守備練習‼️Alevin (U12)トレーニングメニュー公開‼️
こんにちは。
戸次健太です。@kenta_bcn
今回はAlevin (U12)の先日行ったトレーニングメニューを公開したいと思います。
9月15日(火)
フルコート8分の1サイズコート
GK2人+10人
トレーニング時間75分 活動時間52分
開幕からテーマである『パス』『コントロール』は継続したテーマで行い、さらに先週の試合で感じた守備の改善点特にMarcaje (マーク,1対1の対応)とCobertura (カバーリング)にフォーカスしたトレーニングを行いました。
ウォーミングアップ
トレーニング時間10分
ボールを使って軽いランニングを2分ほどした後にパスandコントロール+コーディネーションを入れたトレーニングを行いました。
『キーファクター』
・コントロールはボールが来た方から遠い足で行う
・パスは味方の進行方向の足に出す
・パスを出した後は素早くコーディネーショントレーニングへ移る
全員が右利きということもあり、左回りはスムーズに回るのですが、右回りになると逆足でコントロールしないといけないので一気に精度、スピードが下がります。
中にはまずはゆっくりでもいいからしっかりと狙った位置に蹴れるようにキーファクターを与える方も居るとは思いますが、個人的に精度→スピードより、スピード→精度だと考えているのでまずはしっかり強いインパクトが出来るようにボールが変な所に行ってもいいのでとにかく強く蹴るようにキーファクターを与えています。
3つのミニコートを作りシンプルな一対一です。
子供達のモチベーションを高める為に各コートをPrimera división, Segunda división, Tercera división, 1部、2部、3部のように名前を付け勝てば昇格負けたら降格のルールをつけ制限時間後にどこのリーグにいるかで競わせました。
ちょっとしたことですがこのルールがあるだけでモチベーションは爆上がりです。
『キーファクター』
前
・半身を作る
・走り出しやすい様にステップを踏む
最中
・足だけでなく腕を使い相手の進路に入る
・相手とボールが離れた瞬間に奪いに行く
後
・プレーに継続性を与える
・奪われないようにキープする
キーファクターはいくつか用意してますが、今回の練習では『半身を作る』『腕を使い進路に入る』を意識的に伝え続けました。
導入パート
トレーニング時間15分
Zoneを2つに分けてのロンドです。
攻撃側(青)は逆サイドへ展開することを目的としています。
※図では⑧⑨がDF、⑦⑥⑤がMFで2-3-1の2-3に対して3人でプレッシングに行くイメージです。
『キーファクター』
・プレッシングに行く人はサイドへ追い込むこと
・カバーリングの人は相手にマンマークはせず、パスが渡った際に素早くプレッシングに行ける位置に居ること(1〜2m)
・3人目のDF(図では②)はラインの高さをカバーリングの選手に合わせる
メインパート
トレーニング時間15分
ゴールを設置しての2VS3でのトレーニングです。
攻撃側(赤)はゴールへ守備側(青)は奪ったらミニゴールへシュートします。
MarcajeやCoberturaのトレーニングを行う際に注意しないといけないことがあります。
✅ゴールは1つ →MarcajeやCoberturaは角度や距離が大切になるので複数ゴールを設置すると適切なキーファクターを与える事が困難
✅数的有利を作る(特に小学生年代)→同数や不利になるとMarcajeやCobertura を使ってのボール奪取が複雑になり、習得したい現象が起きにくくなる
『キーファクター』
・ボールを奪う際は腕を使い進路に入る
・プレッシングに行く人はサイドへ追い込むこと
・カバーリングの人はゴールと敵を結んだラインにポジションを取る
・相手がサイドに行った場合相手にマンマークはせず、パスが渡った際に素早くプレッシングに行ける位置に居ること(1〜2m)
・3人目のDF(図では②)はラインの高さをカバーリングの選手に合わせる
最終パート
トレーニング時間20分
7分×2
試合形式のトレーニングです。
5対5で行いサイドにZONEを設置します。
サイドにボールが入った際は攻撃側はボール保持者のみしか侵入出来ず、守備側がカバーリング含め数的有利になるようにしています。
『キーファクター』
・ボールを奪う際は腕を使い進路に入る
・プレッシングに行く人はサイドへ追い込むこと
・カバーリングの人は相手にマンマークはせず、パスが渡った際に素早くプレッシングに行ける位置に居ること(1〜2m)
・3人目のDF(図では④)はラインの高さをカバーリングの選手に合わせる
まとめ
守備が苦手な選手が多く修正点は多くありますが、一気に伝えても習得は困難なので少しづつ改善していきたいと思っています。
細かな修正になると語学の壁が立ちはだかり言いたいニュアンスで伝わらず説明に時間がかかってしまうことが多々あります、語学を改善するのはもちろんですが自分が実際にプレーしてデモンストレーションを入れるなどもしていきたいと思っています。
それでは今回はこのへんでっ!
また次回もよろしくお願いします!!