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UFOの謎

K.S.R.C ResearchReport FileNo.200031
オリジナル公開日 2000/7/9 報告
報告者:Ken-chang

 UFOとはUnidentified Flying Objectsの略でありアメリカ空軍の正式略語である。日本語に訳せば「未確認飛行物体」ということになる。文字通り、正体不明の飛行物体を総称してUFOと呼んでいる。飛行機も、鳥も、それが未確認の状態であるならばUFOなのだ。

 そう。そう言った意味ではUFOは確実に存在するのだ。

 しかしながら、飛行機や鳥の誤認されたもの以外にも、確実に何かが目撃されているのも事実である。そう言ったUFOの正体は何であろうか。

 UFOの正体にはいくつかの仮説が提示されている。その主な説は以下の通りである。

①地球外生命飛来説
高度に文明の発達した地球以外の惑星から異星人が乗ってきているという説。
最も一般的にささやかれている説がこれである。

②宇宙生物説
UFO自体が未知の宇宙生物であるとする説。
複雑な動きをするものはそれ自体が生命体ではないかという説である。
しかし、この説では搭乗員の目撃例を説明できない。

③タイムマシン説
過去の歴史を探るために、未来の地球からやってくるとする説。
目撃されているUFO搭乗員の姿は、小さな体と不釣り合いに大きな頭が特徴であるが、これは我々人間がこのまま進化した場合の想像図と極めて類似している。

④秘密兵器説
アメリカが極秘に開発している新兵器の一種ではないかとする説。
UFOを地球外生物の乗り物という説に拒絶感を示す学者もこの説には何故か納得する場合がある。

こういったところがよく言われている説であるが、他にもおもしろい説がある。

⑤異次元生命飛来説
我々の住んでいるこの3次元ではなく、4次元といった異次元の生命体がUFOに乗ってやって来ているのだという説。
異次元の証明が難しい上に、そこでの生物の証明はなおさらである。「これは神様のしたことよ」といえば何でも説明できるのと同じであるが、結局は何にも説明できないのである。

⑥意識投影説
UFOとは我々人間の心を投影したものであり、物質としては存在しないという説。
この説でおもしろいのは、搭乗員による誘拐事件、いわゆるアブダクションケースをPTSD(心的外傷後ストレス傷害)で説明できる点である。目撃例で多い搭乗員は頭部が大きい子供のような体型をしているが、これはまさに胎児の体型と一致している。人間は出産時に細い産道を通ることによりかなり苦しい経験をしているが、そのことが心理的外傷となり我々に幻覚を見せているのだという。

 このように様々な仮説がありながら、現在ではまだUFOの正体を特定するには至っていないのが現状だ。それは物的証拠が少ない事と世界規模での真剣な研究体制が出来ていない事に他ならない。一刻も早く世界規模での真剣な研究機関の発足を期待したい。

 さて、正体はわからない他にもUFOにはまだ謎がある。その中でも、その飛び方は飛行機等と比べた時、極めて異様である。
 普通、飛行機は真っ直ぐ飛んでいる。これは地上と異なり障害物のない空では極めて効率的な飛行経路であると言える。しかし、UFOはこれとは異なりジグザグに飛行するのだ。

 これは一体どういうわけか。

 UFO自体の飛行メカニズムが不明なためあくまでも仮説の域を出ないが、以下のように考えられないだろうか。

 川は必ずしも真っ直ぐ流れているわけではない。それは地形により左右に蛇行して流れた方が効率的だからだ。なぜならば、水は高いところから低いところに流れるためである。より低いところへと向かって流れるため左右に蛇行しながら川は流れているのである。

 これと同じ事がUFOにも当てはまるのではないだろうか。
空中にもより効率的に飛ぶことが出来るラインが存在するのではないだろうか。それは空気の流れのようなものではなく、重力場や電磁場的なものかもしれない。UFOはその電磁場的にポテンシャルのより低いところを求めて飛行するため、一見非効率的に見えるジグザグ飛行をしているのではないだろうか。

 実は、ジグザク飛行こそしないが、電磁場を利用した飛行機はもうすでに実用化されているのである。民間機ではなく軍用機ではあるが。

 それは、1981年アメリカ空軍がノースラップ社とゼネラル・エレクトリック社に依頼して開発したB-2ステルス爆撃機なのである。
 ステルス機のメイン推進力は通常のジェットエンジンを利用しているが、これにはもう一つ驚くべき推進力が利用されているのである。
 それは「ビーフェルド・ブラウン効果」に基づいているのだ。
 ビーフェルド・ブラウン効果とは強い誘電体の両端に高圧をかけることで強い電磁場を発生させ、電場勾配が推進力を発生させるというものだ。電場勾配とは電荷の相互間に働く力の場においてベクトル量の大きな方から少ない方へ流れることを言う。まさに水が高い場所から低い場所へ流れるように、電荷が高い場所から低い場所へ流れることにより推進力を得るのである。
 ステルス機の主翼の部分には推進方向にプラスのチャージを与え、尾翼にはマイナスのチャージを帯電させる。そうすると、マイナスからプラスの方向へ強い推進力が働き、機体はスピードアップするのである。

 このようにステルス機の推進力の一部は、電場を利用し重力場を制御したものなのである。
まさにアメリカの科学技術の粋を集結させた最先端の爆撃機なのである。が、それ故にこの技術はアメリカが極秘裏に入手したUFOからの技術ではないのかという疑惑が付いてまわっているのである。

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