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迷ったらこれを読め!医療脱毛で使われるレーザーの全て

医療脱毛は、美容の一環としてだけでなく、自己処理による肌トラブルを回避するための選択肢としても注目されています。
その効果を最大限に引き出すためには、使用するレーザー機器の特徴を理解することが大切です。

本記事では、医療脱毛に用いられる主なレーザーの種類と、それぞれのメリットや適応について詳しく解説します。
これを読めば、自分に最適な脱毛方法を見つけるヒントが得られるはずです。


医療脱毛に使われるレーザーの基礎知識

医療脱毛では、毛根や毛包にあるメラニン色素にレーザーを照射して熱エネルギーを発生させ、毛を作り出す毛乳頭や毛母細胞を破壊します。
これにより、毛が再生されなくなり永久脱毛が可能になります。

レーザーの種類は、波長やエネルギー特性によって異なり、それぞれ得意とする肌質や毛質があります。
波長が長いほどより深い位置に到達しやすくなります。
以下に、医療脱毛でよく使われるレーザーの種類を紹介します。

1. アレキサンドライトレーザー

特徴
波長: 755nm
適応肌質: 色白から中程度の肌
適応毛質: 太く濃い毛
アレキサンドライトレーザーは、日本人の肌質や毛質に適しているとされ、医療脱毛で広く使用されています。
このレーザーは、メラニン色素への吸収率が高いため、毛根に直接作用して効果的に脱毛を行います。
また、シミやくすみの改善効果も期待でき、美肌治療としての側面も持っています。
そのため、脱毛だけでなく肌のトーンアップを希望する方にもおすすめです。
注意点としては、日焼けした肌や地黒の肌では、やけどのリスクが高まるため避けるべきです。
男性のヒゲやVIOは毛根が深い位置にあるため、アレキサンドライトレーザーはあまり適さないケースもあります。

2. ダイオードレーザー

特徴
波長: 800~810nm(機種による)
適応肌質: 幅広い肌質
適応毛質: 濃い毛から産毛まで対応

ダイオードレーザーは、アレキサンドライトレーザーに比べて波長が長く、皮膚の浅い部分から深い部分まで幅広く作用します。
この特性により、さまざまな肌質や毛質に対応可能で、多くの蓄熱式脱毛の機種でダイオードレーザーが使用されています。

さらに、蓄熱式脱毛機には施術時の痛みが軽減される冷却システムを備えた機種が多い点も特徴です。
蓄熱式だけでなく、熱破壊式脱毛も可能である機種も多く1台で幅広い脱毛に対応可能なのがダイオードレーザーと言えます。
蓄熱式脱毛は熱破壊式に比べて痛みを弱く感じることが多いため、痛みに敏感な方の脱毛に使用しやすいとも言えます。

3. ヤグレーザー(Nd:YAGレーザー)

特徴
波長: 1064nm
適応肌質: 地黒や日焼けした肌
適応毛質: 太く濃い毛から産毛まで対応

ヤグレーザーは、波長が長いため、皮膚の深部にまで到達します。
このため、色素沈着のある部位や、日焼けした肌、地黒の肌でも安全に使用できます。

また、男性のヒゲ脱毛や、背中や腕の産毛の脱毛にも適しています。
ただし、他のレーザーに比べて痛みを感じやすいことがデメリットです。
そのため、麻酔を使用することで快適な施術を受けることができます。
ヒゲ脱毛に向いていることから男性向けの医療脱毛を提供するなら必須のレーザーと言えます。


脱毛レーザー比較表1


脱毛レーザー比較表2

番外編:複合型レーザー

特徴: 複数のレーザーを同時に照射することで様々な毛にアプローチすることが可能になります。
波長: 複数(機種による)
適応肌質: 幅広い肌質
適応毛質: 様々な毛質に対応

複合型レーザーは、複数の波長を組み合わせて使用することで、肌質や毛質に応じた柔軟な施術が可能です。
ブレンドの比率を変えることができる機種では対応可能な毛質はさらに広がります。
ただし、2種類もしくは3種類のレーザーをミックスすることができる機種は限られています。
複数のレーザーをミックスして照射ることは、増毛化硬毛化してしまった場合にも有効と言われています。

どのレーザーが最適?選ぶ際のポイント

レーザーの種類によって、それぞれ得意とする毛質や肌質が異なります。
以下のポイントを参考に、自分に合ったレーザーを選びましょう。

肌質や毛質を考慮する

地黒の肌や日焼けをしている場合はヤグレーザー。
色白の肌や濃い毛にはアレキサンドライトレーザー。
幅広い肌質や毛質に対応するならダイオードレーザーや複合型レーザー。

痛みの程度

痛みに敏感な方は冷却機能を持つダイオードレーザーや複合型レーザーを選ぶのがおすすめですが、どの機種を使用しても痛みはゼロにならないため、最終的には麻酔の使用をお勧めします。

施術の目的

美肌効果を同時に得たい場合はアレキサンドライトレーザー。
男性のヒゲやVIOなど深い部位まで対応したい場合はヤグレーザー。
増毛化・硬毛化に対する施術なら別のレーザー、もしくは複数のレーザーをミックス照射。

まとめ

医療脱毛で使用されるレーザーには、それぞれ異なる特性と適応があります。
自身の肌質や毛質、施術目的を考慮し、最適なレーザーを選ぶことが、満足のいく結果を得るための重要なステップです。

ぜひ、信頼できる医療機関で相談し、理想のツルツル肌を手に入れてください!

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