#45 僕の人生を変えた作品③
バナナフィッシュ (フジテレビ系列アニメ 2018年放送終了 全24話)
アニメの舞台はアメリカのニューヨーク。財界、政界、金融など、世界の中心都市として栄えるこの街に存在するアンダーグラウンドの物語。主人公の一人17歳のアッシュ・リンクスはギャングの抗争においてニューヨークを支配していた。彼はニューヨークの治安をある種維持していたと言っても過言ではない。マフィアのボスにもお気に入り認定され、マフィア連中でも彼になかなか手を出せない。(マフィアとは犯罪組織。いわゆる暴力団みたいな?、ギャングは暴走族みたいな?)
もう一人の主人公は日本人の奥村英二。彼は日本の大学生。たまたま先輩のカメラマンに同行して、アメリカのギャングであるアッシュの取材に日本から訪れた。言っちゃえば大学の夏休みに旅行のついでに取材しにいった。みたいなノリ。
そこでアッシュと出会い。英二の純粋さを見たアッシュが、彼の事を気に入ったため、ともに行動するようになる。といったところが前置き。
物語が進むにつれ、話がどんどんやばい方向になっていきます。アッシュがたまたまマフィア連中から手にした薬が、人を殺戮に満ちた凶器人間に変貌させてしまう薬であったため、アッシュはその薬を巡り、いろいろな連中に追われることになる。例えば、軍事組織や財界のドンみたいな人達も介入してきて、その薬を巡ってさまざまな抗争が起こりまくる。
ちなみにその薬の名前がバナナフィッシュという名前なんですよね。
この作品の見どころはなんといってもアッシュとエイジの友情にあります。17歳の若さでギャングのボスとなったアッシュには信頼できる人間が居ませんでした。それもそのはずで一瞬でも気を抜けばアブない奴らに銃口を突き付けられる社会なので、基本的に彼は周りの人を信用しない。
そういえばアッシュは、オーサーという悪い奴(アッシュのライバルのギャング)に銃を触られただけで、アッシュはオーサーの指をちょん切ったことがありました。
そんな短気で怒りっぽく、希少の荒い彼が、エイジに対してだけは唯一心を許し、中国王朝(チャイナタウンを治めていた)のユエルンという男にエイジが囚われてしまった時も、
「エイジの命を救いたかったら、この銃で自分の頭を射抜け」と銃を渡されて、問答無用で自分の頭に向けて、引き金を引きました。まあ、実際は弾が入っていなかったのですが。(ユエルンはアッシュに取り入ろうとしたが失敗)
この作品の圧倒的おすすめ回はなんといっても最終回のラストシーンなんですよね。賛否両論があるのですが、僕はあの終わり方がめちゃくちゃ好きなのです。今でもたまに最終回だけ見たりします。
この作品を見て。僕の人生がどのように変わったのか。それを書いていなかったですね。
それはファッションです。アッシュはギャングのボスとして君臨していますが、彼のオフの過ごし方は図書館に行き、本を読みながら勉強をすることです。アニメの中で何度も図書館でアッシュが本を読んでいるシーンが出てきます。
普段はTシャツにボロボロのジーンズをはいている青年なのですが、図書館にいる時は毎回必ずおしゃれな丸メガネに小ぎれいなシャツを着ているのです。まあおそらく、顔の知れた人物なので変装も兼ねているのでしょうけど。
僕はそのスタイルに心を奪われたのです。めちゃくちゃかっこいい。
なので、僕はすぐさまJinsに行き、できるだけアッシュに寄せた丸メガネを購入しました。
そして、普段人と会う時はジャージしか着ないストロングスタイルをかましつつ、カフェで勉強しに行く時だけは、絶対におしゃれをして、髪の毛もセットして、小ぎれいな恰好をしていきます。
このカフェに行く時だけはバチコリおしゃれを決めていくルーティンを見出した。そういう意味でこの作品は、僕の人生を変えたと言っても過言でないでしょう。
おすすめのアニメです。見ている人いたら連絡ください。語りましょう。