1年の努力で5年は食える
こんにちは
けんしろう常務です
さて今回は、人生を大きく左右させる「タイミング」について話します
【まだバレていない当たり前】
先日 友人からこんな話を聞いた
入社5年目になった今 すごく仕事にやる気がでてきた
入社してからずっとダラダラと仕事をしていたけどこれからがんばろうと思う
そんな彼には真っ先に「退社」と「転職」を勧めた
もし自分以外の他の誰かに相談をしていたら「すごい!がんばって!応援するよ!」なんて言われていたのかもしれないと思うと複雑な気持ちも無きにしも非ず
やる気スイッチが全開になるまでの4年間 一体なにをしていたというんだ
まあ過去を嘆いても仕方がない
だからこれからの話をすることにした
あくまでも個人的な意見だからあまり間に受けないでと言いつつも心底本音
退社と転職については冗談で言っているんじゃない
がんばることはとても素晴らしいこと
ただ入社5年目の会社で急にがんばってもあまり効果が期待できない事実も知っておいたほうがいい
どこの会社を見渡しても社員の8割がダラダラと仕事をしていて使えない人間ばかり
必死にかんばる残りの2割で競争をすることになるから会社員で結果を残すってそんなに難しいことでもないかもしれない
ただがんばっても報われないことだってある
「がんばる」の定義は定かではないけれどもはじめの一歩としては量をこなさないと始まらないことは確実に言える
だからといってただ量をこなせばいいってもんじゃない
こなす「タイミング」がものすごく重要なんだってことが彼に伝わればいいなと思っていた
【今すぐやるのが正解なのか】
気分次第で急にやる気が出たからと言ってうまくいくわけじゃない
もちろん早いに越したことはないしやらないよりは良いに決まっている
「練習は嘘をつかないって言葉があるけど頭を使って練習しないと普通に嘘つく」とダルビッシュ有が言っていたけどそれと似たようなこと
基本的にがんばってもうまくかないことの方が多い
だから打席を増やしてたくさん量をこなすしかない
ピカソが世界で最も有名な画家になったのは天才でもなんでもなく単に多作だったからとも言われている
今日が一番若い日なんだから今日から死ぬほどがんばるに越したことはない
でもそれ以上に大事なのがタイミング
社会に出たばかりの新卒1年目とか転職1年目とか起業1年目に死ぬほど働くより効率がいいものはない
むしろそこで結果が出なければ環境を変える選択肢もいよいよ頭の片隅に置いておかなければいけない
受験で例えるとわかりやすい
最後の章で詳しく説明する
とにかくビジネスにおいての1年目の仕事ぶりは将来を左右する重要な一歩になる
入社する会社自体は正直どこだっていい
商社だろうがメーカーだろうがどうでもいい
常務は自動車業界という死ぬほどハズレな世界に飛び込んでしまった
しかしどんな世界にも必ず抜け道がある
飛び込んだ世界をハズレにするか当たりにするかは自分次第
仕事ぶりで違った世界が見えてくる
会社に入ってからの1年目の働き方次第で今後の人生が180°変わる
「入社して3年はやめない方がいい」とか言っている人間をみると教養って大事だなとつくづく思う
【公務員はなにも知らない】
教養は学校では教えてくれない
ある程度の教養は親とか友人とか先生とかから教わることができる
しかし社会にでてビジネスマンとして競争を勝ち抜いていくために必要な武器は自分で拾いに行くしかない
正しい大人になるために必要なことを教えてくれると信じていた学校の先生は本当に大事なことを知らない
大学で教員免許を取得して一般企業を経験することなく教員になる
一方で生徒役である子どものほとんどが教員になることはなく一般企業で社会の荒波に揉まれる
生徒のほとんどが教員になるのであればそれは理にかなっている
しかし一般企業で営業ノルマを課せられて上司からの罵声を浴びせられるようなプレッシャーや緊張感を彼らは知らない
あまりにストレスが少なすぎる
肉だって同じことが言える
ある程度のストレスが加わっていないと上質な肉には仕上がらない
学校の先生が一体なにを教えてくれるんだというのか
本当に大事なことは教えてくれない
正確には教えることができないのだ
常務は大学生の頃に教職課程を受けている
大学一年生の頃に教職課程を受けるにあたり志望動機みたいなものを要求された
"教員免許をとってもすぐに教員にはならない
なぜなら一般企業で働くことの辛さや楽しさ、社会で生き抜く技術を自分自身が知らないで一体生徒に何を教えてあげられるのだろうか"
そんなようなことを書いて提出したら苦笑いをされさすがに書き直してほしいと言われたことがある
こんなくだらないような現象が世の中には限りなく起こっているんだろうなと思った
はたまた警察官と会話をすると決まって口論になる
なぜなら彼らは敬語を話せない
人間の成長にはある程度のプレッシャーは必要なことなんだと皮肉にも彼らは教えてくれる
ちなみに大学の成績が悪すぎて教育実習にいくことが許されず教員免許はとれんかった
結果的には良かった(と思うしかない)
話を戻す
【大学受験】
うまくいかないと思ったら今すぐにやめた方がいいに決まっている
1年やってダメなら10年やっても同じ
場所を変えて気分もリフレッシュして再チャレンジした方がいい
チャレンジするのは無料だから
だらだら働いて5年目で急にやる気をだしたって意味がない
今だ!ってときを自分で見極めて狂ったように働くのがいい
目標を決めずにずっとがんばり続けるのはキツイからゴールや期限は決めた方がいいのかもしれない
規模感はなんだっていい
人によって体力もちがうんだから自分なりでいい
多くの人が経験をしている大学受験がわかりやすい例
たとえば高校卒業までダラダラと過ごしてFラン大学に入学したA君
大学2年生で目覚めて半年間死ぬほど勉強したって残酷なことにたいして人生は変わらない
死ぬほど勉強できるだけ立派ではあるが
だけれども大学受験がある半年前から死ぬほど勉強したら1ランクどころか2ランク上の学校にいくことができたB君
たった半年がんばっただけで1ランク2ランク上の授業を受け、そこで1ランク2ランク上の友人をつくる
死ぬほど頑張った期間は同じ半年であっても凄まじく違う
その時点でA君とB君には超えられない差が確実に生まれる
社会人で言えばわかりやすいのは新卒1年目
そのときに優秀だと思われたらいろんな場面でラクに展開ができる
とてつもなく可能性が広がる
世間からのハードルが低く期待をされていない新人だからできること
もちろん大器晩成で逆転してくる人間もいるけど極めて少なく確率も低い
起業1年目とか新規事業を任された1年目とか
前例がなかったり過去の自分と比べられようのないタイミングで結果さえ出したら「こいつはすごい」と簡単に思われてまた次の仕事が舞い込んでくる
だから頑張るのは大前提だとすればあとはタイミングがものすごく重要になる
常務は社会人になって5年目になるわけだけども
1年目につくった貯金で今も食えているんだと感じるくらいにあの1年間が重要だったと思う
新卒1年目の自分を少し思い出してみる
朝から晩まで休むことなく働き続ける
晩とはいっても22時とかじゃない
深夜2時3時は当たり前
帰って寝てまたすぐ仕事
休日なんてものはない
体調を崩した時が唯一の休日
血と汗を流しながら死ぬほど働いた
紛れもなく2019年で一番働いた日本人新卒ランキングでは第一位を飾るだろう
あのときがんばってよかったと本当に思っている
これからだって同じことの繰り返し
なにかを始めたときの1年目は死ぬほどがんばりたい
1年目に死ぬほどがんばると自然と2年目も死ぬほどがんばれるって話は内緒だけど
これからも謙虚な気持ちと反骨心を忘れることなくバカのように見せかけ利口者のように行動し続けたい
本日もありがとうございました