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【現役ライターが語る】WEBライターは「やめとけ」「つらい」は本当なのか

こんにちわ、WEBライター歴5年のケンスケです。

WEBライターについて興味を持つ中で、以下のような疑問をお持ちではありませんか。

  • WEBライターは「やめとけ」って言われるけどなんで?

  • WEBライター業界の実情はどんな感じなの?

WEBライターを副業なんかで始めてみたいけど、辛そうだったり、稼げなかったりしたら嫌ですよね。

そこで今回は、WEBライターをずっと続けているぼくが、「WEBライターはやめとけ」といわれる原因を紹介していきます。

そんなにWEBライター業界ひどいの!?と不安な方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ぼくは専業ライターも副業ライターもアルバイトライターも全て経験しているので、ライターの辛さも素晴らしさも色々とお伝えできると思います。

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「ひどい」「やめとけ」と言われるWEBライター業界の実情

WEBライターが「ひどい」「やめとけ」と言われるのは、ライター業界の実情が大いに関係していると思います。

実際、近年のWEBライター業界は結構ひどいことも増えておりまして…現役ライター目線での現状を紹介しますね。

①低単価の案件が非常に多い

WEBライター業界では、低単価の案件が増加傾向にあります。
それもかなり!

2019年あたりのクラウドソーシングだと「文字単価0.5円」あたりが最安だった印象があるんですが、今では文字単価0.1円みたいな超絶格安案件も珍しくないです。

ライターは基本的に「文字単価=1文字の金額」で計算することが多いです。
文字単価が1円なら、2,000文字で2,000円。文字単価3円なら、2,000文字で6,000円ですね。

文字単価0.1円だと、1時間で頑張って2,000文字書いたとしても「200円」です。泣きたくなりますよね。

②WEBライター人口が増えている

低単価案件が増加している中ですが、なんとWEBライターそのものの人口も増えているんですよね。

近年の「在宅でできる副業!」「資格なしで副収入!」みたいな煽りでライターを始める人も多いと思うんですが、未経験の初心者ライターが増えたらどうなると思いますか?

そうなんです、やっすい文字単価「0.1円」案件でもガンガン皆さん受けてしまうんです。

未経験で高単価の案件を取るのは難しいので、実績を作りたい人やお小遣いが欲しい初心者ライターさんはどうしても受注してしまうんですよね。

その結果、文字単価が超絶低い案件ですらそこそこ競争率が高いみたいな事態になるわけですね。

③「テストライティング」で消耗する

ここまでで既にお腹いっぱいなんですが、ライター業界では「テストライティング」なるものが存在します。

これは要するに、

ライティングをお願いするか決めたいので、まずはお試しで記事書いてもらえますか?

というものなんですが、テストライティングがそこそこえげつない理由が、以下の3点です。

  • 「テスト」なので報酬がかなり安い(無しの場合も)

  • テストライティングがダメならそこで終了(書き損!)

  • テストに落ちた時がそこそこメンタルにくる(審査待ちの間もキツイ)

ぼくが今まで見たものだと、4,000文字で300円のテストライティングなんかがありましたね。

しかも頑張って書いても、テストを通過できなければそこで終了。
ただただ格安で記事を書くだけだったり、最悪ボランティアになってしまいます。

テストライティングは落ちた時が本当にシンドイんすよ…。

④継続案件がなかなか取れない

そんなこんなで苦労して獲得した案件ですが、単発で終わってしまうこともしばしば。

案件が1回限りで終了してしまうと、また新たな依頼をゲットしにいかなくてはいけないので…

  • またいい依頼ないかな〜と捜索

  • 提案文(重要!)を考えて送信

  • テストライティングをまた実施

みたいな工程をまた踏まなくてはいけなくなるんですよね。

逆に言えば継続してもらえるとすっごい楽なんですが、最初のうちは単発で終わってしまうことがほとんどかと思います。

「継続してくれるいいクライアント」と出会えるかどうかは超大事です。

⑤修正やフィードバックが厳しい

仕事を取れても、記事をしっかり納品できなければ報酬はいただけません。

つまり、記事が完成しても、修正要望を送られたりして、追加作業が発生するケースも多いんですね。

まあ多少の修正要望ならこちらにも非がありますし着手するんですが、以下のような場合も。

  • 修正要望がめちゃめちゃ多い

  • フィードバックのコメントがやたら厳しい

  • 2回、3回と何回も修正要望を出してくる

修正コメントがめちゃめちゃ多い時は、クソデカため息が出ます。

加えて、やたら棘があるコメントをお送りしてくる方もいて、メンタル結構やられた経験がありますね。笑

やっとの思いで再提出しても、追加で修正依頼きたり…なんてことも少なくないです。

もちろんこちらがミスしている前提なので、素直に修正には取り掛かるべきですが。

追加作業したら報酬が増えるわけでもないので、なかなか初心者さんには辛いところかと思います。

⑥好きなことはほぼ書けない

ライター業界って、実は好きなことはほぼ書けないんですよ。

自己表現だったり、自分の意見を自由にかけたりして楽しそうなイメージあると思うんですが、そんな記事は書けないと思ってください。

じゃあどういう記事を書くの?っていう答えが、以下です。

  • 検索エンジンで上位表示させるための記事

  • サービス制約やお問い合わせを増やすための記事

  • 主観でなく「客観的な事実」をまとめた記事

ライターとしてもらう仕事の7~9割は、「客観的事実」や「サービス制約に繋がる内容」などを書く業務です。

要するに、自己表現や自分の主観的な思想なんかは書いちゃいけない、ってことがほとんどなんですよね。

客観的な事実をどれだけ読みやすくまとめるか、みたいな業務が大多数だと思ってください。

⑦「詐欺案件」も少なくない

クラウドソーシングサイトなんかだと特に多いのが、詐欺じゃねえか!と言いたくなるような案件。

例としては、以下が挙げられます。

  • 納品したのに報酬をいつまでも支払わない

  • クラウドソーシングのサイト外で勧誘メールを送ってくる

  • 「テストライティング」と称して安く書かせて、絶対に採用はしない

まあ上2つは、過去の評価などを見ればある程度避けられるので大丈夫。

でもテストライティングにつけ込むのは厄介ですね。
採用されたいが故に低評価とかもつけられませんし、本採用の条件が魅力的なら多少安くてもテスト書いちゃいますから。

「テストライティング」が必要なのは十分わかるんですけど、ライター側からするとめちゃめちゃ消耗します。笑

未経験者が「WEBライターはやめとけ」と言われる理由

そんなこんなでなかなかやばいライター業界なんですが、まあ稼げてる人もいるわけで。

そこそこ文章書ける人なら、そんなに強く「やめとけ」とは言われないと思います。

じゃあなんで「やめとけ」ってこんな言われているかっていうと、未経験者にはかなり酷だからなんですよね。

はい、というわけで未経験者向けに「ライター業界やめとけ」と言われる理由を紹介していきます。

①ライティングスキルの勉強が必要

ライターって「資格なしで誰でもできる」っていうので推されていますけど、実際は以下のようなスキルが必要です。

  • 論理的に文章を組み立てる能力

  • 誤字脱字などをしない、最低限の日本語力

  • 記事を作成するための情報収集力

実際ライター人口今増えてはいるんですけど、この3つできている人って非常に少ないです。

まあ逆に言えばこれらを身につけられれば仕事をもらうのは決して難しくはないんですが、じゃあどうやってライティングスキル身につけるの?っていうのが壁になるわけで。

文章力に現状自信がない方は、まずはこれらを身につけるところから始まります。

とはいえ、ライターになれば文章力が超高まって本業とか他のビジネスにも活きるから、コスパはめちゃめちゃいいですが。

②SEOの勉強が必要

続いて、ライターになるためにはSEOの勉強も必要。

SEOとは「Search Engine Optimization」の略語で、日本語で「検索エンジン最適化」を意味します。

まあ要するに、検索エンジンで記事をヒットさせるためにどうするかっていうことですね。

クライアントは記事でアクセスを集めたいわけですから、検索エンジンで集客できる記事を書けるライターは、当然重宝されます。

しかしSEOの知識がないと文字単価は低くなってしまうため、ここの勉強もハードルになってくるわけですね。

③実績やポートフォリオが必要

WEBライター未経験者の最後の壁は、実績やポートフォリオがないことです。

要するに、

  • 「過去にこんな記事書いたよ〜!」

  • 「書いた記事が「〇〇」って検索すると1番上に表示されるよ!」

みたいな実績を示せると、依頼する側も安心してお願いしやすいんですよね。

でも当然未経験の方は記事を作成したことがないと思いますので、仕事をもらうのが難しい。

結果的に、低単価案件を受けて実績を作るなり、テストライティングを突破してちゃんと依頼を受けるなり、が必要になります。

でも一度実績を作ってしまえば、比較的楽に仕事が取れるようになっていきます。

WEBライターをやめた理由ランキング

未経験の方向けにライターをやめた方がいい理由を紹介しましたが、実際にライターをやめてしまったという方も大勢います。

ぼくの周りでもいましたし、ぼくが仕事をお願いしていたライターさんも多く引退していきました…。

なんでやめてしまったんだろう?と色々考えたり話を聞いたりした結果、3つの理由が浮かんできました。

ということで「WEBライターをやめた人の理由ランキング」です、どうぞ。

①WEBライターで稼げなかった

一番多かったのが、「WEBライター全然稼げないじゃん」っていう声。

どうしてもライターは最初は低単価でスタートするんですが、そこを抜け出せないと時給1,000円を下回ることなんてザラにあるんですよね。

ここまで紹介したようにテストライティングなんかもあるし、仕事を探したりメッセージをしたりする時間もあるしで…。
とにかく最初のうちは時給換算するととても安い。

そこを抜けさえすれば時給5,000円とかも狙えるし、ライティングスキルが身につけばいろいろと応用できたりするしで、メリットは大きいんですが…。

②いいクライアントと出会えなかった

これもよくあるんですが、いいクライアントと出会えなかったっていうのも辞める理由になっていると思います。

いいクライアントと出会えると、こんなメリットがあります。

  • 成長できる的確なフィードバックをくれる

  • ちゃんとコミュニケーションを取ってくれる

  • 仕事を継続してくれる

もちろんそれなりのスキルが伴っていないと仕事は貰えないんですが、そこそこ成長した段階でこういったクライアントさんに出会えると、マジでライティングが捗ります。

気持ちよく仕事できるし、実務経験も実績も積めるし、フィードバックくれるから成長できるし…もう最強です。

逆に酷いクライアントさんもいるので、そういった方と出会ってしまうとライティング嫌いになる可能性が高まります。笑

③そもそも文章を書くのが苦だった

こちらはあまり多くはないんですが、「そもそも文章かくの好きじゃないわ!」って方も一定数いました。

でも確かにクラウドソーシングだと、

  • 興味ないテーマの記事も書かなきゃいけない

  • 指示が細かくて、好きに文章を書けない

  • いざ文章を書いても修正が多かったり単発で終わったりと評価してもらえない

といったことが最初は多いので、文章書くのが嫌になることもあるのかなと思います。

HSPのぼくとしては、一人でパソコンいじって完結するお仕事なので、それだけで魅力たっぷりなんですがね…。

自由に文章書きたい!って人は、ブログやnoteを始めてみるといいかもです。
ライティングの練習やポートフォリオ代わりになるので。

「やめとけ」「ひどい」を乗り越えてWEBライターで稼げる人の特徴

ここまでひたすらネガティブな話題でしたが、最後に朗報です。

「ライターはやめとけ」といわれる昨今でも、それを乗り越えて稼いでいる人は一定数います。

しかも「ライター人口は増えてる」っていうけど、すぐにやめてしまう人が大多数なので、ライバルはどんどん消えていきます。

じゃあその一握りの稼げるライターになるためにはどうすればいいの!?

というわけで、ここからは酷い環境を乗り越えて稼いでいける人の特徴を紹介していきますね。

①コミュニケーション能力がある

ここまでライティングスキルとかいろいろいってきたんですが、コミュニケーション能力があると割と大丈夫です。

コミュニケーション能力って言っても対面の会話力とかじゃなく、メールのやり取りとかの、ビジネスマナー的な部分ですね。

っていうのも、

  • 「ライティングはそこそこできるけど返信は遅いです。ビジネスマナーとかも知りません」

  • 「未経験だけど返信は早いし丁寧です!なんでも吸収して実践します!貢献します!」

の二人だったら、ぼくは後者にライティングをお願いします。
(ほとんどのクライアントさんはそうだと思います。)

個人で仕事を取るってなると、スキルよりコミュニケーションの方が結構大事ですし、依頼者もそれを見てるんですね。

なので「丁寧にメールできるよ!」「修正とかも素直に受け止めて貢献したいよ!」みたいな人は仕事も取れるし、成長もガンガンしていけます。

ぼくもこれに気づいてから一気に仕事もらえるようになりました。
スキルは大事ですけど、ビジネスコミュニケーションはもっと大事。

②わからないことは検索して調べられる

わからないことをすぐ調べられる、っていうのも結構大事です。

記事を書く上でのリサーチ力はもちろんですし、クライアントとのやり取りでわからない単語が出てきたらすぐ調べたり等々…。

調べたけど出てこなかった〜とか、調べれば出ることをわざわざ質問したりとか、「本当に調べた?」みたいに思われてしまうような振る舞いはあんまり良くないです。

そしてこの「検索力」が高いと、最適な情報を集めていい記事も書けるんですよね。
わからないことがあったらすぐ調べる、っていう癖を身につけられるかは結構大事。

③フィードバックを素直に受け止める

クライアントさんからのフィードバックを素直に受け止められる人は、超絶成長します。

相当なモンスタークライアントでない限りは、基本的に

  • こうした方がもっとよくなるよ!

  • より良い記事にするために、ここを直してね!!

といったことを言ってくれているんですよね。

なので、これを前向きに吸収して、同じ失敗しないように意識するだけでも、レベルは一気に上がるんですよ。

多少耳が痛い時もありますが、自分のためになるのは間違いないので。
(少なくとも駆け出しの時なんか学び超多いです)

逆にここで「うるせ〜な」「修正めんどくせ〜な」みたいになっていると、稼げないままの可能性高いです。

④「実績を作る」ことを意識している

最後に、「実績を作って高単価案件を取るぞ」って意識を持てている人は、ガンガン成長していってます。

やっぱり、未経験や駆け出しだと安い単価の案件でも仕方ないんです。
でも、それを次に繋げていく意識が大事。

  • これを実績にすれば、次はもっといい案件が取れるぞ

  • より良い仕事を取るために、ああいう実績が必要だな

というように、仕事をとって実績にする!実績を作って仕事をとる!っていうサイクルをどんどん回すようにしましょう。

駆け出しのうちは、この意識めちゃめちゃ大事です。

         \WEBライターで稼ぎたい人は必見!/

未経験の方や、副業で全く稼げていないという方は、ぜひチェックしてみてください。


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