実はテラスタルフェス環境で有利だったタケルライコ

自分の戦績の中では有利だったという言い訳だけは先にしておきます。


はじめに

スボミー登場によってグッズに頼るデッキは弱体化したなどと言われています。
蓋を開けてみるとグッズに頼るタケルライコはそれほど弱体化しておらず、特定のグッズ(ふしぎなアメ、エネルギーつけかえ)に頼るデッキが弱体化していることが見えてきました。

私がテラスタルフェス環境で利用しているタケルライコの構築についても、母数は26戦と少ないものの勝率は73%程度あり、環境に対して非常に相性がいい構築であると実感しています。

スボミーは確かに環境を変えましたが、タケルライコにスボミーは刺さるもののスボミーによって変わった環境に対しては依然としてタケルライコが有利であるということが見えてきました。

尚、大空洞型のタケルライコについては考察していないのでそこへの言及は一切出来ません。

環境に対する考察

スボミーがどうこうではなく、スボミーを採用した構築とそれが環境をどう変えたのか?という視点で見ていかないといけません。

ドラパルト

ドラパルトだけで環境の20%ぐらいは占めているのではないでしょうか?
シティリーグ規模の大会に出ると1~2回当たる可能性があります。

ヨノワールラインを採用したボム型がほとんどでリザードンを採用したタイプも多少見受けられます。
どちらの構築も盤面を展開するまでに時間のかかる構築でスボミーを使いながら足止めをしてきます。
スボミー1回だけでは盤面展開には間に合わないケースが殆どで、多くの場合スボミーを2回押しつけてきます。
ということはサイド2枚分を献上してくれるので1-1-2-2でサイドを取れるケースが多く、対してドラパルト側はタケルライコのサイドを取り切るのに3回の攻撃が必要になるのでタケルライコが何処かで止まってくれないと勝つことが出来ません。

サイド進行のイメージ
ドラパルトのサイド進行は2-4か6が多いですが、
攻撃回数とリンクさせる目的で2-2-2のイメージを使っています。

ピジョット型のドラパルトは攻撃を始められるターンが早くなるケースが多く、タケルライコは今ほど高い勝率を上げることは出来ませんでしたが今の環境でよく見るドラパルトでは山札の圧縮をしっかり出来ていればかなりの確率で勝つことが出来ます。

とはいえ、ドラパルトを倒すには盤面のエネルギーを大量にトラッシュする必要もあるのでカースドボムからサイドを1枚にされて使われるナンジャモで止まるケースもそれなりにあり、より確実に勝つためにメタカードを採用するのはありだと考えています。

サーナイト

ドラパルトの次点でシェアの多いサーナイトですが、こちらは環境の都合、後攻をとることが多くなりタケルライコにとって脅威であった先行クレッフィによる特性ロックに怯える必要が無くなったことが追い風になっていると考えています。

ソウブレイズ

ソウブレイズに関しては、環境に多いドラパルト、サーナイトを見る必要がありパルキアの採用、ポケストップの採用枚数減(ジャミングタワーの採用)とエネルギーをトラッシュに貯める動きが遅くなっており、パーフェクトミキサーやシークレットボックス不採用の型であればタケルライコのスピードが勝ることが多くなり戦いやすくなったと考えています。

古代BOX、ブリジュラス

環境で注意を払わないといけない相手は古代BOXとブリジュラスになります。
大阪CL前まではサーナイトに有利な古代BOXの数が増えていましたが、大阪CL後からはドラパルトの数が増えていることもあり、それに有利なブリジュラスが増加傾向にあります。
タケルライコとしてはどちらの構築も苦手ではありますが、古代BOXはブリジュラスが苦手ということもあってどちらかが流行ればどちらかの数が減るという関係にあります。
ですので、古代BOXかブリジュラスどちらかのメタを構築に含められればよく環境に対する構築の調整難易度はそこまで高くないと考えています。
(ブリジュラスには苦手意識があるので楽なメタカードはないものかと悩み中です…)

ミライドン

タケルライコ視点、スボミー登場前後で変わったことはありません。

ルギア

タケルライコ視点、スボミー登場前後で変わったことはありません。

リザードン

スボミーによってふしぎなアメが使いにくくなったことで、アンフェアスタンプ採用型が減り、偉大な大樹を採用する型が増えてきました。
そして全体の数は大きく減少しました。
どちらもタケルライコにとっては嬉しい要因で、天敵であるリザードンの減少はタケルライコの勝率を上げることに大きく貢献していると捉えています。

環境に対するメタカード

ボタン

現在の環境で絶対採用したい1枚です、ドラパルトで撒かれたダメカンを回収したり、サーナイトのダメカンを撒いて一気にサイドを取るプランを妨害したり、ブリジュラスのメタルディフェンダーを1回分無かったことに出来ます。
他にも、バトル場のポケモンを縛って時間を稼ごうとするプレイ(ルギアのオーガポンいどのめんから使われるすすりなく等)に対しても強く出れるので有効に使えるシーンはそれなりにあります。

ロストシティ

ブリジュラス、サーナイト、ドラパルトあたりに使うと強いかもなと考えていますがそこまで検討出来ていないのでピックアップするだけに留めておきます。

サブアタッカー考察

タケルライコの構築が環境に合わせて変えていける枠です。
ここの選択によって勝率がわりと変わるので環境を読みつつ最適な選択をしたいところです。

スナノケガワ

サイド1を押しつけつつ、スボミー、ドロンチ、キルリア、チラーミィなどを取りに行けるため、今の環境ならサブアタッカー枠として最優先で採用するべきです。

チヲハウハネ

今の環境だとルギアのガチグマ(ミストエネルギーなし)ぐらいしか使う場面がなく、採用は見送ってもいいと考えています。

イダイナキバ

古代BOXがシェアを伸ばしていた時の救世主です。
今はドラパルト、ブリジュラスの流行により古代BOXのシェアも減少しているので採用は見送りでいいと考えています。
一応、サーナイト、ドラパルト、タケルライコ、ソウブレイズ、ロストのように山札を掘っていくタイプの構築には流れでLOを狙いにいけることも稀にあります。
カビゴンに対してもLOプランを目指せるようになったり、意外にも使えるシーンがあります。

コライドン

サイド1を押しつけつつ、相手のサイド2を取れるシステムポケモンをきぜつさせることが狙えます。
上わざのはじょうもうこう、実は素点30あるので追加ダメージ条件を満たしていなくてもスボミーを処理出来る点が優秀です。
エネルギーの付け方次第ではスボミーを処理した後に出てくるキチキギスを呼んで下わざで倒しにいけます。
このコライドンを2枚採用すると、サイド1を押しつけながら中ダメージを連発するといった戦い方も出来たり、まだまだ研究が途上のポケモンです。
研究途上のため採用可否については触れることが出来ません…

ハバタクカミ

特性が非常に強力で対ロストの秘密兵器になります。
わざを使うための要求が非常に重くサイドを早く進めていきたいタケルライコの構築にはあまりマッチしていません、ロストが流行っているなら採用してもいいかもしれません。
(これからロストが流行ることはなさそうですけどね)

備考

テラスラルフェス環境下での対戦成績をおいておきます。
使っていた構築は一般的なタケルライコにボタンとイダイナキバを加えた以外に変なところはないのでリストは割愛します。
(それにしてもドラパルト多すぎるなぁ)

  • ドラパルト(ボム型、リザードン型含む)

    • 7勝1敗

  • サーナイト

    • 2勝2敗

  • ソウブレイズ

    • 1勝0敗

  • 古代BOX

    • 2勝0敗

  • ロストギラティナ

    • 1勝0敗

  • ガケガニ

    • 1勝0敗

  • タケルライコ

    • 1勝1敗

  • トドロクツキ

    • 0勝1敗

  • ブリジュラス

    • 1勝1敗

  • ルギア

    • 3勝0敗

  • サーフゴー

    • 0勝1敗

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