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非公認、公式共に連続入賞 ラピーヌ採用型王契約解説

どうも、久々に書くので感覚忘れてるヤマタノヒドラ愛好家 ケンスケです

今回は6月に行われた60人規模の非公認「アテナの方舟杯」にてベスト4、約50人規模の超バトラーズで最終戦残りで4-1、バトラーズツアー2024の仙台会場でベスト8、幕張会場でベスト4と、連続各月予選抜け及び上位入賞という結果を残せた使用デッキ
「ラピーヌ搭載型の王契約」
を解説していきたいと思います

最後の方にAOA及びその後のCS環境での王契約の立ち位置と、現在使ってる新対応用構築もありますので是非に
友人に「お前に金を落とさせろさもなくばわかってるよな」と脅されたのでそこの部分だけ有料にしてあります
気が向いたら購入検討してみてください


王契約の選択理由

まず何故今回のこれらの大会に王契約を持ち込もうとした理由として、自身の練度にある程度の自信があったというのもありましたが、一つとしてリーサルの再現性の高さと、速度が他の雑多デッキより頭一つ二つ抜けており、予選最序盤などの何が対面にきてもおかしくない状況で、よっぽどのことがない限り安定して勝てると判断したからです。どの大会も予選のみでも約6回ちかくのバトルを要求され、こなしていかなければいけない状況の中で、デッキの中の半分近くが初動札でかつ、その大半がドロソで構成できるため、最悪2ターン目からの最大加速で、まくり返すことも可能であるというのが魅力でした。このデッキのメタである「暗黒の塔」がtier1と言われるアイボウとハデスに採用されてはいましたが、先1、もしくは後1の最速着地かつ、初動2枚貼られるようなことがない限りは切り返しが可能であり、暗黒の塔をフルバリューで使ってくる可能性のあるデッキがそのtier1デッキの2種のみに縛られ、最低1敗ラインが許容されるという状況下で踏むのであれば、それらtier1が全勝ラインに残り、最低限1敗ラインでその他の雑多を確実に仕留めきれればいいのではないかという発想に行きつき、最終的には練度をあげて当日を迎えるという選択を取ったのが今回の使用理由になります。

4大会での使用レシピ

アテナの方舟杯&超バトラーズ
仙台会場
幕張会場

戦績

アテナの方舟杯

予選
獄契約 ○
極契約 ○
秘契約 ○
ハデス ×
光導  ○
アイボウ ○
予選2位抜け
決勝
刃契約 ×○○
ハデス ×○×
3位決定戦
アイボウ ○××
結果 4位

超バトラーズ

雷契約 ○
冥契約 ○
アテナ ○
獄契約 ○
ハデス ×

仙台ツアー

予選
幻契約 ○
タワーアイボウ ×
スターク銀契約 ○
アテナ ○
獄契約 ○
刃契約 ○
獄契約 ○
予選15位抜け
決勝
ハデス×
結果 ベスト8

幕張ツアー

アマテラス ○
アイボウ  ×
ハデス  ○
ヘルメス ○
零契約  ○
血契約  ○
アイボウ ○
10位
決勝 
三災天契約 ○
三災天契約 ×
結果 ベスト4

なぜ今ラピーヌだったのか

上記の3デッキ共通の特徴として、一般的な王契約の必須カードであった「近衛獅団オルト・タイガ」が不採用で、代わりとして「近衛獅団ラピーヌ」が入っています。

みなさんご存知ラピちゃんは女の子です(重要)
にゃんにゃんお

オルト・タイガは、3コストでラオンでのノーコスト召喚枠になり、いざという時の不意打ち打点にはなるけれど、序盤はドローで手札を早いとこ回転させて準備しに行きたいのでドロー効果を持っていない故に、足を引っ張る状況が結構ありました。また、序盤でコアが欲しいなと思える盤面が少なく、かつ今環境はお互いのアタックステップにカウントを伸ばしてくるデッキが環境上位にのさばっているので、1コアを増やすためだけに殴るのは、リスクと相手に与えるアドの方が大きく、そもそも基本最低限のコア運用で高速回転できるのが王契約の特徴であるため、リーサルのみにしか関与できないカードを入れている暇がなく、個人的に評価があまり高くなかったです。また、アイボウではセトやベヒードスXVで止まらない絶甲の採用枚数が、ピン刺しが多かったり、白晶の採用が安定化しいて、そもそも絶甲の採用率が下がっていました。さらにそんな中で某プロプレイヤーの夜族が台頭し、その中に採用され、獄契約にも入りつつあったビランバが顔を見るようになり、最序盤の最速リーサルを目指すと踏むという可能性をはらんでいて、オルト・タイガの存在自体が下火であると判断し採用から外れました。
しかし、アタックステップ終了メタが不採用によりリーサル力が欠如してくるため、全体の火力をカバーしつつ、回転力を底上げしながら、セトとの噛みつきも良く、オルト・タイガよりも誘発を踏みにくいということでラピーヌの方が有用であると判断されてきました。また、最序盤のメインステップで相手盤面に干渉できる点も強く、契約を潰すプレイングもでき、相手次第でかなり小回りのきくカードで、4コストということで契約のラオンでは踏み倒せない点がネックにはなってくるものの、竜騎兵やカイゼルなど踏み倒し方法は十分にある上、基本先行1ターンで基本的に2シンボルは並ぶものなので、手出しもそこまで苦しいものではなく、コションやフェディックのアクションと支払いがほぼ同じと考えてもあまり気にするものでないというところがあります。ドローできるAFOでもあるため、これでカイゼルからAFO持ちドロソを最大5枚展開し、無理やり10枚ドローからキングといったリーサルに確実に必要なカードを探すことも可能になります。カイゼルから展開できるダブルシンボルの獣頭という点も評価点で、単純にマジックを使えなくさせる6打点生成が強く、バーンを念頭に入れないリーサルでもそれだけで打点を用意できるのもラピーヌならではになります。単純に獣頭の割合も増えるので、3枚落としの神託でのコアの乗る割合も上がり、セトを出したターンでの神域達成まで狙っていけるのも採用の強みになります。




対面知識

・アイボウ 不利
基本は不利です。特に「タワー型」と呼ばれる暗黒の塔やダークタワーが入っているのは特にです。
言えることはただ一つ、『引かれる前に轢き○せ!」これに着きます。ギリ1枚程度なコションでカバーできなくはないが、そんな都合よく相手が複数枚引いてないなんてことはないのではい。
ドロソ豊富なデッキタイプ故に基本的に受け札の1つや2つ持っているだろうのスタンスで常にバトルが要求されるので、セトかベヒードスのどちらかはアクティブにしておきたいところ。基本リーサルは絶甲の要求必須なのでキングプランが決めやすいです。序盤アイボウポン置きスタートの時はラピーヌで破壊すると、あとの展開が楽になってくるので大事にしておきたいです。

・ハデス 微不利
先二つのイベントは2章環境前だったので暗黒の塔の搭載がメジャーでしたが,新弾環境になってから暗黒の塔が抜け始めてきたので、以前より圧倒的に戦いやすくなりました。
ジャグラーと紫の世界がしんどいですが、紫の世界に関しては、相手が神託やらなんやらで自分で落としてくれる可能性も高いので、引かれたら引かれたでその時はその時、くらいの感覚でいいと思ってます。あんまり複数枚貼られたこともないですし。ジャグラーに関してはコションとフェディックを駆使して被害を最小限に抑えながら立ち回りましょう。ナルシスとベヒードスの回収もそれぞれの個別効果になるので、ジャグラーで1枚しか戻せないし、盤面の状況と相談しながら使って被害を抑えながら動かしましょう。カイゼルの展開は相手のバーストと相談しながら展開しましょう。イポポタムか青の世界のどちらかとナルシスは終盤まで構えておくプレイングを心がけると戦いやすいと思います。ヴァジュラムがトラッシュにある時は強制破壊のハイドラインの扱いには気をつけましょう。
アイボウよりかは戦いやすいですが、結局引かれたくないものを引かれるか引かれないかではあるので頑張って轢き○しましょう。


・造契約 不利
正味半分ハイヴゲーなとこがあります。最初動でハイヴ貼られる、もしくは手持ちの初手3枚の中にデイブレイカー2枚持ちとかなければ最速トップスピードで刈り取れはします。
初動は頑張ってお祈りしましょう。ハイヴがなかったら相手が落としてくれたカードに全身全霊の感謝を込めてカイゼルとキングを駆使して轢き○しましょう。


・幻契約 有利
速度と手数で基本はこっちが有利。できる限りリーサルにナルシスを絡めて立ち回りたいです。よっぽどなことがない限り6を指定してパランティカから出てくるアンブロフィールドを潰して、あとはセトの神域で押し潰していけば大丈夫だと思います。基本召喚したAFOスピリットは自壊してトラッシュに送ってから必ずエンドしましょう。ピヨフィールドでもAFOをデッキ下に送られて後半しんどくなるのでこれは必ず意識しておきたいです。
たまにカイゼルの煌臨時でカノンフィールドをバーストで踏んで全滅なんてこともあるので油断は禁物です。なのでカイゼル使わずに盤面並べてキングで締めるなんてこともよくあるので覚えて置きましょう。アンプルフィールドの幻魂効果がキングプランではしんどいので、キング+ナルシス含めたAFO盤面で最初6指定から、アンプルで止められたら次はナルシスで殴って5を指定からのカイゼル裏契約の展開乗り換えてビートなんて逃げ道もあるので覚えておくといいと思います。ラヴァーズも念頭に入れておきたいのでラオン含めて4体以上並べておくと安心です。



・天契約(三災型) 微有利
幻同様速度と展開力にはこちらに分があります。踏みたくないバーストをケアしておきながら、カイゼルからの大量展開の速度で押し潰していけます。相手の使いたいメタが大量に刺さるという対面ではないし、運数フラジャでセトの神域に期待ができなくなるというのがあるが、復帰させた次のターンでフラジャを潰して行けるのもあるし、セトをアクティブにできる方法はそこそこあるので大きな被害は少ないと思います。ちょっとこっちの動きが硬いときは相手がジゴトゥールを能動で開く場合があるので、ラオン以外全部トラッシュに送ってからエンドなんてこともするので覚えておきましょう。鉄壁戦術を貼っておけば創世の範囲外ネクサスであるため基本は除去られずシンボルが残るネクサスなので、オバジャをアビスアポカリプス下でも打てるようになるので貼っておくとちょっとだけ安心かもです。


・アテナ 有利
圧倒的速度で有利、セトのコアにも触れられないので、神域貼ってアテナの上のコアまで没収できればほぼ勝ち確。ただし、ラムダが手元に貼られるとバーンができなくなる上、バウンスで打点を減らされるので、キングプランで押し切ると戦いやすいです。


・血契約 五分
お互いの初速勝負。ジェリームを貼られると若干キツイところがあるけれど、一体分しか打点を減らせないので、竜騎兵を駆使してメインで頭数を並べて、同時並行で相手の盤面潰していきながら、足りない打点をカイゼルでカバーしていく戦い方が理想。それ以上かかると基本こっち側は返す手段がとてつも無くしんどくなるので、盤面に見えてカットされる想定の打点+2打点を生成できる計算で組み立てると戦いやすいかもです。


・ゼッター極契約 有利
序盤ハンドを伸ばしにくいので、初手持ちの受け札引っ剥がしに、ある程度は突撃していいと思います。バーストは基本的に7を連打し続けて、ショコドラ・ウルムの更地にだけ気をかけて戦いましょう。


・獄契約  微有利
とにかく初動は竜騎兵、もしくはアークハイドラのどちらかを死ぬ気で持ってきましょう。誘発はちょっと不安ではありますが復帰があるのであれば初動はヴァントゥース着地分のコアを念頭に入れて、次のターン着地しないことを計算しながら、1点だけ刻んでもいいと思います。
ヌーヴェルからのリュービ+ロードジャバドなんてそんな都合のいい手札揃ってへんやろくらいの心持ちで、カイゼル煌臨から突撃しましょう。キングまであるとロードジャバド以外の裏目は基本潰せるのでワンセット揃えておくと安心。メインでカイゼル乗せても鉄壁戦術があるとデザールやスコルエンペラーでは盤面基本無傷なので余裕があったら程度でいいので貼っておくといいかもです。


刃契約 五分
圧倒的トップスピード勝負。お互い轢くかか轢かれるかの試合。流石にファイアフィンかジェネバーグを先行で貼られるとしんどい。ただ盤面の制圧能力と受け札に対しての対応力にはこちら側に分があるので、うまいことカイゼルとかでリソース差に早いとこ持っていきたいところ。


これ以降環境と王契約について

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