるところからサイドレースが始まることが多く、終盤にブライアで1-2-3とサイドを取られて試合を決められがちです。
大抵の場合、終盤には手札にブライアを持っているのでそれを山札に戻してサイドプランを狂わせます、手札に持っているならナンジャモのほうが妨害としては有効ですがそうでないケースでブライアを引かれてしまう可能性が高くなるのでツツジによる手札干渉が安定します。
ボタン
ドラパルトに対する勝率を安定させるために採用しています、また、カビゴンのようにバトル場を縛るポケモンに対しても有効です。
ドラパルトは基本的に3回のファントムダイブでライコポンからサイドを取り切れるので先に動かれると負けてしまいがちです。
ボタンで200乗せられたポケモンを回収してしまうことで攻撃回数を4回に増やせるので相手が先に攻撃したとしても、こちらがサイドを取り切るスピードが早くなるので勝ち切ることが出来るようになります。
この他にリザードン相手でも使えるケースがあり、最初のバーニングダークで180のダメージを与えておいて後にカースドボム使いつつ攻撃してサイド4取りするようなプランを崩すことも出来ます。
今の環境で相手のプランを崩すという非常に重要な役割を果たしてくれる1枚です。
序盤、手札が振るわない時にも使えて、かがやくゲッコウガのかくしふだやオーガポンのみどりのまいを2回使えるようにする動きが取れるのも便利です。
ポケストップ3枚目
ポケモンリーグ本部やニュートラルセンターの張替え、デッキを回すための安定性を高めるための採用です。
特にポケモンリーグ本部を採用したドラパルトが増えるだろうと予想しており、それをすぐに張り替える目的で3枚目を採用していました。
各対面での戦い方
環境シェア上位についてのみ記します。
VS. リザードンex
不利対面です。
多彩な攻撃パターン、ACE SPECによる種類の多さがありサイドの取り方がかなり重要になるのですが、そのサイドの取り方が相手の手札の枚数や盤面の動きなどからある程度予測を立てて考えないとならずかなり戦いにくい相手です。
先にサイド2を取るとその後はかがやくリザードンを押し付け続けて戦ってくることがあるのでバトル場で戦うタケルライコに勇気のお守りを貼るのは必須となります。
この場合、リザードンは炎エネルギー1枚だけつけてベンチ待機するのでオーガポンのまんようしぐれで倒し切れないのも辛いところです。
上記のプラン以外にもリザードンexをメインに戦いながらカースドボムでこちらのかがやくゲッコウガを取りつつブライアバーニングダークでサイド4取りするプランも持っているので迂闊にかがやくゲッコウガも置けません。
基本的な戦い方は自分の盤面を作りながら相手が動くのを待つようにします。
相手がピジョットを出してきたらすかさずそれを取ってサイド2を進めます。
このケースではサイド2-2-2で取って勝つプランを考えます、ピジョットを取ると大抵の場合キチキギスが出てくるのでそれを取り、残りリザードンexも出ているはずなのでそれを取れるように戦えるとベストです。
先にも書きましたがリザードンexはエネルギー1枚だけ貼ってベンチ待機していることがあり、攻撃するターンに残りのエネルギーを貼ってから攻撃してくるのでまんようしぐれで倒すことを狙うならオーガポンには草エネルギーを2枚つけて待機させておかないとなりません。
相手も待ちの体勢を取ってヨマワルを準備しだしたらこちらから先に攻撃を始めます、この時にロトムVやネオラントVなどサイド2を取れるポケモンが出ていないとサイドレースでかなり不利になります、出ていないなら最初に取るのはポッポ>ヨマワル>ヒトカゲの順に優先付けします(ポッポ、ヨマワルの優先順はこれでいいのかもっと検討したほうがいいかも)。
このケースでは1-2-2-1でサイドを取るプランを考える必要がありますので、4回の攻撃が必要になります、相手に3回の攻撃で2-2-2でサイドを取り切られないように盤面を作っていく必要があります。
(ブライアのケアを考えるとサイド1を押し付けるかがやくゲッコウガやスナノケガワをバトル場に出す意味は薄く、また、これらのポケモンをベンチにお置いておくとヨノワールのカースドボムできぜつさせられる対象になるので可能なら盤面に置かないほうが良いです。)
サイド1を先行した場合で最悪のケースだとカウンターキャッチャーからオーガポンが倒されてしまいますが、ロトムVやネオラントVが置かれていないケースでそこまで回ってしまったら仕方が無いと思うしかありません…
相手にサイドをレースで先行されてしまったら相手のアタッカーを取りつつツツジを使って1ターンの猶予が貰えるようにお祈りです。
VS. ドラパルトex
微有利の対面です。
この対面はあまり考えることはなく、サイドを多く取れるポケモンを取りつつファントムダイブで乗ったダメカンをボタンや入れ替えカートで回収しながら戦います。
ボタンを使うこと、盤面にエネルギーをしっかり残せる状況を意識することさえ出来れば大抵は勝ちます、ボタンは1枚しか採用していないのでボタンに触れない展開では回ったほうが勝ちます。
VS. タケルライコオーガポン
五分の対面です。
サイド2を先行したほうが大抵は勝ちます。
先攻を取った場合はサイド1のポケモンを前にして番を返すのが一般的ですが、テツノツツミからベンチのサイド2のポケモンを呼び出してサイド2先攻されるケースもあるので可能ならサイド1のポケモンを2枚盤面に並べられると盤石です。
サイド1のポケモンをバトル場に置けないケースも当然あり、その場合、タケルライコに勇気のお守りを貼れると相手のきょくらいごうの要求エネルギーが5枚になるので倒されにくくなります。
後攻を取った場合は、イキリンコ、かがやくゲッコウガを並べてサイド2を先行するために山札を掘り進めます。
攻撃出来るまでたどり着き、さらに相手のバトル場にサイド2を取れるポケモンを呼び出せたなら勝ちがほぼ決まりますがそこまで回るのは極稀なのでこちらもサイド1のポケモンをバトル場に出して番を返すようにします。
相手のサイド1のポケモンを倒しても次のターンでこちらのバトル場のタケルライコが倒されるとサイドレースで不利になるので倒すメリットは少ないです。
相手は次のターン、呼び出しのためのリソースを削る必要が出てくるので相手にサイド2を先行させるならそのリソースを消費させるほうが得です。
もし、相手にサイド2を先行されてしまった場合、倒し、倒されという殴り合いの展開にして相手の番が終わる際に相手の盤面にエネルギーが残らないように戦います(つまりバトル場のタケルライコに勇気のお守りを貼ってきょくらいごうのトラッシュエネルギー要求を5枚になるようにする)。
相手のサイドが2枚になったところでツツジを使って相手の手札に妨害を加えます、また、この時にロストスイーパーでポケストップも消しておけると最高です。
この後に相手のポケモンを倒して番を返し、ここで相手の動きが止まってくれれば勝てる可能性が出てきます。
VS. サーナイトex
五分の対面です。
この対面ではサーナイト側のサイドの取り方を覚えておいて、それをケアすること、できる限りスナノケガワを押し付けることを念頭に戦います。
・イキリンコはサケブシッポで倒されるてしまうので出すなら勇気のお守りでケアする
・HP210ライン(お守り+イキリンコ、キチキギス)はアドレナブレイン×2(60)+サケブシッポで倒されるのでマシマシラが2体出てくるケースが想定出来るならボタンで回収しておく
・お守りなしタケルライコはアドレナブレイン×2とミラクルフォースで倒されるのでマシマシラが2体立たないように戦えると良い
・スナノケガワで倒せるのはキルリア、クレッフィ、ハバタクカミ、(ダメカンが乗った状態のフワンテ、サケブシッポ)
相手の出せるダメージラインを覚えてそれをケアしていくことと、手札干渉に強い山札をつくることを目標に戦います。
VS. トドロクツキex
微有利の対面です。
先にサイド2を取ったほうが有利に戦えます。
タケルライコはカラミティストームを耐えれるので勇気のお守りはオーガポンやキチキギスに貼りましょう。
くるいえぐるされた返しにスナノケガワでサイド1押し付けながらサイド2枚取れると相手にサイド2を先行されても巻き返せる可能性が生まれます。
あまり考えることの無い対面です。
VS. ルギアVStar
なんとも言えない対面です。
ルギアの型は様々なタイプが登場しておりそれらに対して考察出来ていないという背景があります。
チラチーノを採用したタイプであれば不利であるし、チラチーノを少なくしてexポケモンを厚くしたタイプなら有利になるかなと考えています。
チラチーノが採用されたタイプである場合、スナノケガワでチラーミィやチラチーノを倒しつつサイド1を押し付けて戦うようにします。
exを厚くしたタイプなら2-2-2でサイドを取れるように戦います。
VS. ソウブレイズex
微不利対面です。
大抵の場合、相手は1ターン目にイキリンコを出してくるのでそれを取れるかどうかで試合の難易度が大きく変わります(ザマゼンタVが出るならそちらでも可)。
もしイキリンコを倒してサイド2を先行出来たならほぼ勝ちです。
イキリンコを倒せない場合、相手のしんえんほむらでサイド2を取られないようにサイド1のポケモンをバトル場に出しておきます。
相手2ターン目で出せる火力は多くて250程度なので、タケルライコに勇気のお守りを貼っておけると耐えてくれたりします。
オーガポンは炎弱点なので相手のトラッシュに炎エネルギーがそこまで落ちていなくても倒されてしまいます、後攻を取った場合はオーガポンは場に出さずに番を返すことでこちらがサイド2先攻する可能性を上げることが出来ます。
先に相手にサイド1を取らせた場合、こちらがサイドを2-2で進めるとブライアを使われて1-2-3でサイドを取りきられて負けてしまいます。
これを防ぐために4枚目のサイドを取るターンにツツジを使って手札干渉しておけると勝ちやすくなります。
おわり
今年の目標はCSP80ポイント貯めることなので、シーズン2のシティリーグでは挽回したいところです。
シティリーグシーズン1にて対戦頂いた皆様、対戦ありがとうございました。