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サッカー分析の留意点
皆さんこんにちは。体調は万全ですか?
今日もお体に気をつけながら頑張りましょう!
さて、今回はサッカーアナリストによる、サッカー分析における留意点のひとつをご紹介です。
その前にもっとサッカーの基礎的なところからお話するべきかもしれませんが、ちょっと飛び越えます。
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90分+アディショナルタイムで行われるサッカーにおいて、時系列で追うのは当然です。
そのプレーは何分に行われたのか、そのゴールはいつ生まれたのか。これは誰しもが見れる「事実」です。
時系列に沿って見ることは大事ですし、それに沿ってまとめることが重要になってきます。
また、時系列のみならず105m×68mのピッチ上に計22人のプレーヤーが存在するため複雑化するサッカーにおいて、起こった事象を1〜2ページにまとめるのは容易ではありません。
これは文字や図によるレポートの話です。
一方で、90分+アディショナルタイムを5〜10分くらいの分析映像として凝縮する話も同様です。
ここで必ず起こるのが、「詰め込み過ぎ」による「焦点の不明瞭」です。
分析レポートを作るにしても、戦術ブログを書くときにも、映像編集するときにも、もっと言えばサッカーに限らず論文を書くときにも共通するのは、やはりブレをなくすこと・矛盾をなくすことが重要だと言うことです。
例を挙げてみます。
「Aチームがポゼッションを仕掛けていたとき、Bチームの守備の仕方として4-4-2を採用し、相手の動きに対して付いていくのではなく受け渡すことで自分のゾーンを崩さず、サイドに追いやったところでプレスを強め、最終ラインのアップダウンは少なく、しっかり構えた上でハーフラインを越えたくらいで中盤と最終ラインの間にボールを入れさせるところを狙って奪いに行っていた」
という守備に関する一文を例にすると、かなり抽象的であり情報が多い。受け取る側はこれだけでは整理できず、別の場合は?とか、それいつの時間帯でも行っていた?とか状況を頭の中でまとめられないケースが多くなります。
さらにその後、
「Bチームのボランチは相手のボランチから縦パスを入れられた際、ポストプレーのために降りてきた相手のFWを自分たちのCBと挟むようにしてプレスバックを行い、バイタルエリア※を狭くすることで奪うケースが増えていた」
(※バイタルエリア:ボランチとセンターバックの間のスペースのこと)
一見、両方から推測すると「バイタルエリアで厳しくチェックしにくるのかな?」と分かりますが、その一方で、「サイドに追いやって縦パスを入れさせるのではなかったのか?」とか、「最終ラインのアップダウンは少なかったのにポストプレーに降りるFWに対して出てくるのか?」といった前文に対する矛盾点・疑問点が生じてしまいます。これを避けていきたい。
監督やチームの戦略的に、キックオフから10分とか、終盤とか時間に応じてやり方を変える方法もある中で、事象を端的に入れ込みたいがためにこういったまとめをすると、その試合を見ていない人からすると非常に画として見えづらくなってしまいます。
分かりやすいまとめとは、例えば以下のようなやり方がひとつです。
・・・この続きは、オンラインサロン【CiP】にて。
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