僕のがん治療と妊孕性。子どもを望んでも良いのか?の葛藤【大腸がんステージ3b克服ストーリー】
僕のがん経験、体験談や、生活や、考えなど。
がん治療と妊孕性
がん治療と妊孕性(にんようせい)
※妊孕性(にんようせい)とは・・・妊娠するための力のこと
僕は大腸を切る手術をした後に、半年間の抗がん剤治療をしました。
その時の僕は26歳で、抗がん剤治療の数日前に入籍をしました。
もしも、僕の人生にがんというイベントが起こらなかった場合は、結婚して子どもを授かって、、、という流れになっていたかもしれないです。
ですが、新婚生活と同時に抗がん剤治療が始まりました。
抗がん剤治療の際に、製薬会社がつくっている薬のパンフレットを渡されて、それを読んで抗がん剤は妊娠に影響があることを知りました。
その抗がん剤のパンフレットには、
抗がん剤治療が終わってから1年半は妊娠をしてはいけないと、書いてありました。
妊孕性について色々と知った知識のある今なら、精子の保存など考えていたかもしれないですが、その時は、治療することを優先に妊娠に関することを調べたりしませんでした。
治療によっては、生殖器に直接影響があったりするので、主治医に相談してみてください。
AYA世代特有のことかもしれませんが、妊孕性という言葉だけでも、知っているか知らないかで、人生が大きく変わる可能性があるので、知っておくことは大事だと思ってお話ししました。
子どもを望むかの葛藤
26歳でがんと同時に結婚して、治療後は1年半子どもがつくれないという抗がん剤治療を半年間しました。
パンフレット的には、2年経過したら子作りOKでしたが、、、3年間は転移再発の不安もあって、子どものことは考えることさえしませんでした。
3年経った時には、5年の寛解まで、、、
5年経ったら、次の検査まで、、、
がんを経験していない人と比べたら、元気でいられない可能性が高かったり、色々考えて先延ばしにしていました。
そんな葛藤があってから、子どもをつくろうと思ったキッカケみたいなことはなくて、
そんなこと考えても仕方ないっていう諦めに近い感じで決めたというか、
考え過ぎたからなにも考えないという選択をしました。
まとめ
今回は、「がん治療と妊孕性(にんようせい)」知ることの重要性!について、
妊孕性(にんようせい)
子どもを望むか否かの葛藤
ということをお話ししました。
妊孕性という言葉だけでも
知っていただけたら幸いです!
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プロフィール
川口健太朗
1987年生まれ。神奈川県出身。
2014年2月。26歳で大腸がんステージ3b。
開腹手術、半年間の抗がん剤治療を受ける。
抗がん剤の副作用を克服するために、食生活アドバイザー、フードコーディネーターの資格を取得。
がんに罹患した自身のストレスをコントロールするために、メンタルケア心理士(心理カウンセラー)の資格を取得。
自分ががんになった意味を考え、自分の経験を発信することで、少しでも心が軽くなる人がいるかもしれないという想いから、様々ながん患者会や、がん患者イベントに参加。
自身の経験や活動を各メディアで掲載。(NHK、テレビ東京、読売新聞、朝日新聞、専門誌等)
がん啓発イベント、企業研修、医療者の勉強会などで、がん経験の講演活動を行なう。
講演内容は、がんになり、健康的に生きると決め、食事や運動で30kg減量し、病気以前よりも健康になった。だからがんになって良かった。がんが生き方を教えてくれた。自身が取り組んでいる、がんにならない生活習慣の実践など。
そして、2019年3月。5年間の経過観察が終了し、がんを克服。
趣味:料理、ランニング、読書、登山、ヨガ、瞑想、ギター、お酒。
資格:メンタルケア心理士、フードコーディネーター、食生活アドバイザー、食育アドバイザー、健康経営アドバイザー、整体ボディケアセラピスト
好きな言葉:コツコツ勝つコツ
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