我が子のサポートに徹したPJCS2024 ポケモンカード部門
私も参加したかったPJCS、しかし息子が出るとなると保護者として同伴しないとならないため参加することは出来ません。
息子に「大きい大会あるけど出てみる?」と軽く聞いてみたところ、強い言葉で「出てみたい!」と言われ私は抽選への応募を断念、息子のアカウントでPJCSへ応募したら見事に当選しました(持ってるなぁ…)。
大会まで
大会に出るにあたって目標を設定します、ただ対戦して勝つというイベントではモチベーションは上がりません。
大会の優勝賞品であるサンダーexの獲得を目標としてどうかな?と大会賞品を見せながら提案してみたところ、息子も「サンダー欲しい!」と大変乗り気です。
獲得条件は
”3敗せずに4勝すること”
息子のポケモンカードの遊び方を見ていると厳しめの条件です。
息子のポケモンカードへの向き合い方は勝つための練習というより気が向いたときに遊ぶ、数ある遊びの中の一つという感じです、毎日練習しているタイプの子たちと比べると絶対的に実力が劣ります。
そういうわけで、勝てるデッキ、使いやすいデッキを使わなければ目標の達成は難しいでしょう。
勝つためにはある程度のお膳立ては必要です。
息子にはサーナイト、ロストバレット、ロストギラティナ、古代バレット、リザードン、ドラパルト、ライコポンなど(ルギアは高価で揃えられないので我が家では試せません…)、環境の中心にいるデッキを試してもらいつつ、どのデッキがどのデッキに対してどれぐらい勝っているよとか、環境のシェア率の話をしたり、小難しい情報を与えていきますがイマイチピンときていません。
息子のプレイを観察していると、序盤の事故で一気にやる気をなくす傾向が高く手札の事故が起こりにくいデッキ選択が良さそうだというのが見えてきます。
終盤の勝ち切り方について逆転出来る可能性があるのに気がつくことなく諦めてしまったり、細かなプレイングはまだまだ雑です、いわゆる捲りのデッキも上手く扱えそうになく敬遠したほうがよさそうです。
そうなると、ドローをたくさん出来ることで最初の手札がイマイチでも立て直せて、序盤からサイドを取っていけるライコポンが最適です、このデッキを息子が気に入るかどうかが問題…
「このデッキ強いから使ってジムバトルに出てみよう」などと言いつつジムバトルに出てみたところ上位入賞してきまして息子も上機嫌、JCS1週間前には「ライコポンで行く!」と意志も固まったようです、勝てるデッキは正義ですね。
デッキが決まったら環境に合わせた調整が必要です。
ライコポンはサーナイトに弱いというのが分かっているため、サーナイトにそれなりに勝てるよう構築しないといけません。
息子と一緒に「このカードを入れるといいんじゃないか?」「このカードはあまり効果がないんじゃないか?」という話をしながらデッキの調整を進めて行きます。
むしとりセットの採用をやめたり、ロストスイーパーを入れてみたり、ハバタクカミの採用をやめてスナノケガワを採用してみたりと調整をしました。
理想通りに動ければサーナイトに対しても勝てる(つまり、勝つプランがある)デッキの完成です!
あとはひたすら練習と言いたいところですが、所詮は遊び。
遊びが義務になってしまってはいけません、友達と盛大に遊んで疲弊しているときなんかは練習はやりません、無理強いもしません。
なるべく息子が自主的に「練習しよう」と言ってくるのを待ちます。
そんなわけで練習する時は密度を高めに、各プレイについてどうすれば効率的でどうすれば相手が嫌なのかという話を理解できる範囲にとどめつつ話します、厳しく話しすぎて自身喪失しないように気をつけます。
最後は根拠の無い自身をつけてあげます、「大丈夫、サンダー取るぐらいなら余裕だ、◯◯ならいける!」など適当におだてます。
選択したデッキも私の環境読みが当たっていればプレイングがそこまで上手くなくても勝てるはずなので、おだてる側も強気でおだてます。
大会当日
大会からちょっと前のジムバトルに参加したときに、昨年、保護者枠でJCSに参加したよというお父さんと対戦する機会があり、お昼ご飯どうするかなどの事前情報を聞くことが出来ました。
会場の外に出て食べるのは時間的に厳しく、会場にあるコンビニはお昼時間は混雑するので朝のうちに食べやすいものを確保しておくと良いらしいです、こういう情報は本当に助かります。
大会会場に入るとスタッフに立ち止まらないよう誘導されて試合を行う場所まで進みます。
この時、保護者席に場所を取る前に息子が対戦スペースに入ってしまったため、息子にとって自分の親が何処にいるのか分からなくなるという状況になってしまいました。
まずは保護者席まで一緒に行き、席を確保して何処にいるのかを覚えてもらってから送り出すべきだったなと反省です。
保護者席からはQRコードでから対戦表が確認出来るようになっていて、子供がどの席で対戦しているかが分かるようになっています。
残念なことに息子の初戦の席は保護者席からはるか離れた場所にあり、私の視力では姿を確認することが出来ませんでした。
そんなこんなで一回戦が始まりました、息子の状況は確認出来ませんので対戦が終わるのを待ちます。
対戦時間が終わり、息子を探して場所を伝えようと思ったのですが見つけることが出来ず。
仕方がないので一度保護者席に戻って対戦結果を確認します。
いきなり敗北したようですがフォローすることは出来ません、初戦は強い人にあたった、次は勝てるはずだと根拠のない予測をして二回戦が始まるのを待ちます。
二回戦、相変わらず対戦が終わるのを待ちます。
ここで保護者の呼び出しがあり、ようやく息子とコンタクトが取れます。
勝ったという話を聞きつつ、保護者席のどこに座っているか教えたりして別れます。
三回戦、勝ったようです。
午前中の試合を2-1という結果で乗り切ったので気持ち的に余裕を持って昼休憩に入れます、この対戦は早々に決着がついたようでお昼休憩の座る場所確保も楽に出来ました。
お昼休憩中、もってきたカードで適当に遊びつつ午後の試合で後2つ勝つという目標を改めて伝えて気合を入れます。
三回戦終了で3敗したプレイヤーはそこで終了となるため、午後からは保護者席が空いてきました。
四回戦、ここも勝てたようで、サンダーまで後1つ!と改めて気合を入れます。
五回戦、保護者席も大分人が少なくなってきます、ここで勝てばTOP64も見えてくるかもなーと思いながら待っていましたが敗北したようです。
これで3-2となり後1つ負けると終わりです、「ここに残っている時点で君はそれなりに強いプレイヤーだ」などと適当な励ましをして送り出します。
六回戦、速いデッキを使っているので勝てば早く報告しにくるだろうと思いながら試合終了時間が近づいてきてもプレイしているようでこれは負けたかなーと思って励ましの言葉を考えていたら「勝ったー!」と手を上げて報告に来ました、とても嬉しそうです、目標達成でお父さんも嬉しい!!
「残りの試合を全部勝って、これまでに自分が対戦した人がしっかり勝ってくれていれば明日に残れる、ここまで来たら全部勝とう」と鼓舞して送り出します。
七回戦、試合開始前に勝利勝のサンダーexが配られました、この試合で敗北して4-3で息子のJCSは終了です。
マッチ内容はこんなだったらしいです、苦手対面のサーナイトに勝ち越しているのが偉い。
1回戦 ✕ リザードン
2回戦 ◯ リザードン
3回戦 ◯ サーナイト
4回戦 ◯ リザードン
5回戦 ✕ ロストバレット
6回戦 ◯ サーナイト
7回戦 ✕ サーナイト
大会が終わって…
目標達成ということで息子は大変満足しており、そして、今度はもっと勝ちたいという気持ちも芽生えたようです。
配信のジュニア決勝戦を見て、自分もあの場で戦いたいと話していました。
対戦成績を眺めていると最終成績で自分より累計点の多いプレイヤーにもそれなりに勝っていたようで息子のポテンシャルの高さを感じました、親馬鹿かもしれませんが…
私自身、サポートという形でしたが息子を通してPJCSに参加しているような感覚があり、自分で参加するのもいいけれどこういった形で間接的に参加するというのも楽しい経験だったなと考えています。
来年からは塾通いも始まってポケモンカードをする時間がどれほど取れるのか分かりませんが我が子のやる気をいい方向へ導いてあげられるといいなと思います。
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