
消えた兄弟
どうも、田村です。
いつもは4000字程度のポエムを書いていますが、Twitterで500字程度のエッセイのような文章を書いたところ
思いのほか楽しかったのと、Twitterの藻屑にするにはもったいないと思ったので転載します。
私は胎児の頃、双子だったそうです。
いつの間にか片方は消え、結果的には1人で生まれました。
「バニシングツイン」という現象です。
そのこととは恐らく関係ありませんが、厨二病的な発想として
私は「2つの人格を持っている」と感じることがあります。
社交的で活発な私と、内向的で閉じこもる私が共存しており、人や状況によって人格が変わります。
1つのことを考えるとき、相反する2つの考えが同時に思い浮かびます。
2つのことを頭の中で整理してからアウトプットするので、瞬発力が必要なコミュニケーションは苦手です。
アウトプットに時間がかかるので「優柔不断」「一貫性がない」「自分の意志がない」とコンプレックスに思っていたこともありました。
また、周りの人から「何を考えているかわからない」と言われることは珍しくありません。
しかし、この相反する考えを組み合わせる方法は、元々あったA案・B案よりも、より良いC案を生み出すことができます。
世の中の相反する意見を統合・調和・全体最適する為には、この考え方しか解決の道はないと思っています。
社名の「アンドゲート」にはその想いが込められています。
今となっては、この考えも特別なことではなく「よくある思考回路だな」と思いますが
名もなき兄弟は私にとって欠かせない存在となっています。