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【ジョードプル→ウダイプル】湖へ行くつもりじゃなかった

次の目的地に決めたのは“湖の街”ウダイプル。

ジャイプールに居たとき、あるカフェで日本語が少し喋れるという青年に声をかけられた。
ゴジラが大好きで、今度公開されるマイナスワンが日本でしか上映されないことを嘆く彼は、ラジャスタンを周るなら絶対にウダイプルにも行くべきだと言った。
自分がランキングをつけるなら、ウダイプルはラジャスタンで2位だという(1位はもちろんジャイプール)。もともと僕の知人からもウダイプルは勧められていたから、そう言われると余計に気になってくる。
予定には組んでいなかったけれど、風の吹くまま気の向くままってのも旅らしくていいんじゃない?というわけで、思い切って舵を切った。

ウダイプルには、ジョードプルからだと直通の列車がないため自ずとバス移動となる。時間は片道5時間半。
カトマンズ→ポカラという文字通り激動の9時間を乗り越えた身としては、その程度は苦でもない。というより、インドに入ってからは移動時間がインフレを起こしており、一桁台であればもう隣町の感覚というか、完全に距離感がバグっていたのだった。

バス移動はひさしぶりで楽しかった。バスの車窓から眺める景色は、列車と違って変化に富んで退屈しない。予定通り、ウダイプルには正午に到着した。

おぉーっこれが噂に聞く“東洋のベニス”…!

と興奮したのも束の間、近づいてみるとこの湖、引くほどに汚い。道頓堀よりも濁っているんじゃないか。まぁ実際ベニスも汚いというけれど、そこは別に真似しなくてもいいのに。

そんな湖で泳ぐウォーターボーイズに遭遇。ピースじゃあないんだよ
美しいサンセットの前では水質も気にならない

ラジャスタンの街はそれぞれ違った特徴があって面白い。ウダイプルもまた、知れば知るほどに個性的な街であった。詳しくは次回!

〜旅のBGM〜
Steady & Co./風まかせ

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