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ゲームで学ぶ恐竜学「原始的な獣脚類」

みなさんこんにちは!

そして、ARKの世界へようこそ。

イカツイ風貌をしたおっさん(僕)が、この世界をご案内します。

今回のテーマは、「原始的な獣脚類」ということで、まずは「獣脚類とは何なのか?」というところから始めましょう。

ですがその前に、少しだけARKというゲームの説明をさせて下さい。

ARKってどんなゲームなの?

さて、恐竜学のお話をする前に、そもそも「ARKって何なの?」と疑問に思われる方が多いでしょう。

なので、最初に少しだけARKの説明をしますね。

ARKというのは、既に地球上から絶滅した生物たちが暮らす世界で、サバイバル生活をするゲームです。

もちろんゲームである以上、様々なクエストが用意されていますが、基本的には自由です。

拠点の建築を楽しむも良し、古生物たちと戦い、彼らを仲間にしても良し、ARKというゲームの広大な世界を探検しても良いです。

ARKには、ティラノサウルスやトリケラトプスなどの恐竜はもちろん、プテラノドンなどの翼竜や、海の生物だってたくさんいます。

↑モササウルス

そんな世界で、自由にサバイバルを楽しむ。

まさにロマンが詰まったゲームだと言えるでしょう。

獣脚類とはどんなグループなのか?

では、ARKのゲーム内容の説明が済んだので、さっそく獣脚類の話をしましょう。

恐竜と言えば、大きく分けて3つのグループに分けることが出来るんですが、獣脚類はそれらのグループのうちの1つです。

ちなみに、その3つのグループというのが、鳥盤類、獣脚類、竜脚類です。

鳥盤類と竜脚類については、今回の記事でそれほど深掘りしませんが、

簡単に説明すると、鳥盤類とは、トリケラトプスやアンキロサウルス、ステゴサウルスなどの恐竜を含んでおり、

↑アンキロサウルス

↑ステゴサウルス

全身を覆う装甲や背中の骨板、頭のえり飾りが特徴です。

一方で、竜脚類の方はと言うと、このグループには長い首、長い尻尾、樽のような体型の胴体を持った恐竜たちが属しています。

竜脚類であれば、ブラキオサウルス、アルゼンチノサウルス、ブロントサウルス(現アパトサウルス)などが有名でしょうか。

↑ブロントサウルス

さて、それでは話を獣脚類に戻しましょう。

獣脚類というグループは、先ほども言った通り、恐竜を構成する3大グループのうちの1翼ですが、

そのグループには、全ての肉食の恐竜たちが属しています。

圧倒的な人気を誇るティラノサウルスから、アロサウルスやスピノサウルスまで、すべてこのグループの恐竜たちです。

↑アロサウルス

↑スピノサウルス

巨大で凶暴という恐竜のイメージが、最もぴったりなグループかもしれません。

生まれたばかりの獣脚類

では、かつて地球上で圧倒的な存在感を発揮していた肉食の恐竜たちは、いかにして誕生し、進化して来たのでしょうか。

まずは、獣脚類が初めて地球上に姿を表した時期まで、時間を遡ってみましょう。

地球上に獣脚類が誕生したのは、今から約2億3000万年前。

その当時の地球は、非常に暑く、乾燥した場所でした。

なので、生物たちにとっては、何とも住みにくい時代だったことでしょう。

そして、そんな時代に生まれた初期の獣脚類の1つが、エオドロマエウスです。

残念ながら、ARKの世界では、どれだけ探してもこの恐竜は見つからないので、

僕がネットから見つけて来た写真と、エオドロマエウスと同じくらいの体の大きさをしている恐竜に登場してもらいましょう。

↑エオドロマエウス

この小さい恐竜は、ARKの世界の癒し担当のコンプソグナトゥスです。

体が小さいことは一目瞭然ですが、実際その全長は1mほどです。

そして、エオドロマエウスなどの初期の獣脚類も、同じくらいの小ささだったんです。

同じ獣脚類に属しているティラノサウルスやスピノサウルスは、全長が13mほどありますが、

彼らと比べると、どうしてもサイズの小ささが目立ちますね。

初期の獣脚類を見れば、恐竜が決して最初から巨大で強い存在ではなく、むしろ弱かったと分かります。

同じ時代には、クルロタルシ類と呼ばれるワニ系統の生物たちがいましたから、

初期の獣脚類は、彼らの陰に隠れてひっそりと暮らしていたのでしょう。

↑クルロタルシ類のサルコスクス

戦いを挑んだものなら、返り討ちにあって終わるだけなのです。

こうして、獣脚類は小さく、弱い存在として地球上に誕生したわけです。

あとがき

さて、今回は初期の獣脚類が誕生した頃のお話をしました。

まだまだ弱い獣脚類ですが、ここから彼らの逆転劇が始まります。

後に、ティラノサウルスやスピノサウルス、アロサウルスなどを生んだ、獣脚類というグループは、

この先、どのような進化の過程を経るのでしょうか。

それはまた次の機会にお話ししようと思います。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!

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