TimeCoin
2022年9月21日 宍戸健
ノルウェーでの宇宙猫との裁判の審理が先ほど終了した。判決は11月8日以前までに発表される予定です。詳細分析は今後していきますが、本日は裁判に証拠資料として提出された"TimeCoin"のホワイトペーパーについて書きます。
この写真は裁判所に許可受けたノルウェー人BitCoiner $Bardia (HandCashハンドル。チップ歓迎)が撮影したものです。このファイルは2008年5月6日に作成されたものだそうです。(ちなみに宇宙猫側はこれも偽造したと主張してますww。)
クレイグ博士によると2007年にビットコインのメカニズムは完成して、5月からWhite Paperを書き始めた。その時は80ページもあったそうです。それから書き直してどんどん短くしていったそうです。
名前についてはTimeCoin, TimeChain, BitCoin, Bitcoin等複数考えていて最終的にBitcoinとしたそうです。
Bitcoinのプロジェクトのスポンサーとしては、最初は2008年まで勤めていた会計監査会社BDOで、役員会でプリゼンしたけど最終的には採用されなかった。そして、その後はMicrosoft本社に転職してビットコイン採用を持ちかけ面接で採用されかけたけど、リーマンショックの影響で採用枠がなくなったそうです。
なぜスポンサーが必要だったかというとPOWマイニングを採用したことで、すぐに膨大な費用がかかるマイニングパワーが必要になることがわかっていたからです。このためデータセンターが使えるスポンサーを探していたのです。
そして勤務していた会計監査会社BDOもリーマンショックの影響で早期退職の募集を10月に開始したので、割り増し退職金がもらえるパッケージに応募、退職が確定した日2008年11月1日(オーストラリア)にビットコインホワイトペーパーをリリースしたのでした。
本日はココまで。これらの情報はノルウェーの裁判所で証言した下記のYouTubeで聞くことができます。(合計約4時間。クレイグ博士のクリップでこれが一番長いです。)