The Satoshi Trial 13日目
2024年2月22日 宍戸健
「クレイグ博士はサトシじゃない裁判 by COPA」(通称:COPA裁判、サトシトライアル)続きます。昨日(21日)審理は13日目です。いよいよCOPA/Dev側の証人の尋問が始まりました。私、昨日は所用のため、残念ながらビデオ傍聴することができませんでした。やはり証人の表情が見れないのでかなり情報が欠けますね。
本日は仲間達のライブツイートなどを参考にまとめます。
1.1.Schedule
2.Marti Malmi (通称Cobra)
Marti Malmiがビットコインを知ったのは、2009年の4月でした。Marttiはフィンランド人で当時は血気盛んな大学生だったようです。サトシはMartiにオープンソースソフトウェアの開発・ダウンロードサイトとして老舗のサイトSourceForgeにBitcoinのFAQとForumを作るように頼みました。
(2024年2月23日追記: Marti MalmiからSatoshiへのメール(証拠資料)がリークされた様子。内容からみて、整合性はある。)
しかし、Martiはその後SourceForgeからサトシが所有していたBitcoin. orgにコンテンツを移動し、その時にBitcoin. orgの管理権限をすでにもらっており、その後サトシの管理権限を剥奪したようです。
その部分についての尋問です。
Orr:クレイグ博士側弁護士
MM:Marti Malmi
SF: SourceForge
Orr: フォーラムをSFから切り離した理由について話しましょう。
MM: わかりました。
Orr: まずそれらは最初にbitcoin. org に移ったのでしょうか?
MM: はい。
Orr: あなたがそのドメインを管理していたのですか。
MM: それらをすべて同時にサーバーに移動したと思います。
Orr: これがそのときのスクリーンショットです。
MM: はい。最後に編集されたのは 2013 年だったと思います
Orr: http://forum.bitcoin.orgに移動され、ドメインが SATOSHIからSiriusにされたと書かれています。わかりますか?
MM: はい。
Orr: Siriusはあなたですか?
MM: はい。
Orr: それがあなたのハンドル名。
MM: そうです。 [急にイライラした様子]
Orr: その移行はいつ行われましたか?
MM: 2011年だったはずです。
Orr: もっと早かったでしょうか?
MM: そうではないと思います。
Orr: それを明確にできるかどうか見てみましょう。ここでは、Bitcoin. orgからBitcointalk. orgに移行したときにコピーされたと述べています。それでまた移転されたんですか? SFからビットコイン、そしてビットコイントークへの以前の動きを超えるさらなる動き。 SFからの移行した最初のタイミングを明確にしてもらえますか?
MM: タイミングは覚えていませんが、2009 年の私のメールを見れば明らかでしょう。
Orr: bitcointalk (BT)への 2 回目の移行は 2011 年 6 月に行われました?
MM: 2011年夏でした。
Orr: CSW がそれについて何と言っているか見せてもいいですか?別のサーバーに移行されたのでしょうか?
MM: サーバーのことは覚えていません。ドメインはサーバーを変更せずに変更できますが、ホスティングは無料ホスティングのMark Karpelesのサーバーに移動しました。
それとも、BitcoinOrg フォーラムは新しいサーバーに移動されましたか?
MM: ある時点で。そしてドメイン名変更。
Orr: bitcointalkに移行したとき、URL とホスティングだけが変更されたとおっしゃっていましたね。ある時点でホスティングが変更されたことに同意しますか?
MM: はい。
Orr: サイト上のコンテンツとサイトの運営方法を変更するための制御を含む「ホスティングの取り決め」という言葉に注目しているだけですか?
MM: はい。
Orr: 別の CSW ステートメントを見ましょう。この段落を読んでから質問します。
MM: 段落全体を読んでほしいですか? [イライラした様子で]
Orr: データベースを移動しても、root 管理者権限は自動的に移行されませんか。
MM: 典型的にはその通りです。
Orr: それで同意しますか?
MM: はい。
Orr: CSWは。管理者特権をリセットせずにデータベースを新しいサイトに移動する方法はないと述べています
MM: いいえ、新しいサーバーで同じ認証情報を使用できます。
Orr: でも自動転送されないんですか?
MM: はい。
Orr: しかし、管理者特権を転送せずに移動した結果、サトシのアクセスが削除されたというのは正しいことでしょうか?
MM: いいえ、それが目的ではありませんでした。
Orr: 目的ではなかったかもしれないが、結果としては?
MM: はい、でも私はナカモト氏を尊敬しています。彼に尋ねるだけで済みます。私は彼に管理者権限を与えます。
3.Adam Back, Blockstream CEO
言わずと知れたAdam Back氏です。その証言から一部を翻訳します。いったいどの口が言っとるんじゃと思いました。
Orr: それではBlockstreamについて話しましょう。あなたはCEO兼創業者ですよね。他に誰がいますか。
AB: Gregg Maxwellなどを他に大勢の創業者がいます。
Orr: あなたは開発者訴訟の被告であり、COPAメンバーでもありますか?
AB: はい。 BlockstreamがCOPA に参加したのは、ビットコイン関連の研究で特許を取得し、その特許がビットコイン以外で使用できないようにしたためです。 COPAにはより多くのリソースがあったため、私たちはCOPAの特許スキームを統合しました。私たちは、COPAが公になるまで訴訟を開始したことを知りませんでした。
Orr: それで、COPA はどのようにしてこの主張をしたのですか?
AB: 分かりません。
Orr: あなたは Blockstreamをビットコイン技術会社だと説明していますね。あなたのサービスの1つはLightningですか?
AB: これはリファレンスですが、オープンソースです。 Blockstream専用ではありません。
Orr: それはあなたのビジネスの重要な部分だと考えていますか?
AB: ブロックチェーンはスケールすることが難しいので...
Orr: ということは、LightningがBlockstream社の重要なサービスということですよね。
AB: はい。
Orr: CSWがLN はビットコインの原則に対する裏切りであると言っているのをご存知ですか?
AB: 彼の証人の陳述を読みました。
Orr: ビットコインに対するあなたとCSWの見解には根本的な違いがありますか?
AB: 本当に分かりません。
Orr: 声明を読みましたか?
AB: はい。
Orr: つまり、CSW がサトシとしてここで敗北するのを見ることに経済的利益があるということですか?
AB: それはわかりません。
Orr: クレイグ博士が訴訟に負けることはBlockstreamのビジネスを促進します。
AB: 私はオープンライセンスを持つことは公共の利益だと考えています。そこには30,000のコインがあります。私たちは彼らを競争相手とは見ていません。
Orr: それがあなたとライトの違いですか?
AB: もう少し詳しく説明してもらえませんか?
Orr: BTC対BSVに関してあなたたち二人の間で論争がありますよね。
AB: ビットコインはオープンテクノロジーであることを心に留めておく必要があります。ビットコインに欲しい機能について私が強い意見を持っていたら、おそらく失敗するでしょう。チェスのルールを簡単に変えることはできません。莫大な経済的利益があるため、合意に達するのは非常に困難です。つまり、BCHやBSV のようなさまざまなフォークは、ルールを変更できないことを受け入れられない人々によって作成されたため、独自のニッチなチェスゲームを設定したのです。フォークの市場価値は BTCの1%未満です。
Orr: 逆の見方は、サトシのビジョンに反する道をBTCに導いたということです。
AB: サトシについて聖書に言及するのは危険です。この点については市場の意見がほぼ一致していると思います。多くの人がビットコインを変更したいと考えていますが、機能するものは広く選ばれたものだけです。勝てないと思った人たちがフォークを始めるのです。BSV はフォークのフォークです。
以上です。KurtのLive Tweet Threadを元に一部翻訳しました。もし気に入ったら投げ銭をお願いします。($kurt)。
その他、Gavinのまとめはこちらです。
本日は以上です。
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